仕事情報誌ドカント

塚地武雅 塚地武雅
「劇中の大木琢郎同様に、僕もコンプレックスを克服できていないけど、ありのままを見せて他人にいじられた方が未来は明るいはず」
『スーツを着れば、理想通りの外見に変身!!』というキャッチコピーで話題の映画「ハンサム★スーツ」が11月1日に公開。ブサイク男・琢郎を演じた塚地武雅さんが、忙しい合間を縫ってインタビューに答えてくれました。親指立ててレッツ、ハンサム!!
撮影◎谷口達郎 取材・文◎内埜さくら


---遂に「ハンサム★スーツ」が公開ですね。塚地さんは“ ブサイク代表”で役に選ばれたとか。
世の中、イケメンよりブサイクの方が多いですよね? その中でミスターブサイクに選ばれたのは、名誉だと思っています。ただ、台本って普通は表紙をめくるとキャスト表が書いてあるんですけど、僕の役だけ『ブサイクな定食屋の店主』と書いてあって驚きました。台本を読み進めていくうちに理解できればいいことなのに、『ここでもう言うんかい!』って(笑)。

---塚地さんが思うハンサムって、どんな人ですか?
格好いいのに、格好悪いことを知っている人ですね。ズバリ谷原(章介)さんですよ。彼はあれだけの男前なのに、面白いことも大事だって気づいているんです。僕らみたいなモテない連中が、面白さで攻め込もうと頑張っているのに、彼みたいなイケメンが面白いことに手をつけてしまったら、もう太刀打ちできませんわ(苦笑)。

---でも今は、芸人さんもモテモテなのでは…。
それは、僕がちょこちょこテレビに出ているから顔を知られているというだけで、モテることには直結しませんよ。塚地武雅がサラリーマンだったら、それすらもないわけで…。




---いい意味で“調子に乗っていない”んですね。
ブサイクと言われることには免疫がついていますから。若手の頃、ジャンケンで負けた奴がナンパするゲームをしたことがあって。で、僕がイケイケ風の女性に声を掛けたら『ムリムリムリムリ!!』と冷たくあしらわれたんですよね。その時『僕は、話を聞いてもらえないほどのブサイクなのか』ってへこみましたよ。相当ショックでした…。

---では、ハンサムスーツが実在したら買いますか?
ローン組んででも買いたい。で、ジョニー・デップになって新宿歌舞伎町を闊歩します。ナンパに敗北した場所です(笑)。

---それほど塚地さんは、琢郎役とリンクしているんですね。
リンクというより、琢郎は僕自身ですよ。女の人が得意じゃないとか、見た目にコンプレックスを持っているとか、男前をひがむとか。僕の素の状態と琢郎は、同一人物。だから劇中で痴漢に間違われた時も、気づいたら泣いとるし。(北川)景子ちゃんに、『慰めなんかいらんよ!』と叫ぶ時も、勝手に台詞が出てくる感じでした。




---でも塚地さんは、コンプレックスを武器にしているような…。
まだ僕自身は克服できていないですよ。どんなに成功しても、コンプレックスはずっとついて回るし、なくならないでしょうね。だからこそ、コンプレックスをバネに変えることが大事。

---バネに変える方法とは?
開き直って、ありのままを見せるというか。芸人だけじゃなくて誰でも、いじられることを嫌がらないほうがいいと思う。コンプレックスをいじらせない空気を出すと、人が離れていきますから。いじられる隙を持っていたら、ハゲでもチビでもデブでも、人生が明るい方向に進むんじゃないでしょうか? もちろん、そこに行き着くのは簡単なことではないですけど。

---では、この作品をどんな人に観てもらいたいですか?
コンプレックスを持っていない人間なんていないはずですから、僕が演じた大木琢郎に共感できないはずがない! ということで、人間である以上、誰でもが楽しめる作品です。潔いハリウッドのコメディみたいなテイストだし、サルにも理解できるかも知れませんね(笑)。

INFORMATION
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ハンサム★スーツ

ハンサム★スーツ

映画「ハンサム★スーツ」

STORY
定食屋「こころ屋」を経営する大木琢郎(塚地武雅)は、ブサイクな顔が災いして彼女いない歴33年の独身。美人のアルバイト店員寛子(北川景子)に告白するも撃沈した彼は、着るだけでハンサムになれる不思議なスーツを手に入れる。ハンサムな男に変身した琢郎は、光山杏仁(谷原章介)として瞬く間に人気モデルに。その後、定食屋の主人とカリスマモデルとしての二重生活を送る琢郎。究極の選択を迫られて、出した答えは?

CAST
谷原章介・塚地武雅(ドランクドラゴン)・北川景子・佐田真由美・大島美幸(森三中)・池内博之・本上まなみ・佐々木希・山本裕典・ブラザートム・温水洋一・中条きよし・伊武雅刀ほか

STAFF
監督/英勉 脚本/鈴木おさむ ビジュアルディレクション/飯田かずな 音楽/川口大輔 テーマ曲/渡辺美里「My Revolution」 配給/アスミック・エース 
公式HP
11月1日(土)渋谷シネクイントほか全国拡大ロードショー
(c)2008「ハンサム★スーツ」製作委員会


PROFILE
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塚地武雅(つかじ・むが)
塚地武雅
1971年11月25日生まれ 大阪府阪南市出身
鈴木拓とお笑いコンビ・ドランクドラゴンとして活躍。
フジテレビ「はねるのトびら」、日本テレビ「エンタの神様」、ニッポン放送「ドランクドラゴンのオールナイトニッポンR」出演中。役者としてフジテレビ「電車男」「シバトラ〜童顔刑事・柴田竹虎〜」、日本テレビ「子犬のワルツ」、TBS「あいくるしい」に出演。映画は「仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼」「間宮兄弟」「キサラギ」に出演している。山下清役で主演するフジテレビ系「裸の大将」(土曜午後9時)最新作は10月放送予定。
公式HP



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