現役キャバクラ送迎ドライバーに聞く!キャバ嬢と「イイ感じ」になれるのか?

現役キャバクラ送迎ドライバーに聞く!キャバ嬢と「イイ感じ」になれるのか? 男性高収入求人ドカント

■そして、キャバクラの送迎ドライバーに転職!

ドライバー歴5年の青年。その仕事遍歴は?[ライターはBARにいる] 男性高収入求人ドカント
ここは都心の繁華街、とある雑居ビルでひっそりと営業するBAR。
今宵はショウタ君(29歳)のドライバー稼業の話をネタにしている。
食材の配送ドライバーに始まりアドトラックのドライバーを経て、いよいよ(?)夜の街へとたどり着く。

「そしてキャバクラの送迎ドライバーに?」

私の問いにショウタ君は頷き、キャバクラの送迎ドライバーのアルバイトの仕事内容や収入、待遇を教えてくれた。

◆キャバクラの送迎ドライバー
【職種】アルバイト:送迎ドライバー
【給料】日給6千円~ ※ガソリン代込
【勤務時間】深夜1時頃~(2~3時間勤務)
【休日】シフト制・週1日から勤務可能
【資格】要普通運転免許・自家用車持ち込み
【待遇】給料は全額日払い制・高速代別途支給
【仕事内容】キャバクラの営業が終了後、女性キャストや男性スタッフを自宅まで送迎する。

自家用車の持ち込みですか、車種に決まりはあります?」

「ウチのお店は、車の持ち込みができる人だけ採用してます。車種に決まりまないですが、軽自動車や小さい車は断られます。俺はミニバンなんで7人乗れますけど、女の子がそんなに乗ることは少ないです。だいたい1回3~4人です」

日給6千円……しかもガソリン代は自分持ち……こういったらアレですが、お給料がショボいような……」

「でも、近場の女の子を2人乗せて1便だと、早くて2時間で終わります。それでも6千円もらえるんで時給3千円です。ガソリン代を引いても時給2千円以上だから、アルバイトでは高給ですよ」

「日給だと物足りなく感じるが、労働時間が短いから時給換算すると割のよい仕事だと」

「家が遠い女の子を乗せても、深夜だから飛ばせば1時間でだいたい着いちゃいますから。 それに深夜に短時間のアルバイトが、俺には好都合なんです」

そして“キャバクラ”の送迎ドライバーに転職! 男性高収入求人ドカント

■キャバクラの送迎ドライバーは、副業にピッタリの仕事!

「ドライバーとは別に、平日は夕方から夜にかけてダイニングバーでアルバイトをしてるんです。キャバクラの送迎ドライバーは深夜からスタートなので、ダイニングバーの勤務が終わってからで間に合うし、勤務日も融通が利くので副業にぴったりなんです」

「なるほど、キャバクラの送迎ドライバーは深夜の短時間限定の副業なんですね」

「自分は車の運転が好きだから深夜でも苦にならないし、日給6千円でも週5日勤務すれば週に3万円の副収入ですから。それに可愛いキャバ嬢を眺められる特典付き、バックミラー越しだけど(笑)」

■キャバ嬢を自宅に送る…気を付けるポイントは?

そうはいっても深夜のドライバー業務である。 大変なこともあるだろう。

「気を付けてるのは、道に迷わないことです」
「普通……ですね」

「いや、重要なんです。キャバ嬢は酔っ払ってたりメチャクチャ疲れてますから。そんなときに道に迷ったら超空気が悪くなります
「後部座席からため息が聞こえる」

「女の子の帰宅先をカーナビに登録して二回目からはスムーズに送るなど工夫します。裏道をバンバン指示出す女の子もいますから(笑)」
「酔っ払いを乗せたタクシーの運転手さんみたいな……」

「帰宅方向が同じ女の子は一緒に相乗りするんですけど、仲の悪い子や先輩後輩の関係があるので……送る順番にも気をつけないとヤバイですね」
「私は後回しかよ!」

「そうです(笑)あとはもう車内に気まずい沈黙が続く…… だから複数の女の子を送るときは、例え自分で最短ルートがわかっていても、皆にルートの確認をします」

なるほど。簡単そうに見えてもやはりその仕事なりの大変さはあるものだ。では、逆にドライバーをしていて楽しいことはあるのだろうか?

「やっぱり優しい女の子と出会えたときですね」
「ですよね~」

「いや、基本的に女の子とは挨拶以外で喋ってはいけないんですけど、道中は二人きりにもなりますし……コンビニでコーヒーを買って来てくれる女の子もいますから……『お疲れさまでした~』って……優しい子もいるんですよ~」
「そのキャバ嬢は売れるな~」

■キャバ嬢と送迎ドライバーは“イイ感じ”になれるのか?

キャバ嬢とドライバーは“イイ感じ”になれるのか? 男性高収入求人ドカント


ここでやはり聞いておかなければならない。最重要な質問を……

「キャバクラの送迎ドライバーって、キャバ嬢と仲良くなったりします?

「仲良くですか?」

「いや、だから、酔っ払ったキャバ嬢を家まで送っていたら……何だかイイ感じになってそのままシッポリ……みたいな?」

私がそう口にすると、離れた場所にいたマスターがこちらに歩み寄って来た。いつもながらさすがのデビルイヤーだ。

「いやぁ、キャバ嬢にとって、ドライバーなんてまったく眼中にないですよ。女の子によっては気を使って話しかけてくれる子もいますけど、店からも女の子に話しかけるのは禁止って釘を刺されてるし……でもまぁ男と女ですからね…」 

「男と女だから?」

「何回も送っていくうちに顔見知りになると……仲良くなりますよ。お客さんやお店の愚痴を聞いたりとか……」 

「仕事終わりだからキャバ嬢たちも気が抜けますからね」 

「それで話が盛り上がってそのまま飲みに行って……とかはありますよ。大きな声じゃ言えないけど……」 

飲みに行っただけじゃないでしょ!

「いや、ホント、女の子と何かあったのがお店にバレたら超ヤバいっすから」

たしかに、キャバクラや風俗業界では、お店の女の子と男女の関係になってしまうと“風紀違反”として、解雇は当然のこと高額な“罰金”を背負わされることがある。それは男性スタッフもドライバーも同じなのだ。

「知り合いのベテランドライバーですけど、そのオジサンは仲良くなったキャバ嬢のプライベートドライバーになって小銭を稼いでいました」

「プライベートドライバー?」

「お店とは関係のない場面でキャバ嬢から個人的にドライバーを頼まれるんですよ。女の子が買い物や遊びに行くときに送迎する感じで……ホストクラブの帰りなんて女の子も超ベロベロですから、知らないタクシーの運転手よりも知ってるオジサンの方が安心するみたいで……それで“足代”をもらってますね」

「そんなおいしいこともあるんだ……そのあと酔った女の子を介抱して……」

「いやいや、手を出したら激ヤバっすよ。キャバクラのドライバーは基本的には地味な仕事なんでストレスもハンパないっすから」

■キャバクラの送迎ドライバーのストレスとは?

キャバクラの送迎ドライバーのストレスとは? 男性高収入求人ドカント


可愛いキャバ嬢をシートに乗せて彼女の家まで送り届ける。私にも自家用車があったらやってみたい仕事なんだが、ストレスも多いと彼は言う。

「車に乗り込んできて何の断りもなくタバコを吸う、車内で酒を飲む、ずっと大声で電話をする……なんて日常ですから」

「そりゃ大変だ、注意もしづらいし」

「注意してお店に『あのドライバーに変なこと言われた』なんてチクられたら仕事が回って来なくなります。ベロンベロンに酔っ払った女の子を送ることもありますけど、パンツが見えても何とも思わないっすね、むしろゲロを吐くんじゃねーぞと、そっちのほうがドキドキします」

「実際にゲロっといかれたことは?」

「今までに二度ほど……もう地獄でしたよ」

話しが艶っぽい方向からズレ始めたからか、寄ってきたマスターは不満顔で言う。

「ショウタ君さ、キャバクラの送迎ドライバーよりデリヘルのドライバーの方が稼げるらしいぞ」

「デリヘルですか?」

「そうそう、店によっては24時間営業しているトコもあるし、深夜帯なんて時給2千円で朝まで働けるし」

「たしかに……」

「オレの知り合いのデリヘルを紹介してあげてもいいよ」

「は、はぁ…」

「ただし!可愛い女の子がいたら店を通さずに即オレに紹介するのが条件!」

「……」

その時、ショウタ君のスマホが鳴った。
ナイスタイミングとばかりに彼はスマホを手に取り「すぐに向かいまーす」と言って電話を切った。

時計を見ると午前0時45分、これからキャバ嬢の送迎が始まるのだろう。「じゃあまた」そう言い残して彼は勢いよく店を出ていった。

「マスター、そんなこと言ってると彼は二度と来なくなるぞ」

さすがの私も半ば真剣に苦言を呈してみたが……

「アイツ、●●●●でドライバーやってるって言ってたよな? ってことはウチの噂をしてたのは“ヒカルちゃん”かな?それとも“さやかちゃん”か?まあ、この店もキャバ嬢の間じゃすっかり人気店になったということか……」

まったく聞いちゃいない。
また明日からは通常通り、閑古鳥の鳴くBARに戻っていることだろう。
マスターにバーボンをもう一杯頼んだ。