
---前田さんと実際にお会いすると、映画で拝見するより痩せたような気がしますが…!?
この映画は4年前に撮影された作品なんです。中国に滞在していた当時は、確かに今より太っていたかもしれませんね。中国って食べ物が美味しいから、食べ過ぎてたかも(笑)。
---ダイエットが大変そうです。
それが、日本へ戻って和食を食べていたら、自然と体重が戻ったんですよ。和食ってヘルシーなんですね。
---本作では主演なのに撮影時に太るとは、大物です(笑)。抜擢された経緯を教えて下さい。
私が演じた日本人留学生役を、監督が中国国内で探していたんです。ちょうどその頃、私は中国の演劇学校で勉強中。監督とお会いさせていただく機会をもらった際、この作品の軸でもある京劇について、熱く語ったのがきっかけなんです。京劇は昔からの大ファンでしたから。
---でも、中国在住の日本人女優は他にもいたのでは。
積極的な『この役を演じさせて下さい』という熱意が、監督に響いたのかもしれません。あと、映画に登場する女の子は京劇を学ぶ留学生で、私は演劇を勉強していた留学生。学ぶ部門が違えど、私の今までの歩みと、設定やストーリーが似ていたからだとも聞きました。

---前田さんは、北京電影学院に外国人初の本科生として合格。演劇科に所属してたんですよね。
初めて、内から外に出すお芝居というものを学びました。いつも『まず心を開きなさい』と言われていました。雑念が起きても『その役その役の心を表現していきたい』ということを一番に考えられるようになったので、感謝してます。
---そこで得た演技力を活かして今回の撮影に臨めた、と。
それが…『中国語が上手すぎて日本人っぽく見えない』と言われたことが(笑)。役によって求められる語学力が違うという、新たな発見でしたね。表情や仕草は日本人らしさが出るよう、心を砕きました…。
---というのは?
個人差はあると思いますが、日本人に比べて中国人は笑顔が少ないというか。あまり愛想笑いをしないんですよね。
---では、この映画の見どころを。
京劇は、中国に200年以上も続いてる伝統芸能。日本の歌舞伎と同じで、外国人が軽く足を踏み入れられない世界なんです。だからこそこの映画を見て、京劇の美しさを知ってほしい。言葉が分からなくても、想像を働かせながら楽しめますよ。
---前田さんが出演しているシーンでのオススメは。
導入部分の、私がズケズケと京劇の世界へ入っていく場面ですね。観客の皆さんも、一緒に入り込めると思います。少しでも中国映画を身近に感じてもらえたらうれしいですね。

---撮影時や留学中、良い出会いに恵まれたそうですね。
中国の方と、家族のように打ち解けることができたんです。親友が5人ほどでき、今でも連絡を取り合ってます。私が覚えたての単語を使って、思ったことをストレートに伝えたからという理由もありますけど。心の裏表を表現する余裕さえなかったというか…。
---異国の人柄に触れて、ご自身にも変化が?
前より家族を大切にするようになりました。中国人は、家族をとても大事にするんですよ。
---最後に映画のPRを。
私が演じた役の生きる姿勢を見て、何かを感じてもらえれば。『これからどうなるか』という受け身ではなく『どうするか』という積極的な女性ですよ。
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INFORMATION
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映画「北京の恋−四郎探母」
INFO
04年1月、北京・西直門駅。ネットで知り合った大連の友人・橋社長を出迎えに来ていた何(ピー・イエンチュン)は、その男性の名前を名乗る女性に呼び止められて驚く。京劇ファンの男性を出迎えたはずが、現れたのは日本人の若い女性、橋本梔子(前田知恵)だったからである。
彼女は、京劇院で京劇を学ぶために日本からやってきたのだ−。
CAST
前田知恵 チン・トン ピー・イエンチュン チャン・ハンほか
STAFF
監督/スン・ティエ(孫鉄) 脚本/シュエ・シャオルー(薛曉路)
提供/ジェネオンエンタテインメント・フォーカスピクチャーズ・ワ
コー 配給/ワコー・フォーカスピクチャーズ
公式HP
11月から銀座シネパトスにてロードショーほか全国順次公開
PROFILE
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まえだ・ちえ
81年3月8日生まれ 東京都出身
趣味/音楽鑑賞・映画鑑賞 特技/ドラム、ダンス(ジャズ)、創作、武術、中国民族舞踊)、マラソン
99年、中国青年研修大学で語学研修後、00年に外国人初の本科生として北京電影学院・演劇科に合格。在学中より中国の映画、ドラマ、CMで活躍。その後帰国し、日本のドラマやCMなどで活動。NHK中国語会話では昨年に引き続きレギュラー出演している。主な出演作に映画「紫日」、ドラマ「永恒恋人」、CM「ピップフジモトピップ磁気インナーキャミソール」などがある。
公式HP
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