風俗店の男子スタッフで稼ぐコツについて!
■ミリオン兄貴が教えます!
- (前回までのあらすじ)
お金が足りずに悩んでいた僕の前に“ミリオン兄貴”と名乗るマッチョな男が現れました。
「お前を稼げる男にしてやるぜ」と迫ってきた彼は、僕をサウナに連れ込んで、稼げる仕事術について熱血指導してくれました。ミリオン氏の教えを受け、僕は夜の仕事(ナイトワーク)で効率よくガッツリ稼ぐべきだと思いました。
とはいえ、これといったナイトワークのキャリアがない僕には、初心者でもOKの職場を見つけなくてはなりません。
こう考えたとき、脳裏にひとつの道が浮かびました。風俗店員―――
そう、これなら未経験でも見習いスタッフから始められますし、キャリアを積んでステップアップすれば、店長のポジションも夢ではありません。
ミリオン氏が教えてくれた「稼ぐ男の3つの心構え」にもピッタリ当てはまるはずです。風俗店員を目指すことに決めた僕は、求人誌をもらうためコンビニに向かいました。
すると、遠くから声がしたのです。「ひとりで悩むなよ~」
これは…、忘れもしません。あの“ミリオン兄貴”の声です。
ほどなくして、タンクトップにビキニパンツという超絶ファッションの彼が現れました。ミリオン「よお! しばらくだな、青年」
僕「ああ、ミリオン兄さん。先日はありがとうございました」ボディービルダー並みに筋骨隆々の彼は、今日も黒光りする肉体を見せびらかし怪しい笑顔をふりまいています。
彼は今日もここ一帯のパトロールをしつつ、“悩める青年”を探していたようです。ミ「調子はどうだ? ハッスルしてるか?」
僕「はい、いちおう…風俗店の面接が決まりました」
ミ「なにぃっ! 風俗店だとぉ!!」大声で叫んだミリオン氏は、ボディビルディングのポージングをし、カラダを震わせました。
しまった…ミリオン氏はこう見えて、意外と潔癖な人だったのだろうか。
僕は彼の怒りを恐れました。
しかし次の瞬間、ミリオン氏は満面の笑みで、僕の両肩をガッシリつかみました。 ■風俗店員で稼ぐコツ(1)覚悟とビジョンを持つ!
- ミ「私はうれしいぞ、青年。風俗店に飛び込むくらいのガッツと気迫があってこそ、男はドカンと稼ぐことができるんだ」
僕「はい、時給もいいですし、未経験でもOKな店も多いですから」ミ「そうだ! 実際のところ、風俗店は“人手不足”に困っているところも多い。 “風俗”という言葉のイメージだけで敬遠され、思うように男子スタッフが集まらない店も多いんだ」
僕「なるほど」ミ「だから店舗によっては、かなりの好待遇で男子スタッフを募集するところもある。 “風俗でドカンと稼ごう”と覚悟を決めた瞬間、高収入ワークの選択肢はグッと広がるんだ」
話すうちに熱がこもってきたのか、ミリオン氏は路上でバーベルを使って運動を始めました(毎日持ち歩いているのでしょうか…)。
ミ「風俗店員として、さらに高収入を求める場合もキャリアを積んでいけば道は開ける。“店長”や“幹部スタッフ”などの責任ある地位につけば、当然給料もアップするからな」
僕「今の段階から、そこまで先のことは考えられないですけど…」ミ「いやいや。“千里の道も一歩から”という言葉もあるだろう。風俗業界のどんなスター店長でも、最初は“見習い”から始めたんだからな」
僕「まあ、そうですね」ミ「どんな仕事も“自分はこうなりたい”というビジョンを持つことが大事だ。 長期的なビジョンや目標があってこそ、日々の仕事でも高いモチベーションを保てる。 それに“将来のために”と考えて作業をすれば仕事人としての技術もアップしやすいんだよ」
僕「そうですね。僕の周りでも先のことをしっかり考えてたヤツがお金も稼いでると思います」ミ「だったらキミも、目先の仕事をただこなすだけじゃなく、稼いでるヤツのマネをしてみるべきなんだよ。 仕事に対する覚悟が決まったら、1年後、3年後、5年後…と、自分の未来の姿を想像してみるんだ。 そうして初めてキミの仕事が、人生計画の実現にもつながっていくんだよ」
ミリオン氏はまた僕の肩をつかんで、熱のこもった口調で言いました。
ミ「ここで会ったのも何かの縁だ。キミのために風俗業界向けの“肉弾レッスン”をしてやろう!」
僕「あの…ちょっと今日は体調が」
ミ「何言ってやがる。キミもここに来たからには、私の“マッチョ指導”を受ける覚悟はできてんだろ?」ミリオン氏は、目の前のビルを指差しました。
そこには先日二人で入ったサウナ店“メンズサウナ・男☆パラダイス”の看板が…。ミ「よし、準備はいいな、行くぜ!」
こうしてミリオン氏に肩を抱かれた僕は、またしてもサウナで指導を受けることになりました……。 ■風俗店員で稼ぐコツ(2)風俗嬢との“○○”なコミュニケーション!
ああ、またサウナか…。
そう思いつつ、僕はサウナルームでミリオン氏と並んで座り汗を流しました。
汗だくのミリオン氏は、気持ち良さそうに笑顔を浮かべ話を続けました。ミ「風俗店というのは、なんといっても女の子(風俗嬢)が中心の職場だ。つまり男子スタッフが、女の子それぞれの考えていることを把握して、全体を上手くコントロールしなくちゃならない。キミは女の子の扱いには自信があるのか?」
僕「そうですね、女の子と話すのは得意ですから大丈夫だと思います」ミ「フフフ…なるほどな。しかしそこに“落とし穴”があることに気づいていないようだな」
僕「えっ? どういうことですか?」ミリオン氏は立ち上がり筋肉ポーズを作りつつ言いました。
ミ「男子スタッフとして風俗嬢とコミュニケーションを取るというのは、あくまで“仕事”なんだよ。だから、ただ友達感覚で話していれば良いというもんじゃない」
僕「というと?」ミ「人間同士だから相性の良し悪しはどうしても出てくるよな?」
僕「そりゃ、そうですね」ミ「もし友達感覚で“ウマの合う”女の子ばかりとしゃべっていたら…全部の女の子と“均等”にコミュニケーションを取ることができなくなるんだよ」
僕「なるほど」ミ「そうなると、問題が2つ出てくるんだ。まず、風俗嬢との接し方が偏ってしまったら、全員の考えていることをちゃんと把握できない。これは風俗店員としては、とてもマズイことだよな」
僕「はい」ミ「もうひとつは、特定の女の子とばかり仲良くすると、他の娘たちが不満を持ってしまうことがある。『あの娘ばっかりエコひいきして!』…なんて風に思われたら、女の子たちの管理が難しくなるよな」
僕「なるほど…たしかに気をつけなきゃいけないところですね」ミ「だから女の子たちに対しては、とにかく“公平”に“均等”に、コミュニケーションを取ることを心がけてくれ。“女の職場”ってのは…ホントにやっかいだからなぁ…」
ミリオン氏はそう言うと、なにかを思い出すように、遠い目をしました。
(過去の職場で、女性に痛い目にあわされたのでしょうか?)■風俗店員で稼ぐコツ(3)風俗嬢のメンタルケア!
- ミ「ところで女の子たちと接するうえで考えて欲しいんだが…風俗業界が他のどの業界と違う、最も特殊な点はなんだろうか?」
僕「え…女の子がエッチなサービスをするところでしょうか?」ミ「まさにその通り!どの風俗嬢も見ず知らずの男性客を相手に“カラダを張って”性的なサービスを提供している。 それは肉体的にはもちろん精神的にもかなり“ハード”なことだ」
僕「そうですよね」ミ「だからこそさっき言ったように、すべての女の子と密なコミュニケーションを取るのはもちろん、彼女たちの“メンタル”を全力で“ケア”してあげる必要がある」
僕「メンタルケア…ですか」ミ「なにも難しい話じゃない。日頃のグチはもちろん、仕事上の悩みや不満などを上手く汲み取ってあげることだ。 男子スタッフが女の子をしっかりとケアすることがトラブルの発生をおさえることにもなる」
僕「女の子の話を聞くことでトラブルの防止にもなるんですね」ミ「その通りだ。とにかく風俗嬢はストレスや不満を抱えていることが多い。 だからこそ男子スタッフが“聞き役”になって上手く“ガス抜き”をすることも必要なんだ」
僕「なるほど」ミ「体を張った仕事ってのは…それだけ過酷なもんなんだよ」
そう言ったミリオン氏はどこか遠い目をしていた。
この汗の浮き出た黒いハガネのような筋肉…。
彼もまたどこかで体を張った仕事をしていたのかも知れない…。 ■風俗店員で稼ぐコツ(4)時間・言葉・常識!
- ミ「どんな仕事にも共通する基本事項として“時間・言葉・常識”の3つを押さえておく必要がある。 ここでいう“時間”とは何のことか分かるか?」
僕「時間通りに出勤するとか?」ミ「その通りだ。ただ単に時間を守っていればいいというものではない。 例えば6時からはじまる仕事があったとして、6時ギリギリに駆け込むようじゃダメなんだよ。 どんなに遅くとも10分前、15分前には持ち場についているべきだ」
僕「なるほど」ミ「特に風俗業界は時間を区切ってお客様をお迎えする仕事だからな。 風俗嬢が遅刻するのは論外だが、男子スタッフにも時間厳守が求められるわけだよ」
僕「そうですね。風俗店は女の子が主役だけど、清掃や受付は男子スタッフの仕事ですからね」ミ「後はデリヘル(デリバリーヘルス)のような業態だと、スタッフが女の子をお客様のホテルや自宅まで“送迎”しなくちゃいけない。ここで時間にルーズなことをやらかして、お客様にご迷惑をおかけするようではお話にならないよな」
僕「はい」汗の滴る大胸筋を小刻みに動かしながら、ミリオン氏は続けます。
ミ「そして何より、“言葉づかい”や最低限の“常識”といった、“社会人としてのルール”を守ることだな。 店内ではもちろん、お客様相手にこの基本的なことができないようでは仕事が勤まらない」
僕「店員の言葉とか態度がいい加減だったら、お客様に信頼されないですよね」ミ「そして特に風俗店では、“身だしなみ”も大切だ。 普段から清潔感のある、ちゃんとした身なりをするのは社会人の基礎だからな」
僕「はぁ…」タンクトップ&ビキニのミリオン氏に言われてもイマイチ説得力はないのだが…。
僕「ありがとうございます。これで面接もパスして、風俗店員になれそうです」
ようやく話がひと段落したので、僕はサウナを出ようとしました。
しかしミリオン氏は僕の腕をつかみ、目をギラつかせてスマイルしたのです。ミ「これまで私が肉弾レッスンしてきた野郎たちの中でも、キミはスジがいいな。 風俗業界だけじゃなくても男が稼げる仕事はたくさんある。 今からとことんまでレクチャーしてやるからな!」
僕(も、もしかして体を張った仕事か!?)ああ…、どうやらサウナでの熱いレッスンは、まだまだ続くようです。
風俗店男子スタッフの給与額って、だいたいどのくらいなの?
- 新人店舗スタッフの場合
- 安いところは・・・月給22万円~
高いところは・・・月給33万円~ - マネージャー・主任・幹部候補などの場合
- 月給額50万円~60万円
※売上に対する歩合給アリ - 店長職などの場合
- 月給額70万円~100万円
※売り上げに対する歩合給アリ
大手グループ店などは、年収1000万円オーバーも実現可能。