知られざる交通量調査のアルバイト【体験談】1日の流れや給料は?

知られざる交通量調査のアルバイト【体験談】1日の流れや給料は? 高収入求人ドカント

榊伊佐雄さん(27歳)の体験談

今回お話しを聞かせていただいたのは27歳の男性、榊伊佐雄さん。 
細身で色白、出で立ちはダンガリーのブルーシャツにベージュのチノパンツ、清潔感があってさわやかな“草食系男子”といった雰囲気である。

現在榊さんは、“交通量調査”のアルバイトをしている。
交通量調査員…ドカント読者の皆さんはご存知であろうか?
大きな交差点や駅前などで、イスに腰掛け“カチカチ”とカウンター押してる人、アレである。

この知る人ぞ知る“交通量調査”のアルバイト、意外と人気が高い仕事なのだという。

榊さんに仕事内容や給料などのお話しを聞きながら、その人気の理由を探ってみよう。

■“交通量調査”の仕事内容とは?

まずは交通量調査の仕事内容はどのようなものなのだろうか。
一体何のために、彼らは路上でカチカチと人や車を数えているのだろうか。

【交通量調査の仕事】
●交通量調査には、車の数をカウントする「交通量調査」と、渋滞の長さを測る「渋滞長調査」の2種類がある。
●地域の開発計画や各地方自治体での統計データの資料として使われることが多い。
●日中や夜間に道路脇でイスに座った状態で、カウンターを使い通行する車や人の数をチェックする。
●難しい仕事ではないが、大手調査会社になると未経験者の場合、実施日以外に説明会への出席が必要となることもある。
●簡単な作業ではあるが、根気よく調査を続けられる忍耐力、見逃さない注意力、それを持続する集中力が求められる。

──交通量調査の仕事ってどんな仕事ですか?。

「交差点や大きな商業施設の前とかで、通行する車や歩行者を数える仕事です。 僕らを監督する監視員の方が言うには、その調査結果が、今後行われる道路工事や信号工事の参考になったりするみたいです。また商業施設なんかにも、訪れる客の数や年齢層なんかを把握するために使われるみたいです」

──なるほど、今後の工事やリニューアルのためのリサーチに利用するんですね。あのカチカチする道具でどんな風にカウントするのですか?

「あのカチカチする道具は、“数取器”(かずとりき)と呼ばれていて、5種類の数をカウントできるようになってます。 車だったら大型車、小型車、貨物、二輪車、といった車種ごととか、歩行者であれば性別、年齢別ごとの数をカウントするんです」

──5種類をカウントって大変そうですね? 未経験の人でもすぐに出来ます?

「最初は大変です。でも30分ぐらいやってたら慣れます。 車種なんてどうやって判断するの?と思うかもしれないですけど、ナンバープレートを見ればわかります。 歩行者の年齢別とかはあくまで見た目の判断なので、しばらくやったらスムーズにカウント出来るようになりますよ」

■“交通量調査”の勤務体系や1日の流れについて

“交通量調査”アルバイトの辛いところは・・・。 高収入求人ドカント


──一般的な仕事の流れというか、1日の流れを教えて下さい。

「まずは作業現場入りから…現地集合の場合もあれば、郊外とかだと送迎車が出て乗って行く時もあります。 また簡単な説明を受けてすぐに働くこともあれば、現場に着いても時間まで待機なんて場合もあってバラバラです。 いずれにせよ“根気”と“忍耐力”は欠かせません」 

──勤務時間や勤務体系はどんな感じなのですか?

「勤務時間は、朝7時~19時などの“12時間勤務”が多いですね。 他にも朝7時~翌7時の“24時間勤務”があります」 

──12時間と24時間勤務の2パターン。

「仕事の現場は、1つの場所を2人1組ないし3人1組で受け持って、そのうち1人が休憩を取るという感じです。 2時間働いて1時間休憩っていうパターンが多いです。 だから12時間勤務だと“実働8時間”になります」

──そう聞くと休憩時間が多いと思いますが集中力も必要だし休憩も必要ですよね…。休憩場所はどうするのですか?

「仕事場は“路上”ですから、もちろん休憩所なんてありません。それぞれ自分で場所を見つけて休憩を取ります」

──トイレは? 

「僕の場合は東京23区内の現場を選んでいるので商業施設やコンビニ、ファストフード店もあるからトイレや一息ついたりする場所に困ることはありません。 郊外での仕事や深夜の仕事だとちょっと困るかも知れませんね…。 現場監督の監視員に予め聞いておいた方がいいと思います」

■“交通量調査”の給料や魅力について。

カチカチカチ…交通量調査の仕事内容は分かってきたが、気になる給料はどれくらいなのだろうか。
以下のような収入例を示してくれた。

【交通量調査スタッフの給料例】
●7:00~19:00シフト
拘束時間12時間、うち休憩4時間(実働8時間)
日給12,000円 ※時給換算:1,500円

●7:00~翌7:00シフト
拘束時間24時間、うち休憩8時間(実働16時間)
日給25,000円 ※時給換算:1,562円
※ともに即日に現地で日払い

──時給換算1500円以上! 確かに高額バイトではありますね。

「休憩が多いので拘束時間も長くなるのはツラいですけど、半日で1万円、丸1日で2万円以上稼げて日払いってのはやっぱり魅力ですね」

──1万円、2万円を日払いで貰えるのは嬉しいですね。しかし8時間とか16時間とかジッと座ってるのって辛そうですが。

「そうですか、僕からしたら肉体労働の方がずっと辛いですよ。 座って出来る仕事の方がずっと楽でいいじゃないですか。“座ったままで高収入”みたいな(笑)。 これも交通量調査バイトの魅力ですよ」

──そう言われると何だか優雅な仕事に思えてくるような…。

「この仕事って2人1組で仕事していてもそれぞれ別の対象を追ってカウントしてるので、お互いに会話することはほとんどないんですよ。 休憩も一人で取るし人間関係を考えなくていいのが好きですね」

──なるほど、そういう考え方もあるか。

「それと、現場にはスタッフを監督する監視員がいるんですが、彼らはいくつかの現場を巡回してるんで常時監視されているというストレスがないのも良いところです。 別にちゃんと仕事はしてますが(笑)」

■“交通量調査”アルバイトの辛いところは・・・。

“交通量調査”の勤務体系や1日の流れについて 高収入求人ドカント良いところばかりの仕事なんてこの世にあるワケがない。
交通量調査の仕事、ツライ部分や厳しい面はないのだろうか?

──交通量調査のバイトで”キツイ”部分はないの?

「この仕事でツライのは…、ズバリ“天気”ですね」

──屋外、それも路上の仕事ですもんね。

「気持ち良く晴れた日なんかは理想的なバイトなんですけど、夏の猛暑日や冬の酷寒日なんかは相当厳しいです」

──そういう日は何か対策をしたりとか?

「もちろんです。なんせ路上で直射日光をガッツリ浴びるんで、夏は帽子にタオル、着替えは必須です。熱中症対策の水分補給、塩分補給も欠かせません」

──冬も辛そう…。

「個人的には冬の方が辛いです。 どれだけ防寒具で全身を固めても、座ってると足元から凍えてきますから。 もちろんカイロや温かいドリンクを用意して行くんですが、それでも厳しいですね」

──他に何か必需品は?

「道路の傍でずっと“排気ガス”を浴び続けるんで“マスク”も必需品です」

■それでも人気が高い“交通量調査”アルバイト。

──猛暑、酷寒、排ガス・・・。ってなんだか話を聞いてたら結構ハードな仕事。

「それは日によってですね…、でも単発で高収入のバイトとしては人気のバイトなんです」

──えーそうなんですね…。

「そうですよ!求人サイトに『交通量調査スタッフ募集』がアップされると、当日で募集人数枠が埋まっちゃいますから。 だから僕なんかはマメに求人サイトを見て“新着”がないかチェックしていますよ。 まあ、天気を除けば高収入の割に座って出来る楽な仕事ですからね」

●取材を終えて…
今回は“交通量調査”のバイト経験者の方に知られざるその詳細をお聞きした。
正直、お話を聞くまでは何とも“地味”な仕事というイメージしか湧かなかったのだが、単発+日払い+高収入+割とお気楽、と来たら人気が出るのも当然なのだろう。
私も学生時代にこのバイトを知っていたら働いていたかもしれない。
1万円、頑張れば2万円以上の日給を日払いでもらえるのは確かに魅力的だ。

路傍で独り黙々(カチカチ)と、荒れるでもなくひっそりと生きる。

(ライター:JSR)