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---虎牙さんは芸能界に入る前、数々のスポーツを経験していますよね。15歳で空手を始めたきっかけを教えていただけますか。 小学生からサッカーをやっていたんですけど、学校で一番上手い先輩に、『どうしたら蹴りが強くなりますか?』とアドバイスを求めたことがあって。そうしたら先輩に、空手をやればいいと言われて始めました。テキトーに言ったらしいんですけど、僕は素直に鵜呑みにしちゃったんですね(笑)。 ---その後、サッカー少年が16歳でボクシングを始めた理由とは。 テレビで試合を見て、衝撃を受けたんです。あれほど心臓がドキドキしたのは、生まれて初めて。気づいたら画面にかぶりついて観戦していました。で、『ボクシングをやらなきゃダメだ!』と思い立ち、3日後には単身上京して、協栄ボクシングジムに入門したんです。 ---元世界チャンピオンの鬼塚勝也さんという“師匠”に出会って…。 僕は高校を辞めてボクシングの世界に入っているので、鬼塚さんは人生の師匠でもあります。鬼塚さんに教えられたことが今も僕の中に生きていて、それがあるからこそ、役者という職業にハマッているんと思います。役者の仕事とボクシングって、似ているんですよ。 ---というのは? 芸能界に入って最初にした仕事って、NIKEのポスター撮影なんです。それまで格闘技しかしてこなかったから、撮影前日になってビビッちゃったんですよね。しかも意気投合していたカメラマンが、世界で3本の指に入る有名な方だということを知らされ、さらに追い込まれて。どうしようと思って夕日を見つつオチていたら(笑)、彼に励まされたんです。『僕は、格闘技をしている虎牙を撮りたいんだ。だから試合のつもりで挑んでくれ!』と。 ---その助言に沿って、試合のつもりで撮影に臨んだんですね。 撮影2時間前から、ロケバスに1人でこもりました。試合に挑むボクサーと同じ方法で、集中力を高めたんです。本当のボクシング戦のように、頭にはバスタオルを被って。本番は、戦っている時同様に、記憶が途切れ途切れでした。それが気持ちよくて、ボクサー時代に叶わなかった夢がもう一度見られるかなぁ…と思いました。これが、僕の芸能界での仕事の原点です。 ---初仕事から外国人スタッフに囲まれていたんですか。海外へボクシング修行に行く虎牙さんなら、やはり余裕でしたか? そこはまったく問題なかったですね。海外のジムでシャワーを浴びている時に声を掛けられて、出会った初日にそいつの家に転がり込んだ経験もありますから(笑)。僕ね、毎回なんとなくフラーッと海外へ行っちゃうんです。まとまったお金が入ると街をブラついて、旅行会社の看板を見るとフラーッと立ち寄って、なんとなく予約しちゃう。チケットを取った後に『何をしに行くんだろう?』と思いますけど(笑)。海外へ行くと、いろんな衝撃を受けることができて、リセットできるんです。 ---すごい行動力ですが、その源はどこにあるのでしょうか。 小学校時代の校長先生に、毎日朝礼で言われていたんです。『やれば出来る。出来ないのはやらないからだ』と。これ、僕の座右の銘でもあるんですけど。当時は幼いから意味も分からず聞いていたけど、ずっと耳には残っていたんです。この言葉を思い出すと頑張れるし、行動力の源にもなっているんでしょうね。『やれば出来る』んだから、頭で考えるより、まずは行動すること。行動すればいい悪いは別にして答えは必ず見えてくるし、何事も、理由は後からいくらでもつけられるじゃないですか。とにかく動き出すようにすれば、直感も冴えますしね。 ---虎牙さんがブログで書いていた言葉も印象的でした。 “人生青コーナー”ですか? 青コーナーは、挑戦者サイドのことです。僕はずっとこの気持ちで仕事に挑んでいます。現場では、120%出さなければダメですからね。 ---ハードルが高いですね! 僕、適度な重圧が好きなんですよね(笑)。追い求めればたどり着けるものだし、成長に繋がるし。100%で戦おうとしたら、ずっと100のまま停滞してしまうんですよ、きっと。 ---では、虎牙さんが主演されているVシネマ「新・首領への道」についてお聞きします。10月にシリーズ3作目が発売になりますが、役柄を教えてください。 僕が演じる大島賢次郎は元自衛官なんですけど、恋人がヤクザの抗争に巻き込まれて死んでしまったことから、自らもヤクザになってしまうという男です。賢次郎は、すごく真面目で一本気な性格。その部分を上手く表現できるように演じています。 ---小沢仁志さんと、実の兄弟役を演じていますよね。 3作目を撮っていた時は、韓国映画『SPARE』と、ドラマの『エリートヤンキー三郎』、3つも現場が一緒でした。だから、現場に行けば必ず小沢さんと会える状態だったんです。 ---演技に関して、小沢さんからアドバイスをもらったりなどは。 それはナイショです…というのは嘘(笑)。直接意見をしていただくのではなく、目で見て盗むという感じなんです、僕はいつも。役作りにしても、台本を読み込み、フィーリングを大切にして演じています。 ---撮影現場にお伺いして、出演者は男性俳優の方ばかりですよね。現場の雰囲気はどんな感じですか。 もうめちゃめちゃ面白くて、最高ですよ! 熱い話をすることもあれば、バカ話もできますし。熱くなる時は、演技の話をしますね。カット割りとか、マニアックなことが気になってくるんですよ、役者をやっていると。 ---では、本作の見どころを! 小沢さんとの関係ですね。兄弟に危機が訪れます。台本から感じるに、小沢さん演じる兄役の大島誠一郎は、弟に狂気的な愛を持っているんですが、弟役の僕はそれを完全に裏で取るという。細かくしゃべるとネタバレになってしまう作品なので、ぜひ実際に観賞してみてください。 ---話は変わって。サッカーに明け暮れた少年時代やボクサー時代のことを教えていただけますか。 スポーツ以外のことって、続かなかったんですよね。だから、バイトも3ヶ月周期で変えていました。ちなみに、小学校の時から将来はスポーツで飯を食うと決めていたので、先生には『勉強しないで大丈夫』と宣言していました(笑)。学習塾も3ヶ月で辞めちゃったし。 ---バイトは、どのような仕事を。 中学校3年間は、新聞配達。ボクサー時代は、牛丼屋にしゃぶしゃぶ屋、日本料亭…とにかく数多くの仕事を経験しましたね。飲食店が多いのは、賄いがついていたから。金のないボクサーにはありがたいんです。牧場でも働きましたよ。アイスクリーム売り場に配属されて、1個売るたびにつまみ食いをしていたらバレて、翌週から馬の世話に回されましたけど(笑)。 ---虎牙さんのように職を転々とするのは“アリ”ですか? アリです! その人に合っている仕事が見つかれば、自然と続くものですから。でも、3ヶ月は続けること。そこまで働いてみないと、その仕事が楽しいか自分に合っているかが分からないと思うので。あと僕は、辛い時には仕事を辞めることはしませんでした。辛い時期に辞めてしまうと、そこから先がないですからね。 ---最後に、今後の目標を!! 将来は、学校を創りたいんです。小中高、全部。僕1人の力じゃ無理ですけど、同じ意見を持つ仲間が増えつつあるので、実現させるつもり。次世代の教育に関わっていきたいですね。 |
INFORMATION ◆DVD「新・首領への道3」 ![]() 大島賢次郎(虎牙光揮)は、兄・誠一郎(小沢仁志)との死闘の果てに鶴政組・二代目を襲名した。しかし、賢次郎のやり方に組内からも反発があり事態は難航。また、任山会も不穏な動きを見せ始めていた。一寸の予断も許されない中、兄弟分・勇雄(山口祥行)との再会。賢次郎は己の道を突き進む。だが、行く先々でちらつくのは誠一郎の影。黒い呪縛からは逃れられないのか!? 監督/辻裕之 出演/小沢仁志・虎牙光揮・松田優・山口祥行・成瀬正孝・伊吹剛・岸本裕二・加納竜・堀田眞三・御木裕・布施博・岡崎二朗ほか GPミュージアムソフトから10月25日リリース 4935円(税込) ◆DVD「哀憑歌〜NU-MERI」 ![]() 「これからの時代は栽培漁業だ」と大学で日々研究に打ち込んでいる老舗の魚屋の看板娘マリ(木下あゆ美)。実習で行った水産研究所で行われているクローンによる海洋生物研究、最先端の技術に心を躍らせる。しかし、ある日、海で友人の奈々子(高田郁恵)の変死体があがり、体には魚に食いちぎられた跡、鱗に浸食された肌が…。謎に包まれた死、それは悲劇の序章に過ぎなかった。監督/金丸雄一 出演/木下あゆ美・虎牙光揮・高田郁恵・仁科克基・吉野紗香・小松千春・田畑智子・齋藤洋介・伊吹剛・峰岸徹ほか GPミュージアムソフトから9月25日リリース 3990円(税込) PROFILE -------- 虎牙光揮(こが・みつき) ![]() 1975年1月16日生まれ 福島県会津若松市出身 和道流空手道場、協栄ボクシングジムに入門し、アメリカとタイでボクシング、ムエタイの武者修行を行う。プロボクサーとJBCトレーナー、修斗セコンドのライセンスを持つ元プロボクサー。ボクシング、キックボクシング、空手(二段)、ブラジリアン柔術(青帯)と多くの格闘技を修得。他に乗馬、スノーボード、ゴルフ、サッカー、カートレースとスポーツは何でもござれ。00年、モデルとして「NIKE」のCMで芸能界デビュー。その後、俳優に転身。リーバイスのCMで鮮烈な印象を残した。テレビドラマや映画、Vシネマ、CMを中心に活躍中だ。主な出演作に映画「ラストサムライ」「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」「ムーンライト・ジェリーフィッシュ」「HERO? 天使に逢えば…」「魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE」「殴者 NAGURIMONI」「SHINOBI」「ワイルドスピード×3 TOKYO DRIFT」など、ドラマ「ロング・ラブレター〜漂流教室」「富豪刑事」「富豪刑事デラックス」「エリートヤンキー三郎」など。今秋放送のドラマスペシャル「課長 島耕作」に出演する。映画「ハブと拳骨」「ハード・リベンジ、MILLY」公開中。韓国映画「SPARE」が8月28日から韓国で公開予定、公開待機作に10月25日公開の「ICHI」、今冬公開予定の「喧嘩高校軍団」、来春公開の「コードブレイカー507〜上海円舞曲〜」などがある。Vシネマ「新・首領への道2」は好評発売中。「やれば出来る。出来ないのはやらないからだ」が座右の銘。 公式HP 公式ブログ →過去のインタビューを見る |
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