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サンドウィッチマン サンドウィッチマン

M−1グランプリ2007で史上初の敗者復活戦からの優勝を果たし、知名度を全国区に広げた、サンドウィッチマンの2人。その後も独特のネタでファンがグングン激増中だ。ボケ担当の富澤たけしさんが執筆した、「ちょっと何書いてんのかわかんないです……!!」も、独自の世界を持っていてファンならずとも必読本!取材中も大笑いさせてくれたお2人に、熱く、明るく、語ってもらおう。

Interview/内埜さくら Photo/谷口達郎


---富澤さんが執筆した書籍「ちょっと何書いてんのかわかんないです……!!」が好評発売中ですね。いきなりですが…本の中で死について触れている箇所があるのですが、最近はどうですか? 死についての考えは。
富澤「今は頑張って生きようって思ってますね。いろんな仕事をさせてもらえるようになってきて、欲が出てきたというか」


---具体的に欲というのは。
富澤「テレビやラジオ、自分たちの番組を持たせてもらったりもしているので、終わらせるわけにはいかないな、とか。いいものにしなきゃっていう部分で、生きる希望を見出せたんですよ」


---今回、書籍化されたブログ本は数年前に執筆されていますが、当時はどんな気持ちで書いていたのでしょうか。
富澤「読み返すと怒っているんですよね、僕。世に認められないことへの怒りみたいなものを原動力にして、書いていた気がします」
伊達「当時は今より楽しかったですけどね、僕は。好きなことができる時間がいっぱいあったし、仲間も周りにたくさんいたし。今はそういう時間、取れなくなりましたからね」


---でも現在、お2人はブレイクして売れっ子ですよね。それでも、当時のほうが楽しかった、と思いますか。
富澤「僕ら、まだ売れたとは思っていないんですよ」

伊達「売れたというか、世に出たっていうだけなんで」


---富澤さんはこの本で印税が入りますよね。その使い道とか考えますか?
富澤「クルマを買います。新車のベンツを」

伊達「そんなに売れてねーよ! 原付しか買えねーよ!! 中古の原付を買うのが楽しみですって言っとけ!」


---あはは。話は変わってネタ作りは富澤さん担当ですよね。どのように作っていますか。
富澤「本当に、どうするんでしょう!? どうしたらいいんでしょうねぇ〜?」

伊達「お前、質問返しにすれば、『こうやって作るんですよ』って教えてもらえると思ったのかよ! いいから答えろよ!!」

富澤「えーっと、急にポンと出てくる時もあれば、悩みに悩み抜くこともあります。紙とペンを持って、1人で苦しみますね、出てこない時は。女の人が子供を産むのと一緒かも知れません。僕は産んだことないですけど。妊娠中は大変じゃないですか。それと同じで、産みの苦しみというか。お笑いをやる限り、ずっと持ち続ける悩みなんでしょうね」


---売れない時期に、お笑いを辞めようと思ったことは。
富澤「30歳手前頃に考えたこと、ありますよ。辞めるなら今だなと。でも、何かを残したか? って聞かれたら、何も残せていなかったんで、もう1年だけやってダメなら辞めようって決めたんです。そうしたらその年に、テレビに出られたんですよ」

伊達「僕はそう思ったこと、なかったですねぇ。お金がないなりにバイトするのも楽しかったですし。お金がないほうが、工夫するんですよね、生活に対して。今は何か悪さしたらすぐ叩かれちゃうんで控え目にしなくちゃいけないっていうのもありますし(笑)」



---伊達さん、プラス思考ですね。
伊達「この業界で生活できるほどの収入があるって、すごいことなんですよ。これまでは生活なんてできなかったんで。だから僕ら、それだけで感謝で、お金持ちになりたいなんて思っていませんから。ネタを披露できる場があればいいんです」


---お2人のように顔が知られた存在になることを、羨ましがる人もいると思うのですが。
伊達「ただヘラヘラしているだけでお金もらっているんだろうな〜と思われるまでがしんどいんですよ。羨ましがる人は、人生に迷っている人か、今の仕事に納得していない人かも知れませんね。僕もサラリーマン生活を5年、経験してるんで、会社員の辛さは分かりますけど」

富澤「そういった人たちが会社に勤めて給料をもらっている間、僕らは先の読めない夢に向かっていたわけですから。今だって危機感は持ってますよ。来月仕事がないかもしれないっていう」


---ではブレイクして得たものは?
富澤「金と女の他には、揺るぎない地位と名誉です」

伊達「そんなに地位上がったのかよ! 危機感はどうしたんだよ。揺らぎまくってるよ、お前」



---お2人は、地元を愛することでも知られていますよね。
伊達「東京に住むと分かるんですけど、仙台はご飯が美味しいですよ。あと、僕らは買い物に行くより、外で遊ぶほうが好きなんで」

富澤「山や海、川にすぐ出かけられる環境ですからね。東京は僕らにとって仕事をする場所で、住むところではないんです。僕の親が転勤族でしたけど、結局家を買ったのは仙台なんですよ。いろいろ見た上で決めたんでしょうね」

伊達「正直、通いで仕事がしたいんですよね。もし許可が出るなら、仙台に戻る可能性大ですよ」


---伊達さんは、意外ですが地元のスイーツにも詳しいとか…。
伊達「意外は余計です(笑)。オススメなのは、萩の月ですね。この前テレビの収録で、初めてカメラが工場に入ったんです」

富澤「誰も食べたことがないっていう、出来たての萩の月を食べてきたんですよ」

伊達「萩の月って、お土産ランキング1位らしいですよ。今さらですけど、改めて紹介しておきたい逸品です」


---仕事でも地元へ貢献しているんですね。では、仕事をする上で大切にしていることとは。
伊達「思いやりです。前に勤めていた介護用品会社の社訓なんです。すごくいい言葉で、これ以上のことってないと思うんですよね。人のためを思って、人に気を遣うという。絶対に大切ですよ」

富澤「僕は、高収入と高学歴」

伊達「ドカントに載っているような、1日からでもOKっていう仕事ね…って、違うだろうが!」

富澤「えーっと、本音で言うと、売れなかった頃に持っていた、怒りを大切にしたいですね。今は感謝することのほうが増えたんで、怒りを探す状況なんですけど」


---最後に、お2人のように夢を叶えるためにはどうしたら?
富澤「目標を決めて、ダラダラしないことですかね。たとえば来年、好きな仕事を辞めなければいけないとなったら、動きが変わるじゃないですか。あとは、10年後に何をしていたいか決めると絶対、理想に近づけるはずなんですよ」


---では、富澤さんの10年後は…。
富澤「まだ決めてないんです」

伊達「ビックリするわ! お前、さっきの言葉は10年後を決めてるヤツが言うことだよ。ドカント送ってもらって、別の仕事探せ!!」


INFORMATION
書籍「ちょっと何書いてんのかわかんないです……!!」
◆書籍「ちょっと何書いてんのかわかんないです……!!」

伝説の脳内コラム、幻のブログがついに書籍化。虚実入り混じった、“中毒必至”な富澤たけしワールドへようこそ! 2007年12月23日、「M-1グランプリ2007」王者に輝き、お笑い界の頂点に立ったサンドウィッチマン。そのネタ作り&ボケ担当・富澤たけしが初エッセイを刊行! 彼らの人気の基盤は、なんといってもネタ。コンビ結成時からネタ作りを担当する富澤のユニークで瑞々しい感性、テレビで見せる顔とは違う、ピュアな心の内側が伝わってくる一冊。相方の伊達みきおが“天才”と称する彼の頭の中を、丸ごとご紹介。トミーからのナイスヴォイスなメッセージ、ここでしか読めない語り下ろし連載、あの人からの応援メッセージなど盛りだくさんな特設サイトもオープン!
著者/富澤たけし(サンドウィッチマン)
価格/1260円(税込)講談社から好評発売中


PROFILE
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サンドウィッチマン


伊達みきお(だて・みきお)
1974年9月5日生まれ 宮城県仙台市出身
趣味/高校野球予想・Vシネマ鑑賞・ラーメン食べ歩き
特技/野球・腕相撲・お好み焼き作り
公式ブログ

富澤たけし(とみざわ・たけし)
1974年4月30日生まれ 宮城県仙台市出身

趣味/映画鑑賞・スポーツ観戦
特技/スポーツゲーム・データ付け・寡黙
公式ブログ
数々のお笑い番組やバラエティ番組でもお馴染みの2人は仙台商業高校の同級生で、ラグビー部のチームメイト。卒業後、お笑い芸人を目指していた富澤が伊達を口説き、98年9月にコンビ“親不孝”結成、そして上京する。その後、サンドウィッチマンと改名して活動。M−1グランプリ2007では史上初の敗者復活からの優勝を果たし、一躍知名度を上げた。それまでは05年、06年の準決勝が最高だった。フジテレビ系「ハチワンダイバー」ではそろってドラマデビュー。TBCテレビ「サンドのぼんやり〜ぬテレビ」(火曜23時59分)、fmいずみ797「サンドウィッチマンのラジオやらせろ!(仮)」(火曜19時30分)レギュラー出演中。09年、「東京スポーツ」第9回ビートたけしのエンターテイメント賞・日本芸能大賞を受賞。郷土愛に満ちた2人は宮城県の親善大使「みやぎ夢大使」も務めている。
公式HP


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