【体験談】メールオペレーターのバイトって何するの?1日の仕事の流れをレポート!

■メールオペレーターのアルバイト初勤務…職場の風景は?

[前編]そして翌日、21時よりメールオペレーターとしてのアルバイトが始まった。
飽きの早いオレは“稼げる時に稼ぐ”がモットーなので、初日から“12時間勤務”というフルタイムのシフトをブチ込んでみた。

なにせ、21時から翌3時までの6時間は新人スタッフでも夜勤手当が付いて時給1,300円スタートなのである。
その後、朝9時までの6時間は時給1,100円だとしても、交通費込みで“日給15,000円”を超える高収入となるのだ。

職場は昨日も面接で訪れた“株式会社●●●”
新宿のテナントビルのワンフロア、パソコンがズラッーと並んだ広い部屋。
そこには30人程だろうか…オペレーターのスタッフが黙々と作業を行っている。

カタカタカタ、カタカタカタカタ…

キーボードを叩く音が重なり合って、単調なBGMのように室内を流れている。
それ以外の音は何も聞こえてこない。

しかし、そんなBGMを奏でるオペレーターの人々は、単調…どころか実にバラエティーに富んでいた。
オレと同年代の20代の若者から、30代と思われるスーツ姿のサラリーマン風の中年男性…。
ユウタのような茶髪に金髪、ヒゲ、ピアスetc…。様々な風貌のオペレーターが仕事をしている。
そして、夜勤の時間帯ということもあってか、圧倒的に男性が多いが女性の姿も見受けられる。

■まずは研修を受ける。“同期”はカワイイ女の子だった!

勤務初日のオレは、最初に担当者から研修を受ける。
「こういったケースは、このテンプレで対応を…」
「このサイトの使い方は、このマニュアルを確認…」
「この機能を使ってこう返信して下さい…」

この日はもう1人新人のバイトがいて一緒に研修を受けた。
年頃はオレと同年代と思われる20代の女子だ。
ショートボブの髪型に丸っこい眼鏡、ワイドパンツとソールの厚いスニーカーがオシャレである。
んー、なかなかカワイイではないか…こりゃあラッキー♪

しかし…彼女の指先には長~いネイルが輝いている。
果たして、これでタイピングなんて出来るのか…。

そんな事を考えているうちに、マニュアルに沿った研修2時間程度で終わった。
割と簡単な内容だったので少し安心。
ここから本格的に仕事が始まる。

まず、オレが配属されたのはこの会社が運営している占いサイトだった。
SNSやポータルサイトから集客したユーザーに対するオペレーションが最初の仕事である。

仕事の内容は、メールの問い合わせへの返答や、過去にポイントを購入したユーザーに対するフォローを任される。
まあ新人の練習のようなものだろう。都度研修の担当スタッフに確認をしながらの作業となる。

これが上手くこなせるようになると、チャットアプリなどを使ってリアルタイムにユーザーと対応する仕事も任されるという。

同期の女の子は、長いネイルのついた指先を器用に動かしてカタカタと入力を始めている。
やるな、コイツ…。

さぁ、オレも負けていられない。マニュアルを横目にユーザーに向けてメールの入力や送信作業を行う。
マニュアルに手取り足取り対応の仕方が記されているので何とか作業は行えるが、どうしてもマニュアルを見つつの動きになるので能率が上がらない…。
そうこうしているうちに、最初の2時間はあっと言う間に過ぎていった。


■最初はかなり苦戦…。しかし徐々に能率は上がる!

この職場では2時間につき15分間の休憩がある。
休憩スペースには、無料のドリンクバーや菓子類が提供されている。無料のカップ麺もあるではないか!これは嬉しい。
そこでコーヒーを飲んでいると、ユウタが近寄って来た。

「どう?上手くやってる?」
「いや、まだまだマニュアル見ながら何とか回してる感じだね」
「まあ最初は大変だけど、だんだん慣れていくからさ~」

そんなユウタの言う通り、休憩後は徐々にメール入力のパターンに慣れてきて、マニュアルをガン見する必要がなくなり能率が上がり始めた。

そして仕事を始めてから5、6時間が経つと…なんとか一通りの仕事をスムーズにこなせるようになってきた。
しかし驚くのが、深夜の3時頃になっても、ユーザーからの問い合わせがどんどん入ってくることだ。
オレが配属されたのが占いサイトだったので、ユーザーの多くは女性であったが、恋愛相談から家族関係や仕事の悩みなど…かなりアクティブにレスの応酬をすることとなった。

そして朝方の最後の休憩時間…さすがに眠くなってきた頭をシャキッとさせようとタバコを燻らせていると、ふと自分に向けられている視線を感じた。
それはあの同期の可愛い女の子からのものだった。

そして視線が合った瞬間、彼女が軽く微笑みながら会釈をした…ように見えた。
おおっと、これは出会いの予感じゃないですかぁ!
そんな密かな期待に胸を震わせつつ、オレはメールオペレーター初日の勤務を無事に終えた。

■メールオペレーター初日の勤務終了。駅までの甘い一時。

AM9時…。
「じゃあ駅前のマックで待ってるからよ~」
ユウタはそう言って、タイムカードを押して会社から出て行った。

オレは初日なので、担当者から退出の際の注意事項をレクチャーされたり、次回の出勤日の確認が必要だったりするため、ユウタとは後で合流することになった。

もちろん、ここでもあの同期の可愛い女の子と一緒である。
その流れで、自然と会社から退出するタイミングも同じになり一緒にエレベーターへ乗り込む。
いいぞ、いいぞ♪

「いやー、結構疲れましたねー」
オレは緊張しているのがバレないように注意しながら彼女に話しかけてみた。
「ホントですよねー(笑)」
おっ、イイ感じじゃないか!

「帰りは新宿駅ですか?」
彼女の方からそう言ってきたので、コレ幸いと一緒に駅まで向かうことになった。
このまま朝マックでも…、失敗した!
ユウタとなんて待ち合わせしなけりゃ良かった…。

その10分程の道すがら、彼女から聞き出せた情報はというと…。
名前は山城梨花さん、21歳。近くの専門学校に通う学生さんで1人暮らし♪

「山城さん、タイピング上手だよね?」
「前に“在宅”でメールオペレーターのバイトをしたことがあるから、慣れてるかも知れない(笑)」

「在宅って自宅で仕事をするってこと?」
「そうそう、コミュニティーアプリの顧客誘導のオペーレーター。」

なるほど、経験者か…。こんな長いネイルなのにタイピングが超早かったのも納得がいく。
さらに聞くと、その在宅のバイトは、誘導に1件成功すると報酬は“3,500円”だったという。

「自宅でメールするだけで、1件3,500円の歩合ってスゴイね?」
「いや~結構難しいよ。それに完全歩合制だったから、あんまり稼げなかったんだよね~」

「そっか、それで今回は出勤して普通に時給が発生するバイトにしたんだ?」
「そうそう、やっぱり完全歩合より時給を貰った方が簡単でしょ」

また今回は、同じ専門学校に通う友達の紹介でこのバイトに入ったという。
決め手はやっぱり“夜間の時給の高さ”と10時間以上ガッツリ仕事が出来ること。

「オレと同じだね、オレも友達の紹介だよ」
と言うと、彼女は満面の笑みでこちらに向けて言った。

「あ、やっぱり“友達紹介手当”でしょ!」
「なにそれ?」
「だってこの会社はアルバイトが出来る友達を紹介すると、“紹介手当3万円”貰えるんだよ(笑)」
「エッ?」
「私は友達とその3万円をシェアすることになってるよ~」

クッソー、ユウタの野郎!
オレを利用して3万円をゲットする腹づもりだったのか…。
どおりでやけに親切だったんだな…。

■朝マック、やけに優しいユウタと共に…。

駅近くのマックの前、オレは精一杯のスマイルで山城ちゃんを見送り、憤怒の表情でユウタの待っている席まで向かった。

「おいおい~ココから見えてたぞ~バイト初日から早速女をナンパってか~」
「そんなんじゃねーよ」

オレはユウタの食べていたポテトを勝手につまむ。
「なんだよ無愛想だね~オフィスワークで“日給15,000円”の美味しいバイトを紹介してあげたのに…」
「まぁ確かにそうだな」

「可愛い子と仲良くなったし、こりゃバイトも1ヵ月ぐらいは続きそうだね~」
「オレが1ヶ月続いたらお前は“友達紹介手当”が貰えるんだろ?」

「えっ!?」
オレがそう言うと、ユウタは凍り付いた。得意のニヤケ顔も出てこない。

「いやいや違う違う。トラが1ヶ月仕事が続いたらモチロン手当の3万円は分け合うつもりだった。 けど最初からそんな手当の事を言ったら何か怪しい感じがするだろ?だから言わなかったんだよ…。 いやトラだって誰かを紹介する時には俺と同じようにするはずだ…」等々。

朝早くから柄にもなく真剣な表情で言い訳をするユウタの姿を見ていると、何だか怒っているのもバカらしく思えてきた。
「フフ…」
とオレが笑ったのを見逃さず、ユウタはいつもの調子で言った。
「まあ“袖すり合うも何かの縁”、しばらくは一緒に頑張ろうや~」

ってか、そのニヤケ顔マジで止めろよ…。

【メールオペレーター】アルバイトの給与や待遇について
[時給]日勤1,100円スタート ※夜勤1,300円(21時~翌3時)
[待遇]夜勤手当・残業手当・皆勤手当・友達紹介手当等あり
    インセンティブ(歩合給)あり
    交通費全額支給
    日払い・週払い制度あり
    即日面接・即日勤務OK
    社員登用あり
    休憩時間も時給が発生
    経験者優遇(未経験者も歓迎)
※各種手当やインセンティブを含めると、時給2,000円~3,000円以上も可能

◆メールオペレーターのアルバイト[プラス面とマイナス面]

【プラス面】
1年中24時間、いつでも仕事が可能。しかも完全自由シフト制。
WEB運営会社(スマホアプリやSNSなど)のユーザー対応がメインの仕事となるため、24時間運営している会社では1日中いつでも仕事をすることが可能。
また、勤務時間や勤務日を自由に設定できる自由シフト制となっている会社が多く、副業にもぴったりの仕事と言える。
また“テレワーク”が推奨される近年では、“在宅ワーク”が可能な求人も多くなってきている。
頑張り次第で高収入も可能!
24時間いつでも勤務可能な自由シフト制なので、12時間勤務で週5日や週6日といったロングシフトで働けば必然的に収入は上がる。
また、夜勤手当・残業手当・皆勤手当といった各種手当のほか、仕事量や成果に応じたインセンティブ(歩合)などもあるので、頑張り次第で時給2,000円~3,000円以上も可能となり、高収入が期待できる。
仕事場は快適なオフィス、仕事内容はデスクワークで力仕事など一切なし!
職場は冷暖房完備のオフィス、仕事内容はパソコンでのメール入力・送信作業で、力仕事や汚れ仕事等は一切なし。
会社によっては、ヘッドホンやイヤホンで音楽を聴きながら仕事出来るところもあり、快適に仕事することが出来る。
【マイナス面】
最低限のパソコンの知識、タイピング技術は必要。
仕事内容がパソコンでの入力作業のため、パソコンを扱う上での最低限の知識は必要となる(オフィス系のソフトなどに対する専門的な知識は必要なし)。
また、必ずしもブラインドタッチが必要な訳ではないが、キーボードを見ながら人差し指で一文字一文字、探しながら打っているレベルでは、さすがに厳しい…。
あまりに短い勤務時間や少ない勤務日数を希望すると、不採用になることも・・・
メールオペレーターの仕事は、自由シフト制の場合が多いが、前述のように快適なオフィスワークで給与も良いため人気の高い職種となっており、面接時にあまりに短い勤務時間や少ない勤務日数を希望すると、不採用となってしまう場合もある。
もちろん会社によって短時間・少日数で勤務可能なところもあるが、面接時には注意が必要。
[ライター]フリーター虎次郎

気ままなバイト生活を送る、とある男の物語。
オレの名前は、トラジロウ。
といっても「男はつらいよ」の“寅次郎”ではなく、一字違いの“虎次郎”。この名は「男はつらいよ」の熱狂的なファンだった父と、大阪生まれで「阪神タイガース」をこよなく愛する“虎党”の母によって命名された。
そんな有難い名前を頂いたオレは、すくすくと“虎党のフーテン”に成長する。
ただし“寅さん”の時代のように、境内でバナナの叩き売り、なんてシノギがある訳なく、そこは現代流、求人サイトを時たま覗く気ままなフリーター稼業。
そんな“寅”ならぬ“虎”の仕事日記。よろしくおたのみ申します。