■バレたくない!風俗店男性スタッフの身バレ防止対策!
- 月給28万円スタート、週休2日制、実働8時間、残業なし、社会保険完備……
これらは当サイト「ドカント」でよく見られるフレーズで、風俗店の男性スタッフを募集する求人項目に書かれています。このように、今や風俗業界のスタッフの給料や勤務条件は、一般企業と比べてもまったく遜色ないものになっています。
また風俗業界は、短期間で高収入を稼ぎたい人や長期間で安定的な収入を得たい人にとっても魅力的な業界です。しかし、いざ風俗業界で働こうと思っても……
『職業が風俗店のスタッフだと、賃貸住宅が借りられないのでは?』
『マイホームや車を購入する際に勤務先が風俗店だとローンが通らないのでは?』
『風俗店員であったことを職歴に書くと転職の際に不利益を被るのでは?』などの不安から業界に飛び込むのを躊躇している人も多いのでは……
たしかに、1998年に風営法が改正されすべての風俗店が風営法のもとに届け出制となり、合法的に運営がなされてきたとはいえ、いまだに風俗業界に対する世間の目は厳しい。
風俗店で働く女性(風俗嬢)はもちろん、男性スタッフでも面倒を避けるために、風俗店で働いていることを家族や友人にすら秘密にしている人が多いのも実情です。今回は、実際に風俗業界で仕事をされている男性、浜崎氏(仮名29歳)に、周囲の関係者に風俗店員だとバレずに働くことは可能なのか?身バレを防ぐ対策について聞いてみました。
■“勤務先”には何と書く? “ 業種”欄には?
- 都内のデリヘルグループで現役マネージャーとして活躍中の浜崎さん。デリヘルで正社員として働き始めて4年目を迎えています。
――とかく風俗というと、“反社”とのつながりだとか、法的にグレーな業界などの偏見を持たれやすいこともあって、周囲に風俗店員だと知られたくない人も多いと聞きます。
浜崎さん「そうですね、ウチの男性スタッフも周囲に秘密にしている人が大多数です。私もその一人ですが……性的サービスを提供しているとはいえ人の役に立っている仕事だと思ってますから、本当は胸を張って風俗の仕事をしていると言いたいですが……」
――公的な手続きであったり賃貸アパートの契約やクレジットカードの申し込みなど…誰でも日々の生活のなかで職業を問われる場面があると思いますが、風俗で働いていることを隠したいときにはどうすればよいのでしょう?
「日常生活で勤務先を書く場合があっても、今はほとんどの風俗店は法人経営になっていますから、その会社名を書けばこと足ります。“株式会社○○○”とか“有限会社○○○”などの社名ですね」
――勤務先には会社名を書けばよい、お店の名前を書く必要はないんですね。
「“おっぱい学園”とか書かなくて大丈夫です(笑)きちんと法人名義でホームページを立ち上げていたり、社外からの電話対応をしている会社がほとんどです。もちろん会社名で名刺も持てますし、給与明細や振込名義も法人名です」――男性スタッフにも身バレ防止が対策されている。
「風俗で働く女性キャストは当然ですが、男性スタッフに対するアリバイ対策(身バレ防止対策)を用意しているお店は増えています。求人に応募する際や面接時に聞けばわかります」
――勤務先の他にも、業種や職種を聞かれるときはどうしてますか?
「業種には、サービス業や接客業と書いています、本当のことですから(笑) インターネットで入力する場合は職業欄が選択式になっていますが、そこには風俗業の項目はありません。だからサービス業の項目をポチっとクリックして終わり、まったく支障はありません」
――職種はいかがですか?
「職種はもっと簡単です。聞かれるのは会社員(正社員)かアルバイトか……ですから、どちらかを答えれば問題ありません。これで気まずい思いをしたことはないです」
――その書き方で賃貸アパートの契約やクレジットカードの申し込みにも支障はありませんか?
「住居もカードもまったく問題ありません。新車も買えました。マイホームを購入した上司や同僚もたくさんいます」
◆身バレ防止対策◆
【職業欄の記入】風俗店スタッフだとバレたくない人は……
「勤務先」は?…運営会社の法人名でOK
「業種」は?…サービス業や接客業でOK
「職種」は?…会社員、もしくはアルバイトや契約社員などでOK ■風俗店で働くことを親や周囲の人には伝えているのか?
- ――ではプライベートな場面ではどうですか?困ったことはありましたか?
「う~ん、やっぱり親しい人、特に親とか彼女に自分の仕事を聞かれた時は困りました。男友達だと別に気になりません、むしろ羨ましがられるくらいで(笑)」
――『今度遊びに行くから可愛い女の子を紹介してよ』みたいな(笑)。にはどのように説明しましたか?
「親には……父は田舎で学校の教師をしていて頭が固いんですよ。だからサービス業で働いてると言ってます。私の前職は居酒屋の運営会社だったので、転職した時に『前と同じような仕事』だと伝えました。親としては無事に次の仕事が見つかったことで安心したのか、それ以上は聞かれなくて助かりました」
――東京で元気に働いているだけで充分なんでしょうね。サービス業は嘘ではないですし、風俗業と伝えて逆に心配をかけるよりは……
「私もそう思ってます。やっぱり親の年代に今の風俗業界を理解するのは難しいので……」
■彼女や配偶者にはどのように伝えるか?
- ――お付き合いされている彼女さんにはどのようにお話しされましたか?
「女性は勘が鋭いですから、まず奥さんに秘密にするのは不可能だと思います。女性ときちんとお付き合いするなら、または風俗の仕事を長く続けるなら、早いタイミングで正直に話したほうがよいですね、結果的に……」
――なにか思わせぶりな言い方ですね(笑)
「いやぁ、付き合い始めの関係だと、女の子に『風俗で働いている』とは言いづらいですからね。『居酒屋で働いている』と嘘をついたのがバレて別れた子もいますし、そこは結構苦労してます」
――女性からすると職業を隠されたことでさらに怪しく感じますね。
「いつかは正直に話そうと思っているんですが……私の経験上、彼女に飲食店やバーで働いてると言うと、十中八九『お店に遊びに行きたい』って言い出しちゃうんですよね(笑) それで誤魔化してるとさらに怪しまれますから……だからよく使っていた職業はコールセンターとかIT系の仕事ですね、彼女が遊びに来られないので(笑)」
――そんなご苦労があったんですね、色んな職業をかたって(笑)
「あとは人材派遣業も使いました。派遣型ヘルスなんで完全に嘘ではないでしょうと(笑) しかし、“風俗店員あるある”ですが、本当に女性と知り合う機会が少ないんです!」
■切実な風俗店員の彼女事情!また結婚や子供について。
- ――風俗店の男性スタッフは、毎日女の子に囲まれて楽しそうなイメージですが……
「もちろんお店に女の子はたくさんいますけど、その子たちと付き合えないですから……」
――デリヘルは深夜まで忙しいので、おのずと知り合う女性も限られてきますか?
「そうなんです!切実な問題なんです(笑) この仕事をしてると普通のOLさんと知り合える可能性はほぼありません。私の同僚たちもそうですが、やはりお水系女子、キャバ嬢やガールズバーの店員さんが彼女ってパターンが多いです」
――キャバ嬢や水商売の女性は風俗に対する理解度も高いのでは?
「そうですね、私も何人かキャバ嬢と付き合いましたが、風俗店の仕事もひとつの職業として認めてくれる女性が多いです。ただそうはいってもキャバクラで初めて会った女の子に『お仕事は?』と聞かれて『風俗業』とは言えませんけど……」
――今の彼女さんも元キャバ嬢だとお聞きしましたが、風俗店で働いていることを伝えた時の反応はいかがでしたか?
「いや普通に『そうなんだ』って感じであっさり話が終わりました。彼女が言うには『風俗もキャバクラも世間からは色眼鏡で見られるけど、やってる事は単にサービスの提供でしょ、別にあなた自身がご奉仕するわけでもないし、違法な仕事じゃないんだったら安月給で苦労するよりも良いじゃん』って」
――さすが業界人、現実的な考え方ですね。彼女さんとは結婚もお考えですか?
「年齢的にもそんな話は出てます。二人とも早く子供が欲しいので……」
――お子さんができると、いろいろ周囲に秘密にするのも大変そうですね。
「そうですよね、嫁や子供には迷惑をかけたくないですから。今度は嫁の家族や嫁の親戚、子供の学校とか子供の友達の親御さんとか……やっぱり父親が風俗業界で働いているとバレたくはないですからね。ただウチの会社には所帯持ちのスタッフやお子さんがいるスタッフがたくさんいますけど、皆さん無事にやってるので当面は大丈夫だと思ってます(笑)」
――身バレ防止対策は万全ですからね。
「でも子供に嘘はつきたくないので、子供に物心がつくまでには何か別の仕事ができたらいいなと考えてます。それまでは今の仕事でバリバリ稼ぎます」
◆身バレ防止対策◆
風俗店員であることを周囲に秘密にして働くことは可能か?
店舗とは別に運営会社(法人)を持っているなど「身バレ防止対策」を用意しているお店であれば可能。
応募の際や面接時に確認してみましょう。