【単発アルバイト】試験監督スタッフ(試験官)のお仕事解説

試験監督スタッフ(試験官)のお仕事解説 高収入求人ドカント

  • 高校、大学などの模擬入試、TOEICや英検、各資格取得のためのテストなど……これらのお手伝いをするのが“試験監督”のアルバイト。
  • 具体的には、「受験生の誘導」「注意事項の説明」「問題と答案の配布と回収」「顔写真と試験を受けている人の照合」「試験中の監視」が主な仕事。 簡潔にいうと、テストを始める前に説明をおこない用紙を配って終了時間を待つだけ。
    試験中に受験者からサポートを求められることもあるが、自分で判断がつかないことは、担当者に報告や相談をすれば済む。
  • 楽な単発バイトの代表格ともいわれ、特別な資格や体力をほとんど必要としない。
    誰にでもできる仕事なので応募が多く競争率は高い。
  • 求人媒体から採用会社のホームページに至るまで、さまざまなサイトで随時募集が出ている。
    英検やTOEICなどのように頻繁に試験がおこなわれている場合は、運営会社に応募するのが狙い目。
  • 採用されるためには、まず募集企業がおこなう登録会や説明会への参加を求められることが多い。その際に服装や態度に問題がなければ、エントリーシートによる選考を経て採用になる。個別面接や数時間に及ぶ研修などはほとんどない。登録が済めば、あとは都合のよい日時や場所を選んで電話やメールで勤務申請をする。

経験者に聞いてみた!

笹岡さん(男性28歳)

(プロフィール)
千葉県出身。商業高校卒業後、東京の私大へ進学。現在はフリーターで西船橋の実家で暮らしている。
友人の経営する居酒屋のアルバイトをメインに、さまざまな単発のアルバイトで生計を立てる。ゆえに、単発や短期のアルバイト事情には精通している。

──試験監督というと、真面目でお堅い人じゃないとできない(採用されない)イメージがあります。

「資格試験など受験したことがある人なら想像がつくと思いますが、仕事は試験会場にいる担当者です。何ら難しいことはないし、資格も不要で誰でもできるアルバイトです」

試験監督アルバイト1日の流れ

──1日の仕事の流れを教えてください。

  • 午前8時 現地集合
    指定された時刻に会場へ集合して当日の責任者から名札やマニュアルを受取り、時間割や注意事項に関しての説明を受けます。
  • 午前9時 会場準備
    担当する会場に向かい黒板に時間割や注意事項を書いて準備。受験生を誘導。受験生が揃ったところで諸注意などを説明する。
  • 午前10時 試験開始
    試験中は不正行為がないように会場全体に目を配る。
  • 午後12時 休憩
    昼食が支給される場合もあります。
  • 午後1時 試験開始
    受験生が入れ替わる場合もあります。
  • 午後4時 試験終了
    解答用紙を回収し記入漏れや枚数をチェック。受験生が会場から出るのを待ってから片づけや忘れ物チェックして勤務は終了。

──これでアルバイト終了ですか?

「日払いの場合は、その場で給料をもらって終了です(笑)ホントに楽なアルバイトで、時給は高めなので人気なのも頷けます」

労力のわりに高額な収入!

──時給額の相場は?

「報酬は試験によって違いますが、時給1,200円~1,300円日給8千円~1万円が相場です。給料は現地で日払いもありますが、数日から数週間後に口座へ振込みが基本です」

試験監督アルバイトの注意点

──試験監督のアルバイトで注意点はありますか?。

「試験会場の雰囲気を崩さないように、服装や見た目のルールは厳しいです。 スーツ着用や白ワイシャツにジャケット着用など清潔な身だしなみには注意が必要です。茶髪やピアスもNGです」

大変なのは競争率の高さ

大変なのは競争率の高さ──特に資格も必要なしで仕事ができて疲労感やストレスもない。そして時給もよい……これは競争率が高そうですね。

「そうなんですよ。試験監督のアルバイトで大変なことは唯一、“求人の倍率が高い”ってことだけです。さまざまな試験日が週末(休日)に集中するので、大学生などがメチャクチャ応募します」

試験監督アルバイトに採用されるコツ

──採用されるコツはありますか?

「数うちゃ当たる戦法ですね(笑)試験を実施している会社にバンバン応募です。英検は定期的に大規模な試験をしていて直接応募ができます。また、大手の学習塾や予備校も試験官のアルバイトを募集してますから希望者として登録します」

──なるほど、可能な限り応募をしろと(笑)

「あとは派遣会社に登録するのもおすすめですね。派遣の場合は小さな試験会場のアルバイトもあったり案件数が多いので……自分みたいなフリーターで日時に融通が利くなら、平日で申請を出すのも採用率を上げるコツですね。いずれにせよ求人を見つけたら積極的に応募をすることがポイントです」

(ライター:橘美琴)