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シネマスタイル:未向インタビュー
江口のりこ PROFILE
1981年生 神奈川県出身


 5歳から劇団に入り、人気Vシネマ「くの一シリーズ」の主演でデビュー。現在映画、舞台、TV、雑誌など幅広い分野で活躍中。

 「花と蛇」で杉本彩のボディーガード役が話題を呼び、「ストーカーを愛した女」では主役を務める。

  イーネットフロンティアから「未向/real」、若月香織役で主演した「けっこう仮面」がアートポートからDVDとして共に発売中。

 様々な役をこなせる女優として注目株だ。
【ラブコレクション ココロとカラダ】
【STORY】
 学生時代にレイプされた経験を持つ恵子はすべてを捨て、東京で体を売って生きていた。そこに卒業以来、一度も会っていなかった知美が突然上京し、平穏だと思っていた都会の生活に変化が訪れる。愛とエロスを主題とした、本作を含む6本の作品群。
【CAST】
監督/安藤尋 脚本/玉城悟、安藤尋
出演/未向、阿久根裕子、棚橋ナッツ、池内万作、他
【INFO】
12月中旬、渋谷シネ・ラ・セットにてロードショー
映画祭で注目された『blue』の監督・安藤尋がメガホンを取る『ココロとカラダ』。
本作で妖艶な雰囲気と演技力で魅せた未向さんにインタビューだ。
画面とは逆に素顔はとってもキュート!!
江口のりこ
江口のりこ
江口のりこ
監督からの指摘が人生の転機になった!

◆『花と蛇』という作品を見た制作会社のスタッフが未向さんを気に入って、今作に起用したというお話を伺いました。
「杉本彩さん主演、団鬼六さん原作の作品で、ボディーガードの役でした。そのイメージで使っていただいたんじゃないかと」

◆エロティックな役柄ですね。
「SMのシーンや杉本さんとの絡みもあって、私生活では経験できませんね(笑)」

◆今作はトラウマを抱えているけど、一見普通のコという役柄ですね。複雑なキャラのほうがやりがいはありますか?
「そうですね。自分の弱さや悩んでることに対してのセリフがないので、そこをちょっとした仕草や言葉で見てる人に伝えられれば。台本をいただいたとき、まだどの役をやるのか決まってなかったんですよ。でも恵子に惚れてしまって、演りたいなって思ったのでうれしかったです」

◆難しかったことは何ですか。
「私は自然体がオーバーリアクションなので(笑)、普段のダメなところを安藤監督は見抜いてて『もっと自然に』という指摘をもらいました。積み重ねていた人間性に気づかせてもらったので、この言葉はこれからの人生において転機になりましたね」

◆ご自身で気をつけたところは。
「劇団に入っていて上下関係が厳しかったので、自然に人に気を使っちゃうんです。今回の役は自分本意に生きるコだったんで、地が出ないように演じました」

◆劇団に入ったきっかけは何ですか。
「保育園のとき学芸会で脚本を作ったんです。苗の代わりに畑にティッシュを埋めていった場面があったような…。芝居ごっこの延長ってかんじで入劇しました」


◆小さい頃から色々な役を演じてきたと思いますが、今回は体当たりの演技ですね。
「レイプされた経験があり、援助交際が日常的になってるコで。一見普通に暮らしてるように見えて、どんどん生活にひずみができてしまったという役ですね。昔の友達に男を寝取られて、そこから心のバランスが崩れていってしまったというか」

オオカミ少女を演じてみたいんです!?


◆援助交際の相手を偶然街で見つけたときの表情がとても印象的ですね。あのうれしそうな顔はどんな意味があるんですか?
「台本を読んだときその人に恋してるんだと思ったので、ちょっとした仕草で表してみようと。でも恋人関係になるといつか別れがくるので、深く踏み込むのも怖いし、お金関係で繋がってるんだよって自分にいい聞かせてたんだと思います」

◆演じること以外で苦労したことは?
「2月だったので寒くて体が思い通りにならないんですよ。お弁当を食べるシーンは窓を開けっ放しにしてカメラさんが外から撮ってたんですけど、箸がうまく使えなくて大変でした。ホント、辛かったです」

◆逆に楽しかったことは何でしょうか。
「共演者の阿久根裕子ちゃんと仲良くなって『男とはなんぞや』を話したり(笑)。あとは誕生日に池内万作さんがワインをくれたんです。すごいうれしかったんでまだ飲まないでとってありますよ」

◆では、本作の見どころはどこでしょう。
「援助交際してるコたちは、いつかどこかで狂うときが来ると思うんです。いろんな男の人とつきあうコも、満たされないから目移りするわけで。そういう女の子たちの心の揺れを見てもらえたらうれしいです」

◆これからやってみたいことはありますか。
「普通のコも演じてみたいし、プライベートじゃ経験できないようなこともやりたい。例えば、なんだろうな…オオカミ少女なんていいかも(笑)。あと詩を書いてるんで、写真集と一緒につけたらおもしろいんじゃないかと。そんなことを提案できるような女優になれたらいいなって思ってます」

◆女優を続けていく上でのモットーは。
「もっと芯が強くならなきゃダメだなって。個性的な役が多くて強いキャラクターだと思われてるんですけど、寂しがりやだし、けっこう迷ったりするんですよ」

◆最後に読者にメッセージをお願いします。
「決まった結末を押しつけた作品ではないので、映画を見た人それぞれで感じてもらえればいいなと思っています」


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