
---主演映画「妖怪奇談」についてお聞きしたいと思います。まずは、出演するきっかけを教えてください。
亀井監督と妖怪についてお話する機会があったんです。監督が考えている妖怪像が『人間と妖怪に境はなく、実は妖怪も普通の生活をしている。突然変異で妖怪になるのは自然現象で、誰にでもありえるんだ』という感じで。面白いな〜と共感して、ぜひ演じさせてほしいと思ったのがきっかけです。
---伴さん演じる主人公・みひろはネイルに執着する女性ですが、ご自身が執着しているものはありますか?
執着というか、いろんなジャンルの洋服を着るのが好きです。女の子っぽい服装も、ヒップホップもB系ファッションも着ますよ。マネージャーさんに『弁護士のオーディションがある』と言われればスーツも着るし。モデルをしていたので、着物は自分で着られます。守備範囲が広いみたいですね。
---それはスゴイ! 洋服にそれだけ凝るなら、ネイルにも気遣うタイプ?
みひろと一緒で実は私も、ネイルサロンに入るだけでワクワクするほど大好きなんです! そういう意味では、気持ちが分かるから台詞が覚えやすかったですね。でも、もし主人公のように爪が伸び続けたら『こういう爪がこれから病気として流行るから、治す薬を作ってください!』って真実を公表するかも知れませんけど(笑)。
---極端に長い爪をつけているシーンが多いですが、休憩時間など苦労はしませんでしたか? お昼ご飯とか…。
撮影最終日は一日中つけたままでした。1時間休憩を取るだけなのに爪を外すと、スタッフさんに手間をかけてしまうし。だからマネージャーさんに飲むゼリーを流し込んでもらったりして。介護状態でした(笑)。でも、私が食事をしないと、現場のスタッフさんも誰一人、ご飯を食べないんです。撮影中も、誰も座らないで集中していたし。みんなでひとつのモノ創りをしていると体感できる素晴らしい現場だったので、監督を始め、他スタッフさん全員と、また一緒に仕事ができたら嬉しいです!
---では、現場ではスムーズに撮影が進んだ感じですか?
みひろはアルバイト仲間の女の子2人に意地悪される役柄で、本番は身体を張って罵り合ったりもしてるんです。でもカットがかかると『ごめんね。今の痛くなかった?』みたいな(笑)。撮影期間は3〜4日間しかなかったですけど、和やかな雰囲気でしたよ。

---他に撮影秘話はありますか?
商店街で求人誌を配っている時に、爪が長くて雑誌を落とすっていうシーンがあって。その撮影中、通りすがりの親切なご年配の方が拾ってくれちゃうんです(笑)。こういったハプニングがあって、仕事以外で真心の勉強をさせていただきましたね。
---今回は醜悪な役を演じたわけですが、伴さんにとって女性≠ニは?
女子高出身なので、女性の意地悪に関してはいろいろ見てきました(笑)。男性は関係がこじれるとケンカで済ませますけど、女性は悪口を言ったりしてネチネチしてますよね。そういった部分で、心に毒々しい物を持っている生き物ではないかと。この映画でも、私が主演した場面では、女同士が争っていますし…。
---では、そういった毒々しい女性が登場している今作を、どんな人に観てもらいたいですか?
女性の本質が描かれているので、男性、女性ともにオススメできる作品です。『妖怪は怖い』という一般的なイメージを払拭できる映画でもあると思っています。監督がこだわって演出した、キレイな緑がかった映像にも注目してほしいですね!。
---最後に、これからの伴さんの意気込みをどうぞ!
私、映画にしか出演しないと勘違いされやすいんですけど、ドラマやプロモーションビデオに出るのも大好きなんです。映画とドラマは空気感がまったく違いますし、ビデオは表情や動きだけで演じるので、技術力を磨けますし。いつかは時代劇にもチャレンジしてみたいですね。欲張りですけど、仕事を限定せず、いろんな役をこなして成長し続けたいです。これからの出演作にも期待していてくださいね!
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INFORMATION
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妖怪奇談
わたしが妖怪になる日―
それは人間が進化した形。
STORY
フリーターの岩崎みひろ(伴杏里)はネイルアートに夢中。
普通より少し可愛く、明るく、目立ちすぎないが、気にはされたい。うまく生きているつもりだった。そんな彼女が唯一つ執着している爪が切っても切っても伸び続け、遂に凶器となり、“かまいたち”のように人や物を切り裂いてしまう。警察にも追われ、行き場のないみひろは走り出す。行き先もなければ、逃げ場もないこの世界に。運命のクロスロードはどこだ?。
CAST
伴杏里・宮光真理子・市川春樹・桃生亜希子・いか八朗・桜
井聖・浅見千代子・谷川みゆき・綾野剛・手塚とおる 他
STAFF
監督・脚本・編集/亀井亨
製作:AMGエンタテインメント、バイオタイド
配給:バイオタイド
07年1月13日、渋谷・アップリンクXにて公開
PROFILE
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ばん・あんり
1985年9月26日生まれ
神奈川県出身
趣味・特技/バスケットボール・ダンス・ケーキ作り
01年に映画「リリィ・シュシュのすべて」でデビュー。その後も「ダンボールハウスガール」「GO」「ピカ☆ンチ」「雷光疾走ル夏。」「ガチャポン」「約三十の嘘」「ナイスの森」「カスタムメイド10.30」「不良少年の夢」
出演など映画を中心に、テレビドラマやPVなどで活躍。最新作は、公開中の映画「イヌゴエ 幸せの肉球」(横井健司監督)。
公式HP:
http://www2.odn.ne.jp/mt-kikaku033/
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