
孤高の存在感を漂わせ、俳優や執筆活動など多方面で、ズバ抜けた“個性”を発信し続けるお笑いタレント。
シュール、ミステリアスと評され、自身曰く「愛想がないのは分かっているから」と言う男が自分から素顔を明かすとは思わなかった。
正体見たり…!? 板尾創路が大学ノートに綴った日記を公開した「板尾日記」には驚かされた。
有名人の隠された秘密ほど、興味を掻き立てられるものはない。それが、謎のヴェールに包まれた男なら尚更だ。「素を見せないのが魅力の1つ」と思いを寄せるファンを裏切り? 私生活を想像しづらい男は第2弾「板尾日記2」を上梓。
「本を出さないか、という出版社からの依頼があって。それを断るために、『日記なら書けますけど』と言ったことから始まった企画なんです。書いている時は気付かないけど、読み返すといろいろ発見がありますね、日記は」。
…そして08年。『板尾YEAR START!第1弾一挙3作品発売!』というリリースが届いた。「粋ポスターブック」、書籍「板尾日記3」、そしてCD「少年B」の同時期発売。「板尾日記」第3弾には、07年1月1日から12月31日までの身辺雑記全記録が収められた。
「毎日、毎日、その日に思ったことを書いていくだけ。修正は殆どしない。文法的に変でも、直すと嘘っぽくなるから。ないことは書かないし、無理矢理、面白おかしくしない。ドラマチックに演出するつもりもないし。2つ一遍とか、同時進行は苦手だけど逆に1つ1つを丹念に、それと続けていく作業は好き。日記を付けた経験もなく、公開を前提にした日記なんて初体験。『板尾日記』のスタイルが合っていたのかな」
44歳、刻んだ時を振り返ると…。1年生から6年生までずっと学級委員をやっていた小学校時代、オンナには全然興味がなくて、男同士ばかりでツルんでいた中学校時代、暴走族全盛時で、バイクにしか興味がなかった高校時代…。同級生に「板尾がお笑いやってるなんてあり得へん」と言われたという男が「大阪の芸能界って言ったらもう吉本やから。でも、ほんまになんとなくって感じで」
吉本の養成学校の扉を叩き、芸人の道へ。
どんな設定でも、ギャグでも、真顔で演じきり、その存在感で笑いを取り、何故か説得力を持たせてしまう摩訶不思議なキャラクター。それが板尾創路の魅力。不条理なオリジナル歌詞を朗々と歌い上げる“シンガー板尾”シリーズ、嫁と子供を連れて守銭奴ぶりをみせる“板尾の嫁<Vリーズなどが顕著だ。
そんな板尾の近年の活動にスポットを当て、フィールドを共にする同士との語らいも交えたイベント「板尾創路 感謝祭08」が東京・渋谷で開催されることになった。キャッチコピーとして『他では決して目にすることが出来ない板尾創路の実像を焙り出す!』とあるが、果たして本当にできるのだろうか?
「『板尾日記』を出して驚いたのが、女性のライターさんに取材を受けたりすると、『すごく結婚したくなります』とか、『結婚っていいなあって思います』と言われたこと。実際に結婚してるし、日記にも嫁は度々登場するけど、そんなつもりで書いてへんからビックリしたわ〜。まあ、新しい発見は大歓迎なので、板尾日記、パート10、パート20と続けられたらいいですね」
と、本人自らここまでオープンに『素を見せます』宣言してるのに、露出が増えれば増えるほど多彩な顔を覗かせ、正体が不明になる男。「想像しづらいのが面白いから」と趣味で乗馬を嗜む板尾創路には誰も敵わない!!
PROFILE
--------
板尾創路(いたお・いつじ)
1963年7月18日生まれ 大阪府富田林市出身
高校卒業後、20歳で吉本総合芸能学院(NSC)に。4期生で今田耕司が同期。86年6月に蔵野孝洋(現・ほんこん)とお笑いコンビ130Rを結成。89年、ABCお笑い新人グランプリをはじめ、数々の賞を受賞。その後、バラエティ番組を中心に活躍。91年から東京に進出。フジテレビ系「ダウンタウンのごっつええ感じ」レギュラー出演で全国にその名を知らしめ、飄々としたキャラクターで人気を博す。テレビ朝日系「虎の門」の1コーナー「しりとり竜王戦」では、そのシュールな発想力で“永世しりとり竜王”として歴代最多の優勝回数を誇る。また、「大喜利」のスペシャリストとして注目を集めている。一方で、舞台「ニコラス・マクファーソン」の出演を機に、映画の出演オファーが殺到。00年以降は俳優として、劇場映画へ進出。過剰ではなく、しかしながら異彩を放つ独特の存在感には定評がある。主な出演作品に「ジョゼと虎と魚たち」、「ナインソウルズ」、「空中庭園」、「ワースト☆コンタクト」、「真夜中の弥次さん喜多さん」、「魁!!クロマティ高校
THE☆MOVIE」、「仮面ライダー THE FIRST」、「大日本人」、「ピューと吹く!ジャガーTHE MOVIE」などがある。「YOSHIMOTO
DIRECTOR'S 100」の「14階段」では監督を務めた。NHK総合「着信御礼!ケータイ大喜利」(第1・第3土曜深夜)、Gyao「音楽番組を板尾創路」(水曜12時15分)レギュラー出演中。5月4日から18日まで、東京・渋谷の新国立劇場小劇場で行われる舞台「GOD
DOCTOR」(作・演出/大宮エリー)に出演する。 |
|
INFORMATION
------------
■「粋ポスターブック」
シュールでミステリアスな独特の存在感で、内外から高い評価を得ている板尾創路プロデュースの「粋ポスターブック」。見れば見るほど可笑しさがこみあげる逸品。
原作/板尾創路 撮影/梅 佳代 スタイリング/伊賀大介
ワニブックス(発行/ヨシモトブックス)から発売中 1800円(税込)
■「板尾日記3」
07年1月1日から12月31日までの身辺雑記、感動の全記録。これまでの「板尾日記」では芸人、俳優など様々な顔を見せてくれた板尾創路。今回新たに見せるのは、なんと父親の顔! 妊娠発覚から出産、育児に至るまで、板尾パパの様々な感情を伺うことができる一冊に。夫として、父親として、生活は激変するが、
独特の板尾節は健在。舞台の地方公演で全国を回ったり、初めての映画監督で奮闘したり、一歩も家を出なかった一日があったり…。鋭い洞察力と豊かな表現力で綴る3年目の日記がこちら。3月23日(日)14時から丸善丸の内本店3Fの日経セミナールームで発売記念トーク&握手会を行う。
デザイン/小野英作 写真/梅 佳代
リトル・モアから発売中 1575円(税込)
■「少年B」
板尾創路とテイ・トウワのコラボレーションが実現! 板尾のシュールな世界観とテイ・トウワのサウンドセンスがミクスチャーされたポップワールド。DVDには、自らをメディアレイピストと称し、数多くのミュージックビデオを手掛ける宇川直宏氏ディレクションによるミュージックビデオ収録。DVD付きCDで「少年B」ミュージック・ビデオのオフショットを収録。ダウンタウンのGEISHA
GIRLSや今田耕司のKOJI 1200といったお笑い芸人をプロデュースし、映画「大日本人」のオリジナルサウンドトラックも手掛け、ハイクオリティなサウンドを提供しているテイ・トウワと、バラエティ番組「ダウンタウンのごっつええ感じ」にてキャラクター「シンガー板尾」を演じ、フリースタイルでの作詞作曲スキルに定評がある板尾創路の強力タッグに注目だ。
よしもと・アール・アンド・シーから発売中 1500円(税込)
■「板尾創路 感謝祭08」
「粋ポスターブック」、「板尾日記3」、「少年B」の同時期リリースを機に、購入者特典イベントとして板尾の近年の活動にスポットを当て、フィールドを共にする同士との語らいも交えたイベントを行う。読んで、聴いて、観て、板尾創路ワールドへ。他では決して目にすることが出来ない板尾創路の実像を焙り出す!
【日時】08年4月17日(木) 開場20時20分/開演20時45分
【場所】東京・渋谷シネマライズ ※3作品いずれかを購入した方の中から応募抽選で招待
■「LIVE STAND 08」
昨年初開催した吉本興業の所属タレントが一堂に介する“史上最大のお笑いフェス”が今年も開催される。昨年は3日間で4万5000人を集め、276組414名のタレントが出演。今回も800〜1000人といわれる同社所属タレントの半数以上が出演する予定だ。板尾も130Rとして出演予定。
【日時】08年4月26日(土)、27日(日)、29日(火・祝) 開場11時30分/開演13時
【場所】千葉・幕張メッセ国際展示場4〜8ホール(千葉市美浜区)
問い合わせ:LIVE STAND 事務局 0180-993-426(24時間テープ対応、PHSからは不可)
公式HP
→過去のインタビューを見る
|