仕事情報誌ドカント

 グラビアクィーンからテレビのバラエティ番組、ドラマ、映画と活動の幅を広げる川村亜紀。本作colors。を含め立て続けに3本の映画に出演している彼女の女優魂とは?

PHOTO/谷口達郎

---川村さんが演じているリカはコンパ中に襲われ意識を失い、気がついたら箱の中にいるという設定ですが、監督からキャラクター作りについて、どんな指示が?
合コン好きの女の子なんですけど、特に細かい設定は言い渡されてなく、普通に明るくということで。私が感じたのは、仲がいい友だちを信用しちゃって後で裏切りに遭うリカは、疑い深いところがないコ。素直にその場を楽しめる明るいいいコなんだろうなぁと。要所要所何かあったら言うから、その場のノリで任せますみたいな感じで言われました。

---具体的にはどういったことでしょうか?
カラオケで盛り上がっているシーンは、どれぐらいのテンションでいくかとか、本当にそういう感じで…。他の役者さんたちはキャラが確立されている方たちが多いので…。多分、監督も、みんながみんなに言わなくていい状態だったんじゃないかと思います。

---その合コンでのカラオケのシーンのテンションの上げ方なんですけれども、盛り上がるシーンというのは、とにかく上げちゃってください、といったものだったんでしょうか?
隣りでちょっと冷ややかに見ている友だちがいるけど、そういうのも気にしないで、ここは楽しい場だから、こっちで盛り上げている人たちがいたら、そっちに乗っちゃってください。よく分からないかけ声をしても、乗っちゃおうか、みたいな風に持ってってくださいという感じでした。

---苦労や困ったことはありましたか?
お話自体が単純ではないので、一度本を読んだだけでは分からない部分があったんです。設定が箱の中というのも。撮影に入ったら、こういう感じなんだ、というのがなんとなく掴めてきて。セリフを言っていく時点で、徐々に掴めてきたりだとか。他の人と掛け合いをすることによって、こういうことなんだって、分かったりしたことが多かったです。

---ご自身とリカの共通点はありましたか。
いきなりテンションが上がったりとか、そういうとこは似てるかもしれないです。笑い上戸なのでなんでも楽しんでしまう点が似てるかもしれませんね(笑)。



---監督とのやり取りで特に印象に残ったものはありますか?
タイトなスケジュールで、すごく多人数が出演しているので、組み合わせだとかその場がどういう状況だっていうのは監督しか分かってなく、私たちはもう『次どこだっけ?』みたいな状態。

---全体像が見えないまま、自分のブロックをこなしていく感じですか。
で、頭の中がゴチャゴチャになっちゃうようなものを監督は、ちゃんとみんなに配分してというか、それが私よりも若い人なので、そういうものが頭の中にあって、全部考えて、指示ができる、ということがすごいなと思って。私ならきっとこんがらがってるなと思いました(笑)。

---みんなが分からないままで、それを手探りで、だんだん分かってくる…。映画のストーリーのようですね。
そうですね。すごい才能がある監督さんだと思うので、楽しみですね。

---この作品に限らず演技に関して、気を付けたり、心掛けていることは?
まず素直に入ることですね。私はまだ『この役をやるために、何キロ痩せて』とか『馬 に乗る練習をしなきゃ』だとか、そういった目に見える役作りをしたことがないので、本を読んで素直に入ると。で、ちょっとした仕草とか語尾を変える部分で、この子はこういうコだから、この部分は上げていこうとか、というような感じですね。

---まず自分なりに解釈して、ちょっと形を変えてみて…。
そうですね。『なんとかだわ』っていうのは、読んでいくうちに、このコは『わ』っていう語尾はつけないんじゃないかな? っていうのを監督さんと相談してみたり。そして答えをもらってというやりとりをしますね。



---今後の活動を教えていただきたいのですが。

本作の前に2本映画が封切りになるので、この作品を入れて、まとめて3本が公開になります。そしてまたその後にもう1本あるので、今は映画の仕事がメインですね。

---自分自身のモチベーションとか、やる気を高めた維持したりする方法を教えてください。
私、基本的にお芝居をするために生きていたいというタイプの人間なんで。自分がしっかりしていないと自分の好きな演技の仕事もできないので、いつも思うのはしっかりしよう、ちゃんとしよう、と(笑)。

あとは本読んだり、いろいろ舞台や美術館に行ったりするのが好きなので、そういう好きなものを見てますね。
INFORMATION
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「colors」

みなさん、コレアラタニ生きましょう。
【STORY】
 病室で死にゆく男・修治、独房で死を待つ男・稔、女に浮気された男サチオ、自分を否定する男・賢作、合コン好きな女リカ、自分に自信のない女・果穂、夫の帰りを待つ女・泰子。気付いた時は、それぞれの色の箱の中にいた。絶望的な世界の中で登場人物たちは希望を見つけだすことができるのか? 最後に彼らが見た世界は…。

【CAST】
村上淳・光石研・松岡俊介・高野八誠・川村亜紀・目黒真希・山本浩司・渡辺真起子・マメ山田ほか

【STAFF】
監督/柿本ケンサク
製作/ブレス・ディケ
イド・スパイス・シービービー
配給/スローラーナー
7月15日(土)から渋谷シネ・ラ・セットにてロードショー!!

PROFILE
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川村亜紀(かわむら・あき)
1980年10月15日 東京都生まれ

 00年にミスマガジン、ビジュアルクィーンオブイヤーに輝き大人気に、女優としても「AIKI」(天願大介監督)で映画デビュー以来、テレビドラマ「愛は正義」「私立探偵 濱マイク」、映画「鍵がない」「想色〜オモイ・ノ・イロ〜」などに出演し、着実にステップアップを続ける。「純ブライド」「ここにいる」など出演作が続々と公開に。
公開待機作には「ボーイ・ミーツ・プサン」「What's Next」などがある。写真集「himegoto」も好評発売中。

川村亜紀のdaily life
http://blog.livedoor.jp/akiaki80/

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