【体験談】フリーターがメールオペレーターの高収入バイトをやってみた!

フリーター虎次郎のバイトレポート
メールオペレーターのお仕事を徹底レポート!前編

駅前の喫茶店に現れたのは、“チャラ男”!

とある平日の昼下がり…。
オレはうっとうしい父や母のお小言から逃れるため、駅前の喫茶店にいた。
280円のコーヒーを頼めば何時間でも座っていられる店だ。

「今日は何して時間を潰そうか…」と物思いに耽っていると…。
「アレ?ひょっとしてトラじゃね?」

いきなり声を掛けられた。
「やっぱトラじゃん!どうしたんだよ、険しい顔して~。イッヒッヒ~」

声の主は、オレの高校時代の同級生、ユウタだった。

ユウタは高校の頃から茶髪にピアスが目印の“チャラ男”だった。
卒業後、茶髪はド派手な金髪となり、ピアスも耳だけではなく鼻や眉に至るまで、ジャラジャラと増えていった。

今日の出で立ちも、幾何学模様がプリントされたサイケなシャツである…。
ユウタは迷惑そうな顔をしているオレのことなどお構いなしに、ヘラヘラと笑いながら対面の席に座った。

「おいおい、どうしたの?何かあったの?イッヒッヒ~」
この笑い方が昔から嫌いなんだよなぁ…。
「別に何でもねーよ」
適当に答えて追い払おうとしたが、ユウタはなおも絡んでくる。

「おっと、ご機嫌斜めだねぇ。しかし平日の真っ昼間からコーヒータイムなんて、いいご身分だなぁ。トラって仕事してないの~?」
「えっ? あぁ、今はフリーターやってるよ。今日は休みなんだよ、たまたま」
「ふぅーーーん」

ん?今こいつ鼻で笑いやがったな…。お前だって同じじゃねぇかよ。
オレは苛立ちながら聞き返した。
「ユウタこそ、何の仕事してんだよ?」
するとユウタは少し得意げになって答えた。

「俺?俺の仕事はいわゆる“オフィスワーク”ってやつよ。毎日マジメにデスクワークしてっからさ~」

ピアスジャラジャラのユウタが“オフィスワーク”をしている?

「はぁ? オフィスワーク? その格好で?」
「そうだよ~、イッヒッヒ~」
こんな金髪で顔中にジャラジャラとピアスをくっ付けた男がデスクワークだと?
「ウソついてんじゃねぇよ。普通の会社がそんな格好の奴をデスクワークで雇う訳がないだろ」
するとユウタは少し気色ばんだ。

「ウソじゃねぇよ。今俺が働いてる会社は、服装自由・髪型自由、ピアスもOK、ヒゲもタトゥーもOKなの!だから俺でも働けるんだよ」
「ホントかよ?でもオフィスワークだったら平日の昼間は仕事だろ?」
オレはまだ信じられない。

「あのな、今働いてる会社は365日、24時間、自由シフトで仕事が出来るんだよ。俺は夜勤がメインだから、昼間は休みなのっ!」

「ふぅーーーーん」
まだ疑ってるオレが、さっきの仕返しのようにハナで笑うように答えると、ユウタはスマホを手にした。
そしてその画面をオレの眼前にぐいと差し出して言った。

「俺が働いてるのは、この会社だよ」
“株式会社●●●”“メールオペレーター募集”
そこにはある会社の求人情報ページが表示されていた。

ユウタは“メールオペレーター”のバイトをしていた!

「メールオペレーター?」
オレはスマホの画面をスクロールさせて求人ページを読み進めていった。
すると“勤務時間”の欄には、24時間自由シフト制、と書いてある。
そして“待遇”欄には、服装自由・髪型自由・ピアスOK・タトゥーOKと謳われている。
確かにユウタが言っている通りだ。

「へぇ…」
オレが感心した声を漏らすと、ユウタは勝ち誇ったように言った。
「ほら、嘘じゃなかっただろ?」
「ああ、確かに本当だわ。でもさ、メールオペレーターってどんな仕事なの?」
そう聞くと、ユウタはまたいつものニヤニヤ顔に戻って語り始めた。

“メールオペレーター”のバイト。その仕事内容や時給は…?

「メールオペレーターってのは、メールやチャットを使って、ゲームアプリや占いアプリとか、コミュニティサイトやSNSなんかのユーザー管理や問い合わせの対応をするのが仕事なんだよ」
「へぇ…、そうなんだ」

「インターネットって1年中いつでもアクセス出来るじゃん。だからアプリによっては、ユーザーへの対応が24時間体制になってたりする訳よ」
「なるほど、だから24時間いつでも仕事があるってことか…」

オレは納得して、スマホに表示されている会社の求人ページを改めて眺めてみる。
するとあることに気付いた。
「給料は、アルバイトで“時給1,100円~2,000円以上”。なんで時給にこれだけの差があるの?」

「それは手当やインセンティブが付くからだよ」
「インセンティブって歩合ってこと?」
「そう、時給は1,100円スタートだけど、そこに“夜勤手当”や“残業手当”、“皆勤手当”なんかが付いたりするし、アプリへユーザーの登録を促したり、ゲームアイテムの課金を誘導したり、多くの成果を上げれば“インセンティブ(歩合)”も付くから、時給2,000円とか3,000円とか稼いでいる奴だって全然いるからな~」

「そういうことか…。で、ユウタの時給はいくらなの?」
「俺はつい先週始めたばっかだから…。でもまあ夜勤だから手当がついて、時給1,300円ってとこだな」

なんだよ、偉そうに語ってる割には、まだ1週間しか働いてねぇのかよ…。
オレは半ば呆れながらも、メールオペレーターの仕事に興味を覚え始めていた。
オフィスワークで時給1,300円スタート。
なかなか美味しい仕事じゃねぇか…。

職場はエアコン完備の快適なオフィス。音楽を聴きながら仕事もOK!

オレの心の動きを敏感に察したかのように、ユウタは語り続けた。
「今まで俺達がやってたバイトってさ、屋外で暑かったり寒かったり、力仕事でキツかったり汚かったり、接客で気を遣ったりとかさ、結構大変じゃん。そう思わねえ?」
「まあ、確かに…」

「メールオペレーターの仕事はさ、職場はエアコン完備の綺麗なオフィスだし、デスクワークだから力仕事なんて一切ないし、パソコンで黙々と入力作業をするのが仕事だから、煩わしい人間関係も一切なし!おまけにイヤホンで音楽聴きながら仕事も出来るしさ、マジで快適だよ」

「へぇ~、そりゃ時間も早く過ぎて良さそうだな」
「だろ~?」
ユウタはそう言うと、オレの顔を見て一層ニヤニヤと笑った。

「っていうか~?トラ、メールオペレーターの仕事を始めてみようと思ってない?イッヒッヒ~」

“メールオペレーター”に求められるスキルは?

コイツはなかなか勘がいい。オレはすでにメールオペレーターの仕事を始めてみようかと考えていた。
しかし、果たしてこのオレにそんなお仕事が務まるのだろうか?

「今までデスクワークなんてしたことがないし、ましてやオペレーターとか難しそうじゃねぇ?そういうソフトとかの知識なんて無いし…。面接に受かるかな?」
するとユウタは言った。

「トラって、普通にパソコン扱うぐらいはできるよな?」
「まあね」
「ひょっとして、ブラインドタッチとかできる?」
「まぁ、一応…」(日々のオンラインゲームで鍛えてるから…)
「だったら全然OKだよ。俺はタイピングに自信がなくて不安だったけど、何とか面接クリアしたし」
「そっかー」(そうだよ、コイツでも受かってるんだもん…)

長いニート暮らしで培ったブラインドタッチがこんなところで役に立つとは思わなかった…。
まあでも、こんな金髪ピアス君でも時給1,300円で受け入れている会社なら、さすがのオレでも大丈夫だろう。

「ウチの会社は当日の面接もOKだから、今から行って来なよ。一緒に働こうぜ~。イッヒッヒ~」
再びヘラヘラ笑うユウタの顔を見て、心の中に一瞬迷いが生じたが…。

「俺の紹介って言ったら優遇してもらえるぜ~。今から面接に行くんだったら会社に連絡入れといてやるよ」
この助言を聞き、コイツにもいい所あるじゃん、と思い直した。

こうしてオレはメールオペレーターの面接を受けることにした。

いざ『メールオペレーター』バイトの即日面接へ!

場所は新宿の小綺麗なテナントビルの8階、会社の受付で面接に来た旨を告げると接客ブースに通された。
そこで待っていると、30代くらいの真面目そうな男性の担当者が現れた。
「ユウタさんのご紹介の方ですね、よろしくお願いします」
挨拶をすませ、ここに来るまでに急いで用意した履歴書を渡して面接がスタート。

まずは簡単な業務の説明とタイピングテストがあり、その上で希望のシフトや勤務日数を聞かれる。
オレは夜勤の12時間で週5日の勤務を希望した。

というのも、ユウタ曰く、このメールオペレーターという仕事は、その待遇の良さから結構な人気職種で、完全“自由”シフト制とは言いながらも、あまりに短い勤務時間や少ない出勤日数を希望すると、不採用になる可能性があるらしい。

また、給料の“日払い”(当日払い)を希望する人は、すぐに辞めてしまう確率が高い、という理由でマイナスに取られる可能性があるから“月払い”を希望した方がいい、とも忠告されていた。

しかし、やはりお金は早めに欲しい。担当者に希望の給料受取日を聞かれて“週払い”を希望した。
それによって担当者の顔色が変わることを危惧したが、彼は別段気にする風でもなく唐突に言った。

「じゃあいつから来れますか?」
「ええっと…、明日からでも」
「じゃあ、明日からお願いします」
これにて面接はあっさり終了、晴れて採用となった。

[ライター]フリーター虎次郎

気ままなバイト生活を送る、とある男の物語。
オレの名前は、トラジロウ。
といっても「男はつらいよ」の“寅次郎”ではなく、一字違いの“虎次郎”。この名は「男はつらいよ」の熱狂的なファンだった父と、大阪生まれで「阪神タイガース」をこよなく愛する“虎党”の母によって命名された。
そんな有難い名前を頂いたオレは、すくすくと“虎党のフーテン”に成長する。
ただし“寅さん”の時代のように、境内でバナナの叩き売り、なんてシノギがある訳なく、そこは現代流、求人サイトを時たま覗く気ままなフリーター稼業。
そんな“寅”ならぬ“虎”の仕事日記。
よろしくおたのみ申します。