【ナイトワーク】業界用語をドカント編集部が詳しく解説!

【ナイトワーク】業界用語をドカント編集部が詳しく解説! 高収入求人ドカント

キャバクラや高級クラブ、パブやスナック、ガールズバー、ホストクラブにボーイズバーなど……
華やかなナイトワークの世界では、表立ってお客様に聞こえてはいけないワードを隠語にした業界用語がたくさんあります。
意外と奥が深いこれらの言い回し。
今回はドカント編集部が業界用語集を作りました!
ナイトワークをお考え中の方にはもちろん、夜遊びに行くときにも知っておいて損はありません。

■ア行

【R】(あーる)
「Reserve」(予約)の頭文字から「指名」のこと。
【アイスペール】(あいすぺーる)
お酒用の氷を入れてある容器のこと。なお氷の交換はボーイのお仕事。
【朝キャバ】(あさきゃば)
早朝の5時や6時からお昼過ぎ頃まで営業しているキャバクラのこと。
客層は営業を終えた水商売関係の方が多い。
キャストには早朝手当がついたりバック率を高めに設定するお店もある。
【アフター】(あふたー)
営業終了後に、キャストがお客様と一緒に食事やカラオケなどに行ったりすること。
お給料にはならないがお客様から足代(お小遣い)をもらえる。
【アリバイ会社】(ありばいかいしゃ)
キャストが親や知り合いに内緒で働いている場合に、普通の会社に勤務しているようにアリバイ工作をしてくれる会社。
【アンダー】(あんだー)
18歳未満のこと。
アンダーの人が嘘をついてお店で働こうとするケースも多い。
【痛客】(いたきゃく)
キャストや男性スタッフに無理矢理にお酒を飲ませたり、周りのお客様に迷惑をかけたり……行動が不愉快で恥ずかしいお客様のこと。
また、キャストと自分は付き合っている勘違いしているお客様のことも指す。
【イベント】(いべんと)
お店の集客企画。キャストの誕生日や開店記念日、バレンタインデー、クリスマスなど……
【色恋営業】(いろこいえいぎょう)
キャストが、お客様を自分に惚れさせたり、恋愛関係にあると勘違いさせたりして来店を促す営業スタイル。
色営(いろえい)と略すこともある。
【裏引き】(うらびき)
お客様を店に呼ばずに、キャストが直接お金をもらったりすること。
お店に発覚した場合には罰則がある。
【裏オプ】(うらおぷ)
裏オプションの略。主に風俗業界で使われる。
キャストが店に内緒でお金を取っておこなうサービスのこと。

【売上スライド制】(うりあげすらいどせい)
売上によって時給金額が変動すること。
ここでいう「売上」とは本指名のお客様がキャストに使った金額。新規やフリーのお客様は対象外になる。
【売掛】(うりかけ)
お客様がツケにした代金を指名されたキャストが支払うこと。
後日 お客様から回収できないとキャストの負担になってしまう。
ホストクラブでは売掛を認めているお店が多い。

【永久指名】(えいきゅうしめい)
一度キャストを指名すると、そのお店では永久的に指名を変更することができないシステムのこと。
ホストクラブで多いシステムだが、このルールを破ると周りから総スカンを喰らうことに……
【枝客】(えだきゃく)
フリーや指名で来たお客様の「お連れ様」のこと。
指名客を「幹」として、その連れを「枝」とたとえた言い回し。
【エレチュー】(えれちゅー)
エレベーターのなかでお客様とキスすること。ホスト用語から由来。
【エノテーク】(えのてーく)
ドン・ペリニョンの黒のこと。「黒ドン」と呼ばれることもある。
お店で頼むと10万円を超えることもある。
【延長料金】(えんちょうりょうきん)
基本料金(1セット60分など)を超えると発生する料金。以後30分ごとや1時間ごとに加算される。
【オープンラスト】(おーぷんらすと)
お客様がお店の開店から閉店まで滞在して飲み続けること。
またはキャストやスタッフが開店から閉店まで働くこと。
略して「プンラス」ともいう。
【送り】(おくり)
閉店後、お店専属の送りドライバーや従業員がキャストを自宅まで送り届けること。
【お茶をひく】(おちゃをひく)
キャストが出勤したものの、お客様を1人も呼べないこと。
江戸時代、芸者がお座敷のお呼びがかかるのをお茶をひきながら待っていたことが由来。
毎回お茶をひいている子(お茶っぴき)は、だんだん居心地が悪くなる扱いを受けてしまうこともある。
【オラ営】(おらえい)
オラオラと強引な態度で接客するスタイルのこと。ホスト用語が由来。

■カ行

【ガールズバー】(がーるずばー)
女性バーテンダーが接客するバー。お客様の隣りに座らずカウンター越しで接客をする。
キャバクラと異なり飲食店に分類され営業時間の制約が少ないことから、多くのお店は朝5時頃まで営業している。

【乾絞】(かわしぼ)
乾いたおしぼりのこと。テーブルを拭いたりする。
【キープボトル】(きーぷぼとる)
ハウスボトルよりランクが高いボトルのこと。キープボトルは購入する必要がある。
5千円前後のものから100万円単位のものまであり、ボトルの残りは次回来店の際にまた飲むことができる。
ハウスボトルと違い、キープボトルはキャストも飲むことが可能。
【客引き】(きゃくひき)
契約した店に行かせるために、路上で道行く人に声をかけ誘い寄せる行為。
売春などの悪質な客引きは「ポン引き」ともいわれる。
平成24年7月1日から「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例(略称迷惑防止条例」)」の一部が改正されたので、客引きをすること自体が違法である。
【キャバクラ】(きゃばくら)
キャバレーとクラブが融合した形態という意味で、昭和58年頃に誕生した接待飲食店。時間制で料金が加算されるシステムが多い。

【キャバレー】(きゃばれー)
歌手やバンドが演奏できるステージ(舞台)があるレストランやナイトクラブのこと。
1960年代から1970年代ごろに日本で流行した接待飲食店。
【強制指名日】(きょうせいしめいび)
指名が取れないとペナルティ(罰金)が発生する営業日のこと。月に何日か強制指名日が設定されている店もある。
【クラブ】(くらぶ)
基本的にはキャバクラと一緒だが、より高級感のあるお店を指す場合が多い。
【黒服】(くろふく)
キャバクラやクラブの男性従業員のこと。ボーイやウェイターとも呼ばれる。
【黒文字】(くろもじ)
爪楊枝(つまようじ)のこと。黒文字という木で作られた高級な楊枝のことが由来。
「つまようじ」というと、「妻用事」と家庭のことを思い出させてしまい、お客様が家に帰ってしまうのを防ぐため水商売で古くから使われる隠語である。
【源氏名】(げんじな・げんじめい)
本名ではなく、お店で使用する名前のこと。
【ゲスタン】(げすたん)
お客様が飲むグラスのこと。ゲストタンブラーの略称。
キャストが飲む際に使うグラスは「キャスタン」(キャストタンブラー)といわれる。

■さ行

【ショーパブ】(しょーぱぶ)
キャバクラと同じくお酒を提供しながら、ダンスや歌のショータイムを設けているお店のこと。
ショーは完成度の高い本格的ものから学生の文化祭レベルのものまでさまざま。
【場内指名】(じょうないしめい)
お客様が入店前からキャストを指名(本指名)するのではなく、入店後に店内でキャストを指名すること。
指名料は本指名に比べて安価な場合が多い。
【初回荒らし】(しょかいあらし)
主にホストクラブで使われるワード。初回の安い料金だけを狙って各店を渡り歩くお客様のこと。
【スタンバイ】(すたんばい)
お会計が済んだお客さんが帰ること。 スタンバイとは「準備する」意味で使われるが、水商売では「次のお客様のために席を譲っていただく準備に入ります」という意味でスタンバイという。
【スナック】(すなっく)
由来は「スナックバー」。軽食(=スナック)を提供するバーの意味。
飲食店免許で営業しているお店が多く、基本的にはお客様の隣に座っての接客はできない。
【スライド制システム】(すらいどせいしすてむ)
指名の数に応じて、時給や指名時のバック料金が段階的にアップするシステムのこと。
【セクシーキャバクラ】(せくしーきゃばくら)
略称はセクキャバ。いちゃキャバ、オッパブ(おっぱいパブ)などと呼ばれることも……下着や水着、シースルーの服装で接客する、文字通りセクシーさを売りにしたキャバクラ。
ハッスルタイムやダウンタイムと呼ばれる接客時間を設けており、お客様との密着度や過激度が高い。

【セット料金】(せっとりょうきん)
時間ごとの決まった料金のこと。入店の時間帯によっても料金が異なる場合が多い。
通常、開店直後のセット料金が一番安いが深夜のセット料金を安くするお店もある。
税金・チャージ料・指名料など、すべてセット料金に含まれるお店から各々別個なお店までさまざま。

■た行

【体験入店】(たいけんにゅうてん)
キャストやボーイなどの男性スタッフが、実際に入店する前に体験で仮働きしてみる仕組み。略して体入(たいにゅう)。
日給額も多く給料もその日にもらえる。
【体入荒らし】(たいにゅうあらし)
お試しで働くことができる体験入店を、店で働く気がないのにお小遣い稼ぎとして複数店舗で利用するキャストのこと。
【ダウンタイム】(だうんたいむ)
1時間に一度など定期的な時間で、爆音とともに店内の照明が暗転(ダウン)し、キャストがお客様の上にまたがりお触り可能な状態になるサービスタイムのこと。
ダウンタイムの内容は、キスや上半身へのお触りから下半身のお触りまでお店によって多様。類義語ハッスルタイム。
【TAX】(たっくす)
税金やサービス料のこと。TAXはお店によってパーセンテージが異なる。8%や10%とは限らない。
【チャンスボトル】(ちゃんすぼとる)
お客様がキープしているボトルの残りが少なく、もう少しで空きそうなボトルのことを指す。
【チェンジ】(ちぇんじ)
席についたキャストが好みでなかったり気に入らなかった場合、他のキャストに替わってもらうシステム。
【チャージ】(ちゃーじ)
お客様が席についただけで発生するサービス料のこと。
例えば、チャージが10%だった場合、セット料金が1万円であればチャージは1,000円で、総額1万1,000円となる。これにTAXが加わる場合は別途加算される。
【付け回し】(つけまわし)
店内でお客様に接客するキャストを決める業務。新人キャストや盛り上げ上手なキャストなど、キャストのキャラクターを把握したスタッフが付け回しを担当する。
付け回し次第でお店の繁盛度合いが変わるので重要な仕事。

【冷絞】(つめしぼ)
冷たいおしぼりのこと。主にお客様が使用する。
【テーブルダンス】(てーぶるだんす)
ハッスルダンスやセクシーダンスとほぼ同じ意味。
【店泊】(てんぱく)
キャストや男性スタッフがお店に寝泊りすること。
【店カラ】(てんから)
店内にお客様が誰もいない状態のこと。類義語ノーゲス。
【当欠】(とうけつ)
キャストが当日欠勤すること。当欠の場合、ほとんどが罰金の対象となる。
【同伴】(どうはん)
キャストがお客様と営業開始前に店外で会い、食事や買い物などをしたあとに一緒に来店すること。
同伴料を支払うシステムを設けている店もあり、指名やドリンクなどと同じくキャストの給料に反映する。
【飛ぶ】(とぶ)
キャストや男性スタッフが連絡もなく突然お店を辞めてしまうこと。
予約していたお客様が来ないことを指す場合もある。

■な行

【ナンバークラス】(なんばーくらす)
お店で1ヵ月毎に売上げ順がNO1、NO2、NO3、NO4……と決まるが、ナンバークラスとは、上位3人までのことをいう。
お店の顔、売れっ子のこと。
【ニュークラブ】(にゅーくらぶ)
地域によっていろいろな意味合いで使われているが、札幌のすすきのでは一般的に「キャバクラ」と呼ばれるお店は「セクキャバ」(セクシー系の飲み屋)を指すのに対し、一般的なキャバクラを「ニュークラブ」と呼んでいる。
【ニールダウン】(にーるだうん)
男性スタッフがお客様にシステムを説明する際や会計時、テーブルにお酒を置くときなどに片膝を地面につけて接客する姿勢。ポイントは座っているお客様より目線を下げること。
【ノーゲス】(のーげす)
「No Guest」の略で店内にお客様が誰もいない状態のこと。類義語店カラ。
【飲み席】(のみせき)
キャストと話すよりも、一気(イッキ)飲みなどお酒をたくさん飲ませるお客様のテーブルのこと。

■は行

【ハウスボトル】(はうすぼとる)
料金のかからない飲み放題のボトルのこと。
ウィスキーや焼酎がほとんど。キャストはハウスボトルを飲むことは禁止されている。
【箱】(はこ)
お店自体やお店のフロアのこと。
【ハッスル】(はっする)
セクキャバやハッスルパブなどで使われる。キャストが下着姿や上半身裸でお客様の上にまたがり、抱き合った状態でダンスをすることを指す。
類義語セクシーダンス、テーブルダンス。
【ハッスルタイム】(はっするたいむ)
セクキャバやハッスルパブなどで文字通りハッスルする時間。
キャストにチップを渡すお店やセット料金にハッスルタイム代が含まれているお店もある。
類義語ダウンタイム。
【ハッスルパブ】(はっするぱぶ)
ランジェリーパブと同形態のお店。ハッスルタイムを設けており、ランパブより過激度が高い。
類義語セクシーキャバクラ、セクキャバ、モミパブ、エクストリームパブ。
【パブ】(ぱぶ)
基本的にはキャバクラと同タイプのお店。キャバクラよりも安価な場合が多く、チャージ料を除き飲んだ分だけ料金がかかる場合が多い。
【visitor】(ビジター)
お店でボトルをキープしていないお客様のこと。または初めて来たお客様のこと。
反意語member。
【ピンドン】(ぴんどん)
シャンパンの王様、ドンペリニヨン。そのなかでも最高級なピンクドンペリニヨンの通称。
【風紀】(ふうき)
キャストと男性スタッフが男女関係を持ってしまうこと。
ほとんどのお店で禁止になっていて、発覚すると多額の罰金が科せられる場合がある。
【フリー】(ふりー)
キャストを指名しないで飲むお客様のこと。
【ボーイズバー】(ぼーいずばー)
ホストクラブと近い形態だが、カウンター主体の接客で金額的にホストクラブより安価。また、男性客が来店する場合も多い。
類義語メンズパブ(メンパブ)。
【ホストクラブ】(ほすとくらぶ)
ホストが女性客の隣に座って接待をする社交飲食店のこと。
類義語ホストラウンジ、サパークラブ。

【ボッタクリ】(ぼったくり)
お客様に料金を知らせずに、または安い料金であると誤認させ支払いの際に法外な料金を請求する手口のこと。
略語「ボッタ」
【本指名】(ほんしめい)
キャストを指名したうえで入店すること。
指名は収入や評価に直接つながるためキャストに喜ばれる。
略語ホンシ。
【ポン引き】(ぽんびき)
路上で巧妙な話術と手口を使い通行人の男性をボッタクリ店へ案内する悪徳案内人のこと。店頭での呼び込みとは異なる。

■ま行

【マイナス営業】(まいなすえいぎょう)
キャバクラでは1人のお客様に対して1人のキャストが接客する「マンツーマン」が基本スタイルだが、キャストが足りずに2人のお客様に対して1人のキャストで接客するような、キャストが足りない営業状態を指す。
【枕営業】(まくらえいぎょう)
キャストがお客様と肉体関係になることで売上を増やす営業方法。
【ミックスバー】(みっくすばー)
ゲイバーやレズビアンバーと違って、セクシャリティに関係なく誰でも入れるバーのこと。
お店のスタッフはゲイやオカマ、ニューハーフ、レズビアン、男の娘や女装子など多種多様なキャラクターが多い。
【member】(メンバー)
お店でボトルをキープしているお客様のこと。
メンバーになると基本料金が安くなるなど特典がある場合が多い。
【モミパブ】(もみぱぶ)
セクキャバやランパブの進化形のお店。お触りOKの内容がより一層強化されている。

■や行

【呼び込み】(よびこみ)
店頭で合法的に通行人の男性をお店に案内すること。

■ら・わ行

【ラウンジ】(らうんじ)
クラブ(接待飲食店)とスナック(飲食店)の中間、またはスナックを高級にした雰囲気のお店。
【ラスソン】(らすそん)
ラストソングの略で、営業時間終了間際にかけられる音楽やBGMのこと。
ホストクラブではその日の指名や売上トップのホストが歌を唄ったりするお店も多い。
【ラッキー】(らっきー)
付け回しを担当する男性スタッフの呼び名。
【ランジェリーパブ】(らんじぇりーぱぶ)
キャストが下着姿で接客するお店のこと。ランパブと略して呼ばれることが多い。
お触りについてはOKのお店とNGのお店がある。