男性の風俗ワークについて
職種による仕事内容の違いや給料相場などを解説！
求人誌｢ドカント｣より
『未経験者大歓迎･年齢･学歴･職歴不問』
『入店祝い金５万円支給』
『個室マンション寮完備 即入寮OK』
『初任給３０万円以上＋インセンティブあり』
『幹部候補・月給５０万円プラス歩合給』
これらはすべて、男性向け高収入求人サイトの、風俗店スタッフ求人に飾られているキャッチフレーズである。これらの語句が示すように、業界未経験の人間でも体一つで高収入が可能な「風俗ワーク」。
ただ一口で風俗ワークといっても、その求人情報を見ると…。「店舗スタッフ」「店長・幹部スタッフ」「送迎ドライバー」
といったように様々な職種に分かれている。そこで今回は男性の風俗店ワークについて、その仕事内容と給料相場を職種別にまとめてみた。
さらに風俗店スタッフを始めるのに年齢制限はあるのか、またエリアによって給料格差等はあるのかも併せて記し、その実態について解説していきたい。【店舗スタッフ】仕事内容と給料相場
- 風俗ワークのなかでも、最も基本的な職種となるのがこの店舗スタッフ。
将来は店長や幹部スタッフを目指すにしても、まずはここから風俗店の基本的業務を覚えることになる。
その仕事内容は「店舗型」風俗店と、「無店舗」風俗店で異なってくる。- 「店舗型」風俗店の場合
- 店舗型風俗店とは、店内にプレイルームを設けた店舗を構える風俗店である。
ソープランドやファッションヘルスといった業種がこれに該当する。来店したお客様の受付・接客
店舗型風俗店の場合、お店に直接お客様がやってくる。
そのため店舗スタッフはお客様と対面して接客をすることになる。
具体的にはお客様の受付、プレイするコースの確認、料金の説明及び精算、さらに指名の確認、プレイルームへの誘導などだ。
接客業の根幹をなすこれらの業務は、店舗スタッフの最も重要な仕事である。
※ホテルヘルス（ホテヘル）という業態は、分類的には次に説明する「無店舗型」風俗店なのだが「受付所」があるため、上記のような受付や接客業務がある。プレイルームやお客様の待合所の清掃
店舗型風俗店ならではの業務となる。
お客様に気持ちよく楽しんでもらうため、そしてまたの来店に繋げるため清潔感のある店内環境を維持することは大切な業務となる。 - 「無店舗型」風俗店の場合
- 無店舗型はプレイルームがなく、お客様からの電話で女性キャストをお客様の自宅に送り届ける風俗店で、代表的な業種はデリバリーヘルス（デリヘル）である。
お客様の電話受付・応対
無店舗型風俗店においては、お客様の元に女の子を派遣するので、店舗スタッフがお客様と対面して接客することはなく、電話での受付応対がメインとなる。
そう聞くと対面で接客するよりも楽ではないか、と思う人がいるかもしれないが、電話一本でコース内容や料金、指名の確認、そして派遣先などをすべて確認しなければならない。
また、そこでミスがあると大きく時間をロスしたり、指名とは違った女の子が派遣されたりといったトラブルに発展してしまう。
店舗型の対面接客と同様に…いやそれ以上に間違いの許されない業務である。ドライバーの管理
無店舗型風俗店は、お客様の元に女の子を派遣する。
その送迎の役目を担うドライバーに、適宜指示を出して管理するのも店舗スタッフの仕事である。
ドライバーとうまく連携してスピーディーに女性キャストを派遣出来れば、お客様を待たせずに済むし、女の子の回転率も上がってお店にとってもプラスとなる。 - 店舗型と無店舗型 共通の業務
- 女性キャストの出勤管理及びマネージメント業務
女性キャストは風俗店にとって大事な「商品」である。
当然、彼女達が出勤しないと風俗店の業務は始まらない。
その出勤管理は店舗スタッフの最も大切な仕事である。
女性キャスト達と常日頃からコミュニケーションを心掛けて、少しでも多く出勤してもらえるようにしっかりマネージメントしたい。
ただし女性キャストとの「恋愛」は禁止なので注意すべし。ホームページ、風俗情報サイト等の情報更新作業
お店のホームページや風俗情報サイトの店舗情報ページの情報更新を行う。
大手風俗店などでは、この業務を専門に行うWEBスタッフを雇用しているケースももあるが、店舗スタッフが行うことが多い。
女性キャストの写真・動画撮影、及びそれらの加工なども店舗スタッフが行う場合がある。消耗品や備品の管理、事務所の清掃etc…
イソジンやローション、またローターなど、プレイに必要な消耗品や備品の発注や管理、また事務所の清掃などの雑務も店舗スタッフの仕事となる。 - 店舗スタッフの給料相場
- 正社員： ２５万円～３０万円（初任給）
アルバイト：時給1,200円～1,500円
【店長・幹部スタッフ】仕事内容と給料相場
女性キャストや店舗スタッフを管理・統括しながら、店舗運営全般を任されるのが店長・幹部スタッフの仕事である。
お店の売上は店長や幹部スタッフの手腕にかかっている。
見事に売上目標を達成すれば、高額のインセンティブ（歩合給）を得ることができる。
なかでも最高責任者の店長はインセンティブが最も高く、年収１千万円を越えるも夢ではない。
店長・幹部スタッフは、店舗スタッフが行う各店内業務に加えて、以下のような業務も併せて行う。スタッフの求人・採用業務
風俗店は女性という「商品」があって初めて成り立つ商売である。
彼女たちをどれだけ集められるか、その求人募集や面接は極めて重要な業務となる。
加えて男性スタッフも不足している場合が多くその求人も随時行っていく。また求人の効率を上げるために広告代理店等と打ち合わせを行うのも店長や幹部スタッフの仕事である。
スタッフの管理・教育
女性キャストや男性スタッフをしっかり管理してまとめ上げていかなければお店の売上アップは望めない。
そのためにはスタッフと日頃からコミュニケーションを取り、その人心掌握に努めることが大事だ。
また男性スタッフの教育を行うのも店長や幹部スタッフの仕事である。
その上で各スタッフをどのポジションに就けるか、誰を次期幹部とするかといった人事も決定していく。イベント・企画の立案
お店の今後を睨みながら営業戦略を練り、それに沿う形でイベントや企画を立案する。
お店の舵取りとも言えるそれらの業務も、店長や幹部スタッフの仕事となる。
またそれらのイベントや企画が風俗ユーザーに効率よく伝わるように広告戦略を立てていく。- 店長・幹部候補の給料相場
- 幹部候補：月給５０万円＋インセンティブ（歩合給）
※店長は年収１千万円以上も可能
【送迎ドライバー】仕事内容と給料相場
デリヘルなど無店舗型風俗店特有の職種が送迎ドライバーである。
その名の通り、お客様の元へ女性キャストを送迎するのがその役割だ。
送迎に使う車はドライバーの持ち込みが優遇されるが、大手グループでは社用車を用意している場合も多い。
この職種は『週１日～短時間勤務OK』で募集しているお店も多く副業にも向いている。
その具体的な仕事内容は以下のようなものである。女性キャストの送迎
女性キャストを待機所からお客様が待つホテルや自宅に送迎する。
またデリヘルは２４時間営業など深夜帯まで営業しているお店が多いこともあり、仕事の終わったキャストを自宅まで送る事もある。
送迎にあたって最も重要なのは、キャストを「安全・迅速・スムーズ」に送迎することだ。
そのためには派遣エリアの道路事情の把握や渋滞情報のチェックは欠かせない。
お店によっては送迎だけでなく、お客様と対面しプレイ料金の精算を行う場合もある。待機
ホテルやお客様の自宅でキャストがプレイしている間は、その付近に車を止めて待機する。
待機中はコーヒーブレイクをしたりと一息つける休憩時間となる場合も多い。
もちろん時給で勤務している場合は待機中も時給が発生する。内勤業務の補助
送迎の仕事がない時間帯は、内勤業務の補助や備品の買い出しといった雑務を行う場合もある。- 送迎ドライバーの給料相場
- 正社員：月給２５万円～３０万円（初任給）
アルバイト：時給1,200円～1,300円 ※車持ち込みの場合（ガソリン代支給）
お店の車を使用する場合は、時給1,100円～
風俗ワークをスタート！年齢制限はあるのか？
- ここまでは風俗ワークの男性スタッフにおける職種別の仕事内容や給料相場を解説してきたが、どの職種の給与額も、初任給としては他業種と比べて高額である。
そして店長や幹部スタッフになれば、もう「高給取り」の仲間入りである。ただ、その金額を見て興味を抱きつつも「オレの歳でこの仕事はムリだろうな…」と諦めている４０代・５０代のミドル世代がいるかもしれない。確かに風俗業界は給料が良い反面、１日１２時間労働といったお店も多く、新人スタッフの頃は体力勝負の世界でもある。
さらに一回りも二回りも歳の若い上司や女の子から厳しい言葉を投げ掛けられたりと、精神的にツラい事もあるだろう。しかし風俗業界は「年齢不問」が謳われている実力主義の世界である。
しかも今は一昔前とは打って変わって、超がつくほどの人手不足の時代である。
当然、風俗業界もスタッフが不足しており、年齢不問でミドル世代の人材を雇用しているお店も多くなっている。
また、単にスタッフの頭数を揃えるだけにとどまらず、すでに世間に揉まれて一般常識を身に付けているという安定感から、ミドル世代を積極的に採用しているお店もある。体力と精神力に自信のあるタフな４０代や５０代の方には是非おススメしたい。
エリアによって賃金格差はあるのか？
- 皆さんの中には「エリアによって賃金格差があって給料相場のような金額はもらえないんじゃないの？」とお考えの方もいるかもしれない。
それはそうだろう。
例えば日本で第一、第二の都市といわれる東京都と大阪府でも、その「最低賃金」は東京で1,013円、大阪で964円と50円近い開きがあり、全国五大都市の一つである福岡県では841円と、何と172円の格差があるからだ。
※最低賃金は令和元年１０月に引き上げられた。確かにそのような賃金格差の傾向は、風俗業界についてもある程度はあるかもしれない。
しかし、少なくとも全国の主要都市に店舗展開する大手グループにおいては、エリアによって給料額が大きく異なることはない。
そうすると、地元で運営している店舗も人材を集めるためには、その金額に倣っていかなければならない。
言い換えれば、関西や東海、九州などの大手風俗店グループが展開しているような主要都市においては極端な給料格差はないといえる。 関東と関西の風俗ワーク、そこに違いは？
それでも信じられなければ、試しに男性向け高収入求人サイトの関東エリア、関西エリアの内容を比較してみるといい。
そこには「給与」欄を始めとする各項目に大きな違いがないことが分かるだろう。
「勤務地」項目さえ見なければ、どちらのエリアの求人情報なのかわからないほどである。つまりそれは、こと風俗ワークの男性スタッフ求人においては、関東エリアと関西エリアで給料や待遇の地域格差はほどんどないことを示している。
同様に、男性向け高収入求人サイトで札幌、名古屋、福岡など、各エリアの風俗店の求人情報を調べてみても、少なくとも最低賃金に表れているほどのエリア間格差は発生していないことが分かるだろう。以上が男性の風俗ワークの詳細である。
