仕事情報誌ドカント

ちすん ちすん
「映画に出ている人物それぞれに、深いストーリーが隠されているんです。どのキャラの視点に立って見ても、面白いですよ」
井筒監督の映画「パッチギ!」やテレビ東京系「超星神グランセイザー」など、映画・ドラマ・舞台と活躍の幅を広げている女優ちすんが、12月公開の映画「かぞくのひけつ」では、愛人役に挑戦。撮影の裏話や演じる楽しさなどを教えてくれた。

●撮影/大駅寿一 ●取材・文/内埜さくら

---映画「かぞくのひけつ」で、ちすんさんはキーパーソン的な役柄を演じてますよね。
落語家の桂雀々さん演じる島村宏治と、秋野暢子さん演じる京子が夫婦役。私は桂さんの愛人役なんです。で、ちょっとしたイタズラ心から、島村家が経営する不動産屋に、私がアルバイトとして働くという…。


---ちすんさんが演じるゆかりは、どのような女性なのでしょう。
素敵な女性だなっていうのが第一印象。母性が強くて頭がいいんです。私自身がイメージしたゆかりになるかが不安でした。脚本より落ちてしまうと駄目だし。これって、役が決まると毎回感じることなんですけどね。


---愛人関係を演じる桂さんと、撮影以外での接点などは?
撮影前に、私たち若手は演技指導を受けたんです。そこに桂さんが遊びにいらして。偶然、私が早く終わったので、皆が合流する前に、2人きりで居酒屋に行きました。初対面でいきなりマンツーマン(笑)。桂さんは芸能界の先輩ですから、緊張しましたよ、やっぱり。


---撮影以外での接点は重要?
私は大切だと思います。そうしておかないと、観客にウソがバレてしまうんです。本番でイチャついてもリアリティに欠けるというか。これも偶然ですが、桂さんとは家が近いんです。なので後日改めて、2人で食事にもいかせていただきました。




---本作は、テンポの良い会話が印象に残ります。
私を含め、出演した方の多くが大阪出身ですから。ただ私、本番になると気負ってしまうんです。上手くいかないと『普段は笑わせられるのに、なんでできない?』と自問自答したこともあります。その点、秋野暢子さんはスゴイ!! です。


---具体的には。
リハや本番で何度同じシーンを演じても、本番で一番いい演技を出してこられるんです。必ず、ですよ! 私はリハのほうが良かった、なんて時もまだまだありますから尊敬します。


---さすがベテラン女優ですね。
夫婦喧嘩を演じるときも、本番で突然、鼻笛。助監督が大喜びしてました(笑)。しかも、私たちがロケ弁ばかりを食べているのを見て、秋野さんご自身が、お弁当を差し入れしてくれたこともありました。



---ロケ弁は野菜が少ないですからね。
食べ物が精神を作るので、食べ続けると疲れてしまうんですよね。本当に秋野さんには感謝してます。ロケ地だった大阪の十三のおばちゃんが差し入れしてくれたこともありました。


---ところで、ちすんさんにとって演じるとは?
ありきたりかもしれませんが、自分とは違う人生を一瞬でも生きられるところが楽しいんです。人生、一度しかないじゃないですか。もし私に3回人生があったら、一度はダンスのプロ。もう一度は教師になりたかった。それくらい、欲張りなんです。


---そういう性格だからこそ、女優業を選んだんですね。では逆に、休日はなにを?
映画や舞台を見るようにしてます。あと私、ホットヨガのインストラクターの資格を持っているので、生徒に教えに行ったりもしますね。


---最後に映画の見どころを。
どの登場人物も、その人なりの深いストーリーを持ってるんです。だから、どのキャラの視点に立っても楽しめますよ。一度だけではなく、何度も繰り返し見てもらえたらうれしい。それと、撮影はすべて大阪・十三ロケ。自然体の大阪をたっぷりと満喫できますよ!

INFORMATION
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かぞくのひけつ
映画「かぞくのひけつ」

STORY
オンナ癖の悪い父、嫉妬深い母。大阪・十三の不動産屋の息子・賢治は今日も尾行を頼まれ、仲良くカノジョと居酒屋にいる父を発見。何とかカノジョに諦めるよう説得した賢治だが翌日、両親が営む不動産屋のバイト募集にそのカノジョが。一方、恥ずかしい悩みを抱えて彼女の手も握れない賢治に恋人の典子はイライラ…。大人たちの板挟みになり、典子からもビンタを喰らう。「何でみんなツラい思いをしながら、一緒になろうとするんだろ?」。悩める賢治は大人になれるのか?

CAST
出演/久野雅弘・秋野暢子・桂雀々・ちすん・谷村美月・テント・九十九一・長原成樹・南方英二・平野麻樹子・友田安紀・水木薫・荒谷清水・浜村淳ほか

STAFF
監督/小林聖太郎 企画・製作/志摩敏樹 プロデューサー/中村有孝
配給・宣伝/シマフィルム・第七藝術劇場・スローラーナー
12月22日(土)より、東京・渋谷ユーロスペースでレイトショー公開!
公式HP


PROFILE
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ちすん
ちすん
82年11月3日生まれ 大阪府出身
趣味/映画鑑賞・観劇・ショッピング
特技/服飾デザイン・クラシックバレエ

高校時代にスカウトされ、劇団「よしもとザ・ブロードキャストショウ」のメンバーとして多くの舞台経験を踏む。03年、テレビ東京系の特撮番組「超星神グランセイザー」の敵ヒロイン・ルシア役でドラマデビュー。以降、テレビドラマや舞台、映画、CMなど活躍の場を広げている。映画出演は「パッチギ!」「着信アリ2」「奇談」「血と骨」「パッチギ!LOVE&PEACE」などがある。他にドラマ「風のハルカ」「ショコラ」、CM「さらりとした梅酒」(チョーヤ梅酒)などに出演。

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