仕事情報誌ドカント

キャイ〜ン キャイ〜ン
「何日間かの公演を2人で任される、責任を持つところに追い込まれるっていうのは、また特別なものがあるんです」「目の前でお客さんが返してくれる結果を体感できることが楽しいんですよ」。毎年恒例となったシークレット・ライブが今年も5月に開催される。「漫才は原点なので大切にしたいですね」と2人が口を揃えるライブ公演に対する意気込みを直撃。“お笑い界一仲のいいコンビ”の明日はどっちだ!?

 「キャイ〜ンがシークレットライブまたまたやります。」と銘打って、新宿・紀伊國屋サザンシアターで開催した「キャイ〜ンLIVE2006」から早1年。チケット争奪戦が起き、見逃したファンはDVD発売が待ちきれないという幻の公演が今年も帰ってきた。

---キャイ〜ンLIVE2007の時期が近づいてきました。今回の意気込みや見どころを聞かせてください。
天野「自分たち2人で作り上げて、テレビでのタレント活動とはまた違う、『漫才が原点なんだ』という確認を込めてライブをやらせて頂いてます。日時と場所がタイトルに入っている、シークレットライブは前代未聞ですけどね(笑)。何日間かの公演を2人で任される、責任を持つところに追い込まれるっていうのは、『今年もキツい時期が来たな』と思いつつも、また特別なものがあるんです」

ウド「僕にとっては天野クンに甘えて、独占できる貴重な時間です。いちゃついているところを見て下さい(笑)。お客さんと共有する時間は1日1日、公演ごとに違う反応で、目の前でお客さんが返してくれる結果を体感できることが楽しいんですよ。2人だけでやれる場というのはそんなにないし、やっぱり漫才は原点なので大切にしたいですね。

それとゴールデンウイークに、他に楽しいイベントがたくさんある中、このライブに足を運んで頂けるだけでありがたい。見た人が『GWの思い出? キャイ〜ンのライブが一番楽しかったね』と言って頂けるように頑張りたいですね〜」

天野「そう、僕らのベースは何なのか、それを確認するのがライブ。今度が9回目ですから今やライフワークになりつつあります。…と、カッコイイ話ばかりじゃなくてテレビと違い2人きりなので、やっている間は本当にツラい。でも不思議と楽日になると、また来年もって気持ちになるんですよね。それも魅力なんでしょうね」


---大変なこと、苦労を挙げて頂くと。
天野「ウドちゃんの存在ですか。それと3行以上セリフが覚えられない頭の中」
ウド「全部、天野クンが考えて、書いて、僕はそれを覚えるだけなんですが…。最近、以前にも増してセリフ覚えが悪くなってきて。それを天野クンに打ち明けた時の切ない、哀しい顔が今でも脳裏に焼き付いて離れません!」


---原点といえば、お二人の芸能界入りのきっかけ、経緯は。
ウド「テレビで 欽ちゃんのどこまでやるの! や カックラキン大放送 、ドリフ、ひょうきん族とかをよく見てて、『楽しそうに仕事をやりながら、お金をもらってるんだから、最高だな』って。僕もなりたいと思ったのが最初で。(斉藤)清六さん、関根さん、小堺さんが好きでしたね」

天野「みんなが就職活動を始める時期に大学の就職活動の一環として、今の事務所に電話をかけたら顔も見てないのに『はい、どうぞ』って。何て簡単なんだなと。そこで劇団に応募を薦められて、萩本さんに手紙を書いたんですが 欽ちゃん が 鉄ちゃん になってるし。ネタじゃないんですよ(笑)。で、何とか入れて頂いて、事務所の若手のライブのオーディションがあった時に、初めてウドちゃんと知り合ったんです」

ウド「僕は芸人になろうと上京したものの、アルバイト生活をしてまして。東京駅と新宿駅の中間に住もうと思って、五反田で1人暮らしを始めたんです。そこで事務所の看板を見かけて『僕の好きな欽ちゃん、関根さん、小堺さん、みなさんがいるところじゃないか!』と気付き、芸能界に入るならココだと決めたんです」


---ウドさんも面談で。
ウド「今の時代は芸人になりたいとなれば、オーディションを受けて下さいですけど、当時は面接でしたね。近所なので、ある日、ふらっと出向いたんです。

そしたら『こういうのはアポを取るものだよ』と諭され、『分かりました!』と外に出て、近くの公衆電話から電話を入れ、アポを取って(笑)。『母親は元気か』『酒は強いか』『お笑いは好きか』『はい!』。それで、何とか入れて頂きました」




 ウドの天野に対する溺愛ぶりは有名で、 お笑い界一仲のいいコンビ と称されることもある2人。当初は別々のコンビで活動していた天野ひろゆきとウド鈴木が、ピン活動を経て、91年、お笑いプロデューサー山中伊知郎氏の進言により、お笑いコンビ・キャイ〜ンを結成。  捕らえどころのないウドの強烈なボケと、それを転がす天野の絶妙な突っ込みで独自のスタイルを作り上げ、登場時に行う キャイ〜ンポーズ で一躍人気に。数々のテレビ番組でレギュラーとして活躍するほか、ライブでも観衆を爆笑の渦に巻き込んでいる。


---お互いの第一印象は。
天野「当時はパンチパーマで、格好もペイズリー柄とか、白のエナメルの靴とか完全に田舎のヤンキー風。今でこそ、面白い顔になってますけど、目も切れ長で、怖い人かと。ライブの決起集会に5、6時間も遅刻してくる男ですから」

ウド「天野クンは、調子のいい人でした。そのオーディションが終わった後に一人で座ってたら、『面白かったですね〜。最高っすね〜』と褒めてくれたんです。それが、翌日、駅のホームで声をかけたら『何だよ、馴れ馴れしいんだよ』と人格が変わってましたから。二重人格者なんです(笑)」


---現在はどうですか?
天野「人間って経験や体験で変わるじゃないですか。慣れるし、見落とすことも少なくなる。それがウドちゃんの場合、むしろひどくなっていく。一晩寝ると次の日にはゼロに戻るんですから。ウッチャンナンチャンの南原さんと僕で リセット芸人 と名付けました。まあ、付き合いが長いんで、同じ間違いを繰り返すことに苛立つことはないですね〜。

でも、ウドちゃんは絶対的な華やオーラというか、小さい子からお年寄りまで魅了する国民性、何をやっても許されるキャラクターがある。ウドちゃんは、ある意味、芸人の完成形ですから(笑)」



---ネタ作りや構成は天野さんが担当されて。具体的にお話しできることはありますか?
天野「本番ギリギリ、2週間前ぐらいに台本を仕上げて、それから時間を見つけてはネタ合わせ。漫才のネタは新聞やテレビのニュース、話題、流行など気になったことを集めていって、最終的にはウドちゃんの頭仕様に切り替えて書き上げるという流れです。毎年そうなんですが、この時期は常にアンテナを張って、頭をフル回転させている感じですね。構成は例年だと漫才、コントが2本づつなんですが、今年は漫才が1本増えるかも。あと昨年、評判がよかったお客さんからお題を受けて即興でショートコントを披露するコーナーは今年もやる予定です。こっちはウドちゃんに頑張ってもらって」

ウド「すべてはお客さん次第ですからね、来てくださった方には全員ハグしたいくらいの気持ちで頑張ります」


---最後にメッセージをお願いします。
天野「何の準備もしないで来て頂いて、バカやってるな、と笑ってもらえれば。何も残らない、学べないかもしれないけど、元気になってくれれば」

ウド「そうですね〜ライブにお客さんが来てくれること自体が奇跡のようで、うれしい限りです。お顔をですね、お客さんの、見せて頂ければ」

天野「俺たちが見せる側だろ!」
INFORMATION
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キャイ〜ンが5月1日、2日、3日、4日に紀伊国屋サザンシアターでシークレットライブやります。
■キャイ〜ンLIVE2007
「キャイ〜ンが5月1日、2日、3日、4日に紀伊国屋サザンシアターでシークレットライブやります。」


キャイ〜ンが年に一度本腰を入れて臨んでいるのが、2人自らが企画・構成するキャイ〜ンLIVE!過去8回行われ、テレビでは見ることができない漫才やコントに、子供からお年寄りまで幅広い層のお客さんが詰めかけ、会場はいつも超満員! 今年はどんな大爆笑ネタを披露してくれるのか? 乞うご期待だ。

日程/2007年5月1日(火)〜4日(祝)
会場/東京・新宿紀伊國屋サザンシアター
渋谷区千駄ヶ谷5-24-2
タカシマヤタイムズスクエア内
紀伊国屋書店新宿南店7F
料金/前売4500円 当日5000円
(税込・全席指定)
主催・企画制作/フジテレビジョン・浅井企画
問い合わせ/キョードー東京 03-3498-9999 

キャイ〜ンがシークレットライブまたまたやりました。

PLAY-BACK
キャイ〜ンLIVE2006
「キャイ〜ンがシークレットライブまたまたやりました。」


即日完売の超人気キャイ〜ンライブのDVDが登場!
2006年5月4日〜7日に新宿・紀伊國屋サザンシアターで行なったライブの模様を収録。公演を見ることができたファンも、見逃したファンも共に楽しめる充実の内容。
収録内容/漫才「最新家電」、コント「スイミングスクール」、ショートコント「キャイ〜ンはじめてのショートコント」〜アドリブ編〜(お客様からのお題を受けて即興でショートコントを披露するコーナー)、漫才「若年性アルツハイマー」、鈴木三郎物語 第6章 コント「ものまね芸人」
ポニーキャニオン 発売中 3800円(税抜)


PROFILE
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天野ひろゆき(あまの・ひろゆき)
1970年3月24日生まれ 愛知県岡崎市出身
本名・天野博之(あまの・ひろゆき) 
趣味/フィギア収集・ものまね・料理

ウド鈴木(うど・すずき)
1970年1月19日生まれ 山形県鶴岡市出身
本名/鈴木任紀(すずき・ひでき)
趣味/ドライブ・柔道

テレビ、ラジオ、舞台、そして映画のフィールドでは天野が監督、ウドが俳優と活動は多岐に渡る。
95年にはウドがウンナン内村光良、千秋とポケットビスケッツを、97年には天野がウンナン南原清隆、ビビアン・スーとブラックビスケッツを結成。
98年にはNHK紅白歌合戦に出場している。

コンビでの出演中の番組には、日本テレビ系「特上!天声慎吾」(日曜16時25分)、「いまあま」(金曜25時54分)、TBS系「リンカーン」(火曜22時)、フジテレビ系「もしもツアーズ」(土曜18時30分)がある。
他に、天野単独でNHK BS2「マンガノゲンバ」(火曜24時)、TBS系「はなまるマーケット」(火曜8時30分)、「徳光和夫の感動再会!逢いたい」(木曜18時55分)、フジテレビ系「プレミアの巣窟」(火曜26時8分)、ウド単独でメ〜テレ「ウドちゃんの旅してゴメン」(土曜9時30分)出演。

英会話DVDブック「関根麻里・キャイ〜ンの旅シーンで覚えたらこんなにカンタン!英会話」 (スパイス・ファクトリー)が好評発売中。


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