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新堂冬樹 新堂冬樹

「毒蟲たちの誇りをかけた睨み合いは、息を呑むこと間違いなし! でも睨み合ってる最中の虫って、何を考えているんですかね(笑)」

人気ベストセラー作家として揺るぎない地位を得た他にも、テレビやラジオ出演、芸能事務所社長とマルチに大活躍の新堂冬樹さんがプロデュースした「虫皇帝 POISON」がDVDリリース。なぜ、虫なのかという疑問と、毒蟲のバトルというエグい内容の核心に迫る!

撮影◎谷口達郎 取材・文◎内埜さくら


---「虫皇帝 POISON」がDVDリリースされましたね。素朴な疑問ですが、なぜ虫映画を撮ろうと思ったのですか?
「森や山が豊かな田舎で育ったから、昆虫には小さい頃から馴染みがあったし、その凶暴さにいつも興味を持ってたんだよね。ムカデとカブトムシを戦わせたらどっちが強いんだろう? とかさ。でもね、別に虫だけじゃなく、最強を決めるのが好きなんだよ。ブログではうどん対ラーメン対決もしたし。で、いろいろとリサーチしたら、虫の映画はアニメやCGではあったけど、実写はどこも創ってなかった。だからこれは、勝算はあるだろうなと」


---かなりグロテスクなシーンも収録されていますよね。
「だから最初、子どもは見ないほうがいいって言ってたんだけど、最近は考えが変わったね。近頃の子どもって、虫にリアルに触れていないじゃない。そういう意味では、死を見るにはいい機会かも知れない。でも、俺の純愛小説ファンには見てほしくないなぁ(笑)。イメージってものがあるからさ」


---虫同士の戦いが淡々と続く作品ですが、観る人を飽きさせない工夫はされましたか。
「1試合3分程度に収めてるけど、本当は1時間以上戦ってる試合もあるんだよね。さすがにそれは飽きるから、テンポよくスピーディーに編集したよ」



---全14試合のうち、特にオススメの対戦はありますか?
「オオエンマハンチョウとジョウゴグモの戦いかな。オオエンマハンチョウは、カブトムシとクワガタムシを除いてナンバー2の人気があるから」


---新堂さんは別のインタビューで、「虫についてなら、すべてを知っている」と答えていましたが、本当ですか。
「学術名や生態系はプロのほうが詳しいよ。俺が知っているのは戦い方。今回、昆虫業者にも話を聞いたんだけど、この作品は彼らもかなり興奮する内容みたい。虫の体に傷がついたら困るから戦わせないという、逆の立場にいる人たちだから。『この虫、こんなに強いんですか』ってワクワクして見てたよ」


---プロも垂涎の内容なんですね。では改めて作品の見どころを。
「人間が出る作品と違って台本がないから、リアルファイトが見られる作品。誇りをかけた睨み合いは息を呑むはず。でも睨み合ってる最中の虫って、何を考えているんですかね(笑)」



---新堂さんは小説家以外にも、芸能事務所社長を務めていますよね。睡眠時間は取れますか?
「2〜3日眠れない時もあるんだよね。昨日も事務所のスタッフと結束を高めるために飲んだんだけど、朝方まで飲んで家に戻ったら執筆作業。『みんなは寝てるんだろうな〜』って羨ましくもなるよ(笑)。作家としては連載10本と連ドラの原作2本、映画の原作2本と普通の小説10本、抱えてるし」


---それはスゴイ! なぜ眠らなくても仕事ができるんですか。
「義務感で仕事をしてないから、疲れが溜まりづらいんだよ。好きなことをしているわけだし。どうしても眠い時は、ニンニク注射とか食事でメンテナンスをしてるんだよね」


---なるほど。では、新堂さんの今後の夢は。
「俺、たまたま小説家になっただけで本来は芸能事務所の経営が夢だったんだよ。10代の頃に勤めた会社で、付き人をして以来、ずっと。だから事務所をカッチリとした不動のものに作り上げたいし、これからは作家もプロデュースする。虫映画もさらに力を注いでいきたいね」
INFORMATION
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DVD「虫皇帝 POISON 『毒蟲vs毒蟲』最強決定戦トーナメント 第1回」
■DVD「虫皇帝 POISON 『毒蟲vs毒蟲』最強決定戦トーナメント 第1回」

STORY&INFO
サソリ…ムカデ…タランチュラ…!? 世界中から集められた身の毛もよだつ毒蟲たちが凌ぎを削り、己の毒と命を注ぎ込む!! 人間の狂気が蟲たちの凶器を刺激する正真正銘の殺試合。待ったなしの血で血を洗うデスマッチが今、幕を開ける! GPミュージアムソフトから好評発売中。3990円(税込)。「虫皇帝 POISON 『毒蟲vs毒蟲』最強決定戦トーナメント 第2回」は11月25日リリース予定。

CAST&STAFF
出場者/ブラックキラーヒヨケムシ・デザートヘアリースコーピオン・チリアンファイタータランチュラ・タイジャイアントセンチピード・ブラジリアンスミシータランチュラ・マレーシアジャイアントセンチピード・アメリカタガメ・オオエンマハンミョウ・ジョウゴグモ・ハブムカデ・キングバブーン・メキシカンブラック&ホワイトタランチュラ・ジャイアントモザンビークフラットロックスコーピオン・フラットロックスコーピオン・ベトナムオオムカデ・エジプトヒヨケムシ・シェンクリンオオクワガタ(スペシャル参戦)
監督・総指揮・解説・企画・構成/新堂冬樹 製作/山田浩貴 製作・発売・販売元/GPミュージアムソフト

(C) 2009 GPミュージアムソフト

PROFILE
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新堂冬樹
(しんどう・ふゆき)

新堂冬樹

66年生まれ 大阪府出身
88年に「血塗られた神話」で第7回メフィスト賞を受賞してデビュー。その後も続々と作品を発表し「僕の行く道」が「ぼくとママの黄色い自転車」として映画化されるなど、人気ベストセラー作家として確固たる地位を築いた。闇社会を描いた作品と心温まる純愛小説という対照的な作風を持ち、ファンは前者を「黒新堂」、後者を「白新堂」と呼ぶ。07年2月に芸能プロダクションを設立。初監督作品となる、昆虫と毒蟲の壮絶な闘いを記録したドキュメント映画「虫皇帝」が8月に公開された。最新作「引き出しの中のラブレター」(河出書房新社刊)が原作の映画「引き出しの中のラブレター」が今月から公開。

公式HP
公式ブログ

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