サウナルームより愛をこめて!男が高収入を得るためのコツをミリオン兄貴が教えます!

サウナルームより愛をこめて!男が高収入を得るためのコツをミリオン兄貴が教えます!

■ミリオン兄貴が教えます!

「稼ぎたい…もっと稼がなきゃ…」
求人誌片手に街を歩きながら、僕は独りつぶやいていました。
そう。
今のままでは、今月、圧倒的にお金が足りなくなるのは目に見えていたんです。

「もうすぐ好きなあの娘の誕生日。センスのいいジュエリーをプレゼントして、手堅くポイントを稼がなきゃならない。
それだけじゃない。今月は飲み会もあるし、出費のかさむことばっかりだよ」

そう。好きなことをして、カッコよく生きようと思ったら…。
男は、いくらお金があっても足りないんです!
だからこそ、少しでも収入のいいアルバイトが無いかと、街中で求人誌をかき集めてきました。

「とりあえず、近くにある職場から電話をかけてみるしかないよな…」
そう、肩を落として歩いていた時…

“あの男”が声をかけてきたのです。

ナゾの男「青年、なにを悩んでいる?」
僕「えっ?」
ナゾの男「ひとりで悩むなよ~~青年! キミのような浮かない顔をした野郎を見ると、
私は放っておけなくなるんだ」

僕「はぁ…」

僕は驚きのあまり立ちつくしました。
声をかけてきたのは、色黒で筋骨隆々大男だったのです。
見事に日焼けした彼は、板前さんのような角刈りヘアをしています。
タンクトップに黒いビキニパンツという、強烈なファッション。
警察に連れて行かれないのが不思議なほど、怪しすぎる男です。

男「どうした、青年? しょぼくれた顔で、求人誌を5冊も6冊も抱えているようじゃ、
仕事に困っているんじゃないのか?」

僕「い……いえ……」
男「私でよかったら、キミのすべてを受け止めてやろうじゃないか。遠慮なく話してみろよ」
僕「あの……自分、ちょっとこれから用事がありますんで……」

何とかこの場を逃れようとしたのですが、男は戸惑う僕などおかまいなしに、
目の前でヒンズースクワットを始めました(ダメだ…これは人の話を聞くタイプじゃない…)。

男「私はこの界隈では“ミリオン兄貴”と呼ばれている。キミもそう呼んでくれていいぞ」
僕「ミリオン……兄貴、ですか?」
男「そうだ。この街じゃ“夜の名コーチ”として、ちょっとは知られた男なんだぜ」
僕「よ、夜の……名コーチ……?」
男「そうだ。私の熱血アドバイスとマンツーマン指導で、何人もの野郎たちがひと皮むけて、真の男になっていった。いまじゃ東京の歌舞伎町で、バリバリ働いている野郎もいるぜ」
僕「ひと皮むけて(意味深)……」
男「しょぼくれた顔の野郎は、ほぼ100%、仕事が上手くいってない。
カネが足りないんだ。図星だろ?」

僕「は、はぁ……」
男「そんな野郎どもを、手取り足取りコーチして、高収入の仕事に導いてやるのが、私の役目なんだ」
僕「高収入……ですか」
男「そうだ。まずは論より証拠。いまからカウンセリングと熱血指導に突入するぜ。私の胸に飛び込んでこい!」

そう言うや、この男“ミリオン兄貴”は、僕をある場所へと強引に連れて行ったのです。

■男が高収入を得るコツ(1)短時間でガッツリ稼ぐ意識を!

ミリオン兄貴と名乗る男は、僕をサウナへと連れていきました。
どうやら僕は、彼とサウナ風呂に入ることになったようです。
ミリオン氏は服を脱いだ僕に、求人誌をサウナ内へ持ってくるように命じました。
サウナ室で、ミリオン氏は求人誌をパラパラとめくります。
何冊もの求人誌が、サウナの湿気でヨレヨレになったころ、ミリオン氏は口を開きました。

ミ「キミは男として収入を得ていくために、まず仕事社会のポイントを押さえる必要がある」
僕「ポイント?」
ミ「そうだ。世の中にはひとつだけ、すべての男に平等なものがある。それは“時間”だ」
僕「時間……」
ミ「億万長者だろうが、無職の男だろうが、1日が24時間であることに変わりはないだろ?」
僕「え、ええ……」

時間だけは平等―――単純なことではありますが、たしかに言っていることは正しい…。

ミ「そこで、キミにも考えてみて欲しい。与えられた時間は平等だ。その上で、より多くの収入を得ようとすれば……山ほどある求人情報の中から、どうやって仕事を選ぶのがいいと思う?」
僕「えっと……とりあえず、時給の高い仕事……とか」
ミ「そうだあっ!!」

ミリオン氏は、サウナ室の外まで響く大声で叫び、僕の肩をガッシリつかみました。

ミ「同じ貴重な時間を仕事に使うなら、時間当たりの収入が多い仕事でなくては損だ。特に本業で会社勤めをしていて、その合間に働く場合、なおさら時間を大事に使わなくてはいけない。キミもそうなんだろう?」
僕「はい、昼間は契約社員で……会社に行ってます」
ミ「つまりキミのような男が副業のアルバイトを探す場合、限られた時間でしっかり収入を得られるよう、時給の高い求人にターゲットを絞らなきゃならない」
僕「そう……ですね」
ミ「会社の業務や、キミ自身の体力にもよるが……副業に回せる時間はせいぜい3~4時間だろう。この限られた時間で働くからこそ、高時給の職場で、効率よく収入を得ていかなきゃならないんだ」
僕「たしかに……僕の場合、アルバイトに回せる時間が限られてます」
ミ「うむ。だからこそ求人誌はもちろん、男性向け求人サイトを上手く活用しなくちゃダメだ。自分に合った仕事を、効率よく検索できるからな」

こう言うと、ミリオン氏はなんと、ビキニパンツの中からスマホを取り出しました。
(防水のスマホなんでしょうか?)
そしてあるページを開いて、僕に見せたのです。

ミ「こんなサイトも参考にしてみてくれ。
この男性向けの求人サイトには、男性向けの高収入の仕事に的をしぼったものがたくさんある。

■男が高収入を得るコツ(2)「やりたい仕事」と「できる仕事」を分析

ミリオン氏の話は、単純ながら説得力を感じるものでもありました。
しかし僕は、同時に素朴なギモンをおぼえたのです。

僕「あの……ミリオン先生」
ミ「私のことはミリオン兄貴と呼んでくれていいぞ」
僕「僕も、時給が高いアルバイトの求人を探してみたんですが……なかなか難しくて」
ミ「どうした? えらく弱気だな。男ならどんな仕事でも、挑戦してみたらどうだ?」
僕「それが時給はいいんですけど、バーテンダーの仕事で、経験者優遇とかって書いてあって」
ミ「ハッハッハッ、なるほどな」
僕「バーテンダーって、カッコいいじゃないですか。昔からやってみたかったんですよ。しかも時給はいいし、夜の短時間の勤務でもOKだから、いまの自分にとって理想的な仕事なんですよね……」

ミリオン氏は腕を組んで、満足げにうなづきました。

ミ「どんな仕事でも“カッコいい”と憧れを持てることは素晴らしい。その気持ちは大切にして欲しい」
僕「はい」
ミ「とはいえ、あまり最初から高望みするのも現実的じゃない。キミが見つけた求人は、時給が高い分、ある程度“熟練した”バーテンダーを求めているはずだ」
僕「そうですね……」
ミ「だとすれば、正直、いまの段階で採用される見込みは薄いだろう。将来的にバーテンをやって稼ぎたいという“夢”は大事にしつつ、今はそのための準備期間にあてるべきじゃないか」
僕「なるほど」
ミ「すぐにはできなくても、決してバーテンの仕事をあきらめる必要は無い。当面は別のアルバイトをしながら、独学で勉強することだってできるだろ?」
僕「はい」
ミ「つまり“やりたい事”と“できる事”の距離を、冷静に見なきゃならないんだ。その距離がまだまだ大きいのであれば、“やりたい事”を“できる”ようになるまで、時間をかけなきゃならない」
僕「今できないことでも、希望を捨てなくてもいいんですよね」
ミ「そうだあっ!」

ミリオン氏は大声でさけび、僕の背中を思い切りたたきました。
ああ、なんだかすっかり、この人のペースになっている―――

■男が高収入を得るコツ(3)実績を作り、高収入へのステップにする

ミ「男たる者が、仕事を頑張りつつ自分のステージを上げていく……そんな重要なヒントが、キミ自身の話の中にあったな…」
僕「え? どういうことですか?」
ミ「私も久々に燃えてきたぞ! ぅぅううおおおおおお!!」

なにやら一人で興奮したミリオン氏は、サウナ室でヒンズースクワットを始めました。

ミ「男の仕事の極意のひとつに“急がば回れ”という言葉がある」
僕「どういう意味ですか?」
ミ「“遠回りすることが、返って近道になる”という意味さ」

ミリオン氏は僕に向かって力コブを作ってみせながら、続けました。

ミ「たとえば時給2,000円のバーテンダーの仕事があったとしても、未経験のキミでは難しい。だったら例え時給1,000円でも、バーテンのいる店のウェイターをやってみるのがいいだろう」
僕「なるほど、プロのバーテンの技術を見て、学べますよね」
ミ「できればバーテンと仲良くなって、直接教えてもらうのがいい。そうして技術を身につけたら、現場でバーテンの仕事をさせてもらえるチャンスも出てくるかもしれない」
僕「たしかにそうですね」
ミ「バーテンとして現場に立たせてもらえたら、それがキミの実績になる。そのときはじめて“時給2,000円のバーテンダー”への道が開けるんだ。要は最初から出来ないとあきらめるんじゃなくて、ステップを踏んでいくんだよ」

そこまで言うと、ミリオン氏は筋肉ポーズをやめて、僕に向き直りました。

ミ「男の仕事ってのは、最初から思い通りの仕事につけるわけじゃない。だからこそ、効率のいい稼ぎ方を目指しつつ……今の自分が“やりたい仕事”と“できる仕事”を冷静に分析しなきゃならない。
そうして順にステップを踏みながら、高収入の仕事に近づいていくことが必要なんだよ」

僕「なるほど……ミリオンさん、ちょっとやる気が出てきました。ありがとうございます」
ミ「なに……礼にはおよばないぜ」

ミリオン氏は僕の肩をがっしりつかみ、満面の笑みを浮かべました。

ミ「キミはなかなか見どころがある。まだまだ“稼げる男”への道のりは遠い。私が熱血マンツーマン指導で鍛えてやるぜ」
僕「そ、そうですか……」

どうやら、僕はこの先も、ミリオン氏の強烈な指導を受けることになりそうです……。