ゲスリーマン借金人生の思ひ出。の巻-後編-【下衆リーマン日記】14話

ゲスリーマン借金人生の思ひ出。の巻-後編-【下衆リーマン日記】14話 男性高収入求人ドカント

温湯(ぬるまゆ)シュウイチの下衆リーマン日記!

サラ金ファースト!サラ金ファースト!(byトランプ) 男性高収入求人ドカント 男性高収入求人ドカント
誰もが知ってる某一流会社勤めの金融マン。40歳妻子持ち。
長男は私立小学校に通い、妻は専業主婦で習い事に大忙し…。
そんな順風満帆な人生がひょんなことから600万の借金返済生活へ!
つちかった役職知識をフル活用!カラ交通費に経費水増し、株式投資に副業、ギャンブルetc…
一発逆転高収入を夢に見て、合法ギリギリの小遣い稼ぎに狂う日々…。
嗚呼、今年の8月にはようやく司法書士にお願いした債務整理の返済が終わります。
それまで嫁にはバレませんように(ナムー…。
AGAのハゲ薬をインドから個人輸入し副作用で精力が弱りはじめた、
温湯シュウイチのゲスい日常。
【注】読後感悪し

第14話 温湯、借金人生の思ひ出。の巻-後編-

■気付けばオレも借金に追われる日々…。

しかしそんなオレも、今やどこに出しても恥ずかしくない立派な借王(シャッキング)
さすがに今は家にまで借金取りが来ることはないし、幸いなことに鬼嫁にもバレてはいない。

そもそも本格的な借金生活が始まったのは、10年程前、30歳になる手前だった。
就職をして6年、結婚をして3年程経った時期であった。

仕事も順調で、給料も他業種の同年代に比べれば高給の部類であったオレは、結婚を機に“副業”を始めた

理由は単純、“遊ぶ金欲しさ”であった。
当時から財布を嫁に握られていたので、オレの自由に使える金がほとんどなかったからだ。

周りの知り合いなどにも勧められ、軽い気持ちで“株”や“先物”などの投資を始めた。
もちろん嫁には内緒である。
投資を始めて最初の3年程は絶好調であった。
毎日携帯でチェックをする度に、株価は右肩上がりに上昇し続け、正に“ウハウハ”状態であった。

早速調子に乗ったオレは、嫁や家庭には一円たりとも使わずに、愛人を囲い(愛人1号)、今まで行ったことのない高級ホテルやレストランで食事をしたり、贅沢三昧の日々を送った。
※注:現在の愛人は“愛人3号機”となる。しかも2号機からは借金生活に突入してからの囲い込みなのである。

しかし好事魔多し。
リーマンショックの大波と共に、一転、雲行きは怪しくなってくる。
株にしろ先物にしろ、投資していた案件がすべからくバッタバッタとマイナス方向へ突き進んでいったのである。
本当にこの頃は全身に力が入らず、仕事中に小便を漏らしそうになったことも数え切れない。というか実際に何回かは漏らしていた。

まぁ、この辺の顛末はまたの機会に詳しく書くとして…。
結果的に30歳手前にして、株取引で200万円、先物取引で400万円の借金を背負うこととなったのだ。

■借金総額600万円…、どうするべ?

借金総額600万円…、どうするべ? 男性高収入求人ドカントこの600万円の借金というのは、株や先物に投資するため(マイナス分を補填するため)に、消費者金融サラ金から引っ張った金である。

“この50万円さえ突っ込めば…”
“この30万円で何とか苦境を乗り越えられる”
と膨れあがった借金なのである。

普通は借金をした時点で気付くものだが、借金をしているということは、債務超過に陥っているということなのである。
それにも関わらず、まだ大丈夫だと“高を括って”借金し続け、預貯金も全て無くなってしまったのだ。

自分の給料だけでは、愛人の生活費はおろか、本宅の生活費もままならない状況にも追い込まれた。
月末近くになると、いい歳をぶっこいて“給料日まで1週間、5万円が足りない”といった日々が続くのである。

部下の結婚式、子供の習い事、こんな時に限って嫁の親戚の爺さんが死んだりするし、急な出費には事欠かない。
もう逆さになっても何も出てこないん邪

親類縁者から数万円を借りたり、嫁に内緒で生命保険を解約したり、嫁に内緒で子供の学資保険を解約したり…。はたまた愛人のカードで勝手にキャッシングしたり(犯罪)…。

この連載でも触れているが、経費や交通費のちょろまかし、治験バイト、チケット換金等々…。
あらゆる金策に走り回った。

■返せども返せども、我が暮らし楽にならざり…。

ぢっと股間をいじくる。

そんな思いをして毎月借金の返済を続けていたのだが、その支払の大半はほぼ“利息”分なのである。
“元金”(本来借りていた金額)の返済分なんて、ほんのチョッピリときている。

こんな生活がいつまで続くのか…。
何と、このペースで返済を続けていくと、完済までには30年以上かかってしまう計算なのだ!

そんな針の筵を歩いているような借金返済の日々を4、5年続けていた頃であろうか。

■債務整理のCMが頭から離れない!

債務整理のCMが頭から離れない! 男性高収入求人ドカント『アナタにも過払い金が返ってくるかも知れません』
『過払い金請求で借金を減らせる可能性があります』
誰でも見たことがあるだろう、弁護士や司法書士の債務整理請求のCMである。

『無理だと思っていたら100万円返って来ました』
人の良さ気な爺さんが喜んでる、あのCMである。

そりゃあオレも債務整理が出来るもんだったらしてみたい!
法外に支払った利息分や返済金を取り返せたり、現在支払っている返済金が減額できたりするのである。

しかし、デメリットが一つだけあるのだ…。
ブラックリストに名前が載る…のである。

ブラックリストに載ることによって、
① 過払い金請求をした貸金業者だけでなく、他の貸金業者からも借金ができなくなる。
② クレジットカードの審査に落ちる。
③ クレジットカードが使えなくなることがある。
※ 但し、5年程度で事故情報(ブラックリスト)から名前は削除される。

んー、この程度のリスクであったら債務整理した方がいいじゃないか…、確かにそう思う。

いやいや、しかしながら、お堅い金融機関に勤めているオレの名前がブラックリストに載って、それを信用情報で会社に知られる所となってしまったら、それこそオレは社会的に一貫の終わりになってしまう…。
悶々と思い悩む日々が続いていた。

そんな当時、とあるセクションの人事面談があるので、面接を任されていたオレは新入社員の資料に目を通していた。
「履歴書、卒業証明、自己申告書…」
ん?自己申告書?こんな書類あったかいな?
何気なくその書面を見ると…。

『私はこれまで自己破産、債務整理等の事実はありません』→チェック

と新入社員の自筆で書いてある。

「ん、何これ?いつものようにカード会社経由で個人信用を調べればいいじゃん
と総務の一般職に聞くと、
「今は、個人情報保護法があって調べてはいけないんです。だから自己申告してもらうしかないんですよ」
と答えるではないか。

「えっマジ?それならホントの信用情報が分からないじゃん。いいの?」
「まあ、そうなんですけど…」

なんなんそれ?オレの為の個人情報保護法じゃん!先に言ってよ!
そんなら迷う事なんてない!
オレ、飛べばいいじゃーん!

■いざ行かん!債務整理の向こう側。

光の速さで、司法書士事務所へ訪問した。
知り合いに紹介してもらったヤングメンな司法書士さんだった。
もう借用書やら督促状やらクレジットカードまで、何から何まで晒したね。

「全部債務整理お願いシャス!」

“バッサリ”

すると、司法書士はオレが差し出した、サラ金や消費者金融のクレジットカードをハサミで裁断した。
「これを先方に送りますから、しばらく待ってて下さい」
その裁断したカードをクレジット会社へ送り返すというのだ。

そして借入金額や利息額の計算、書類のチェックなどをして債務整理の手続きは完了。
アッと言う間に終了した。
4年も5年も味わってきた生き地獄がホンの30分で終わったのである。

通常、司法書士や弁護士が介入し、サラ金会社に債務整理の請求をすると、
“契約確認”や“履歴調査”期間などとして、返答までに2、3カ月の時間を要する。

そしてその期間は、借金の返済がストップするのである。ラッキー♪

■約2ヵ月後、サラ金会社からの返答が来た!

その内容は…、過払い金の返金こそなかったが、“利息放棄”で決着した。

これからは“利息の返済はナシ”となり、元金(借りた金額)のみを返済していくことになったのである。
債務整理前の返済金総額(利息込み)から比較すると、借金が半減したようなものである。

「温湯さん、これからは気をつけて下さいね~」
と微笑んでいる司法書士君の顔が涙で滲んで見られなかった。

約2ヵ月後、サラ金会社からの返答が来た! 男性高収入求人ドカント
助かった…。
命拾いした…。
どう足掻いても金が足りなかったし、毎月借金が鬼嫁にバレる3秒手前みたいな綱渡り状況だったから。

その頃には愛人“2号”からも借金を重ねていて、もはや愛人とは呼べないような間柄にもなっていたからね。
「アンタのがヒモじゃないのよ!」なんて言われる日々でしたから。

借金“0円”とはならなかったものの、利息が無くなったことにより、毎月の返済金も減額となった。
そして完済まで何十年かかるのか?と思われた返済期間も大きく圧縮された。
この先予定通りに返済すれば、5年程の期間で(今年の8月頃には)完済となる手はずであった。

手はずであった…?
そう、手はずであったのだが…。

■この世は誘惑との闘いである。by温湯

これでもう、子供のお年玉をパクる必要もなくなる。
これでもう、鬼嫁の指輪を盗んで質屋に行く必要もなくなる。
これでもう、愛人の誕生日を鳥貴族で祝うこともなくなる。

つらかった日々(自業自得)が走馬燈のように頭を過ぎった。

月々の返済額も減額され、トータルの借入額の利息もナシとなり、やっと自分の給料の中で何とか生活ができる状況に戻れた。
数年振りに落ち着いた日常を取り戻せた…かに思えた。

世の中は甘くない。

一体どこで個人情報を入手したのであろうか。
「債務整理した人でも融資できます!」
「もしもの時のために一口どうですか?」
貸金業者から営業電話や営業メールが届くのである。
誘惑の魔の手が再び忍び寄って来るのである。(借りなきゃいいだけだが)

「いやいや、もうオレ債務整理してるしさー」
「そういった方でも当社は融資させていただいております!」
「いや、もう借金は懲り懲り…」
「50万円でしたら即融資出来ますよ!」
「!」

「お願いシャス!50満額でお願いシャス!」

この世は誘惑との闘いである。

■そう、債務整理していても、借りられる会社はあるのだ。

そう、債務整理していても、借りられる会社はあるのだ。 男性高収入求人ドカント有名なトコだと、名古屋の“ア●ー”大阪の“フク●ー”
この2社は本当に審査がゆるィ…、イヤ独自審査で融通が効くのでオススメ。(オススメしてどうする!)

難点は…、
① 融資実行まで日数がかかること。
② 書類がやたら多い。年金手帳まで求めてくる。
③ 書類のやり取りが郵送とかファックスで面倒。
④ メジャーじゃないので、ちょっと怖い。
⑤ ホームページの女性がイマイチ。
債務整理バツイチ野郎が何を言ってやがるといった感じだが…。

さて、今回もいつものように、借入金の用途は“教育費”とシレ~ッと嘘書いて50万円を申込む。
すると2日後にようやく“極度額99万円、融資可能20万円”と回答がきた。

極度額とは、分かりやすく言うと、今はダメだけど将来的には、融資や返済状況などの信用を積み重ねて、
最高99万円まで融資してもいいかな?と言う曖昧な意味。

さすがに、“教育費の証拠書類を出せ”とまでは言われなかったので、ココらは街金だと判断。
銀行系ローン会社だと、借入金の用途が教育ローンやマイカーローンの場合は、金利が安い分、必ず“購入証明”などの書面を提出しなければならないはずだ。

“20万円融資可能”と連絡が来たので、ヒャッホーイと書類の到着を待つ。
2日後に“完全個人名”かつ“転送不要”“会社”に書類が到着する。
さすが業界の雄!誰にもバレない心遣いが憎いね、いよっ大統領♪

しかしその書類にはしっかりと書かれている。
「第3者が介入したら、一括解約の上、全額返済してもらいます」

要は、“司法書士や弁護士の介入を許さない”ということである。

今度は飛べそうにねえぞ…。

■そしてまた、チョロまかしの日々へと舞い戻る…。

そしてまた、チョロまかしの日々へと舞い戻る…。 男性高収入求人ドカント「いつもありがとうございま~す♪はい、スタンプを押しますね~♪」

芳しい香り、可憐な女子店員。いつもの“洋菓子●●●店”。
オレは秘技、スタンプ印影写しで水増ししたスタンプカードを手渡す。

そう。利息放棄をしてもらい、今年の8月には完済するはずであった借金も、ノラリクラリと返済日を延ばしているうちに、完済までの道のりは2年程延びてしまった

さらには、悪魔のささやきに負け、再びつまんだ借金も80万円を超えてしまっている。
まだしばらくはチョロマカシの日々は続きそうである。

今日は部下のお中元もオレがまとめて購入してくると言って会社を出てきた。
さすがに事務員のババアには訝しげな目で見られたが、そんなことを気にしている場合ではない。

そしていつもより多めの生菓子を買い込む。
これでいけば水増しした分と合わせて、一気に3,000円のキャッシュが手に入るはずだ。
参千圓、バカにできない。
この調子でいけば月1万円以上は手堅い。いや、印影次第では2万円も見えてくる。

“ポンポンポンポンポンポンポン”

「おめでとうございま~す♪スタンプが2枚貯まりましたので、3,000円分のポイントと交換で~す♪」
「はい、ありがt…」

女性店員から千円札3枚ではなく、3枚のカードを手渡された。
そこには洋菓子店らしく可愛らしいデザインで、1枚ずつに“1,000円”と書かれている。

「!!!」

言葉を失い3枚のカードと女性店員の顔を見比べていると、
キャッシュバックキャンペーンは終了しまして、今月からは当店で使えるポイントカードと交換になります~♪」
そう言いながら店員はレジ横のポップを指さす。
確かにそう告知されている。

このビッチめ!

『ざっけんなよ!』と思わず口に出そうになったが、そこは中年うっすらハゲドン、すんでの所で言葉を飲み込んだ。

「じゃ、じゃあこのポイントは今日使えるの?」
「はい、使えますよ~。どうされますか~♪」

このホールめ!

男と見たら誰でもたらし込むような媚びた声を出しやがってからに…。

「じゃあ、3万で領収書を切ってもらえる?」
「えっと、えっと…、すいません…」
急に不機嫌になったハゲドンにたじろぐ尻軽店員は、奥から店長らしきオッサンを連れてきた。

「あー、領収書はポイント額を引いた金額になりますねー」
オッサンは帽子を脱ぎながら面倒くさそうに応える。
鈍クサい田舎娘はオッサンの後ろで怯えながらこちらを見つめている。

クッソ、この程度のちょろまかしも出来ねえのか!

この足軽の小娘め!

『もう二度と来ねえよ!』と心の中で叫び店を出た。

会社へ戻る車中、怒りにまかせて洋菓子の箱をひとつ開け、生シュークリームを頬ばる。
かぶりついた反対側から、大量のクリームがSEI●●のスーツにこぼれた。

SAY YEAH!

今回の温湯、リスクとリターン 真似しちゃダメ、絶対!

スタンプカードのポイント偽造
【リターン】3万円の商品を購入すれば、1,500円のキャッシュバック。
でもキャッシュバックキャンペーンが終わったら、お店で使えるポイントと交換↓↓↓

【リスク】偽スタンプを作っただけでも、立派な「有印私文書偽造罪」。
「スタンプ印影写し」だって同じ事だって!
そして実際にそのカードを使った場合は「行使罪」や「詐欺罪」にもなるってば!
全然割に合わないって、真似しちゃダメ!

今回の温湯、リスクとリターン 真似しちゃダメ、絶対! 男性高収入求人ドカント

 

借金残高 4,550,000円也