【風俗店】店長の仕事とは?収入や必要なスキルを公開!

“急募!店長・幹部候補”
男性向けの高収入求人サイトで風俗店の募集をチェックすると、ほぼすべてのお店が「店長・幹部候補」の職種で募集をしている。

店長……は文字通りその店舗の運営責任者のことである。
幹部……は将来的に店長を目指す幹部スタッフ、の意味合いである。

しかし、残念ながら未経験の男性がすぐにその役職に就けるわけではない。
まずは、店舗スタッフ(平社員)として入店後、昇格(出世)することによってこのポジションにたどりつけるのである。

風俗店の店長は、一体どのような仕事をしているのだろうか?

1.店長は、お店の“司令塔”

風俗店の店長といっても、決して店の奥でふんぞり返っているわけではない。

店長は、部下である店舗スタッフに運営の指示を出しつつ、自らも同様に現場の仕事をこなしている。
そのうえで、店長は以下の業務もあわせておこなっている。

2.店長の仕事内容

2-1.【スタッフの管理】

店長はお店の最高責任者であると同時に、自ら現場の仕事をおこないながら、店舗スタッフや女性キャストをまとめていかなければならない。
そのためには、女性キャストの愚痴を聞いたり、スタッフとコミュニケーションを取る必要がある。

ことに、女性キャストのモチベーションの管理は重要である。

風俗店のサービスは、お客様と女性キャストが“一対一”で直接触れ合って提供される。
極限すると、サービスのクオリティは、女性キャストに一任されているのである。
ゆえに、女性キャストの意識やモチベーションが低下していると、サービスの質が劣化し、お店にとっても大打撃となってしまう。

また、風俗店のサービスは、女性キャストにとって心身ともにハードな仕事である。
彼女たちの体調面や精神面の変化(不調)について、些細なことにも気にかけて、早い段階でケアをしていかなければならない。
一人でも多くの女性キャストに気持ちよく出勤してもらう環境作りが、店舗責任者の勤めである。

有能な店長は、スタッフ各自の仕事の質を高め、やる気を引き出しながら売上アップにつなげている。

2-2.【スタッフの求人】

店舗スタッフや女性キャストを募集する求人業務、および面接業務も店長の仕事である。

特に、女性キャストは風俗店の商品であり、なかでも新人女性の入店はお店にとって大きな売りになる。
さまざまな求人サイトを使って常に募集する場合がほとんどで、求人情報の掲載を広告代理店の営業スタッフを通しておこなう。

そして、電話やLINE、メール応募への返信を経て面接日が決まれば、そこからが腕の見せどころ。
女性キャストの面接は大事な商品の仕入れである。店長の最重要任務といってもよい。

面接が失敗に終われば、ライバル店にその女性が流れてしまうかも知れない。
「この女性は稼げる」と思ったら、保証給を奮発して入店につなげるのも店長の決断である。(保証給とは、キャストが出勤した際にお客様がつかなくても支払われる給与のこと)

また、お店に合わないタイプの女性でも、おざなりな態度で接してはいけない。今や口コミサイトなどで、無礼な対応はすぐに晒されてしまうので要注意である。

面接では、女性のタイプに合わせてアプローチ方法を変えながら、無事入店へと運ぶのが店長の仕事である。

このように、女性キャストの面接はお店の命運を握る重要な業務なので、店長は急な面接にも丁寧に対応しなければならない。男女ともに、“人材が命”の業界なのである。

【店舗スタッフ・女性キャストの求人】 男性高収入求人ドカント

2-3.【スタッフの教育】

新人スタッフ、新人女性キャストの教育も、店長の大切な仕事。

風俗店のスタッフは、学歴や職歴、年齢など一切不問で募集しているので、採用のハードルが低い分、雑多な人材が入社してくる。
そんなスタッフたちを、1日も早くお店の戦力に育てなければならない。

スタッフが育つ→スタッフにお店の基本業務を任せられる→店長はお店全体の運営や新規出店に集中できる→売上アップにつながる
スタッフの成長は、このような経営の好循環を生みだす。

また、新人女性キャスト、なかでも風俗業界が未経験の女性が抱えるストレスや不安感は相当なもの。
親身になって彼女たちと接しながら、不安を取り除いて仕事に集中してもらう環境作りも店長の大切な仕事である。

2-4.【新企画の考案・情報発信】

群雄割拠の風俗業界で業績を伸ばしていくのはたやすいことではない。
ライバル店と差別化を図るため、新たなコースの発案やタイムリーなキャンペーン企画を立案し、ホームページやSNS、メールマガジンなどで情報発信をする。

また、それらの情報をより有効にリリースするために、風俗ポータルサイトや広告代理店の営業スタッフと折衝をおこなうことも重要な業務。

現在のインターネット社会では、いくら魅力的なお店でも、それがホームページで上手に表現されていなければ集客アップは難しい。どのように改善すればユーザーの目を引けるか……営業スタッフと打ち合わせをして探っていく。
そのなかで、彼らから最新の業界動向やヒット企画などヒントを得られるようになってくるので、有効な人脈の形成にも店長の実力が問われる。

【新企画の考案・情報発信】 男性高収入求人ドカント

3.店長はどのくらい稼げる?

店長の仕事内容を見て、皆さんはどう思われだろう?

「なかなか大変な仕事だな」と感じた方が多いのではないだろうか……

たしかに、店長の仕事はハードワークである。
お店の業績に責任を持つ立場のため、場合によっては残業をしなければならないし、休日返上などザラにある。
また、女性というデリケートな商品を扱っているためトラブルも多い
しかも、デリバリーヘルスなど、深夜から早朝まで営業をしている店舗も多いので、いつ突発的にトラブルが起こっても店長は対応しなくてはならない。

しかし、その苦労は給料によって報われるのである

まず、店舗スタッフから昇格して、マネージャーや部長、副店長などの幹部スタッフになると、月給40~50万円の給料を手にできる。
さらにお店の売上に応じたインセンティブ(歩合給)も加算される。

そして、店長に就任するとインセンティブ(歩合給)の額はさらに増す。
月収100万円以上、年収1千万円以上も珍しくない。

2店舗、3店舗を管轄する店長ともなると、その収入も2倍、3倍となるのである。
ハードな仕事である反面、一攫千金のチャンスでもある。

4.どのくらい働けば店長になれるのか?

このように高収入を稼げる風俗店の店長職だが、そのポストに就くまで店舗スタッフで入店してから長い道のりがあるのかというと、決してそういうわけでもない。

店舗スタッフの入れ替わりは早く、業界的に年功序列などの制度も少ない。
いわゆる実力主義の世界なので、真面目に仕事をこなして有能なスタッフと上席から認められれば、トントン拍子で出世するケースは多い。

昇格するスピードは、お店や業種によって、また役職ポストの空き状況によっても変わるが、早ければ2~3年で店長になることも特別ではない。

ソープランドやファッションヘルスなど、長期間営業をしている風俗店は出世するスピードが緩やかであり、デリバリーヘルスなど新規出店が可能な業種では、短期間で昇格する人が多い印象を筆者は持っている。

5.店長に必要な能力(スキル)とは?

風俗店は、個人対個人の身体的コミュニケーションを商品としているゆえに、“究極のサービス業”といわれる。
同じ水商売でも、キャバクラやガールズバーのように、お酒やトーク、お店の雰囲気などでごまかせない接客業なのである。

その究極のお店を切り盛りするためには……
部下である店舗スタッフや女性キャストに対して、またお客様に対しても、ニーズを読み取るコミュニケーション能力が絶対不可欠である。

●部下である男性スタッフに対して
お客様や女性キャストにとって、リラックスできる清潔な環境を作り、お店でのひと時を気持ちよく過ごしてもらうことを心がけるよう指導する。
おいしいラーメン屋さんでも、店内やトイレが汚かったら台無しである。

●商品である女性キャストに対して
最善のモチベーションをキープして気持ちよく仕事をしてもらえるように、日々のコミュニケーションを取っていくことが大切である。
一人でも多くのキャストに出勤してもらうことが売上アップの必要条件。
キャストのやる気は、サービスの質に直結する。心のこもったサービスはお客様に伝わり、リピーター(指名客)へとつながるのである。

●お客様に対して
お客様がお店に対して何を求めているか、ニーズを読み取る
例えば、お客様からのアンケートを回収する方法を考えてみる……
スタッフが、プレイ後の慌ただしいなかでお客様からアンケートを取るよりも、Webでアンケートに応じてもらったり(次回割引券を発行するなど)して、より正直な感想を引き出す工夫をしてみる……等々。

また、風俗サイトの広告営業スタッフと情報交換やライバル店をリサーチして流行を読み取ることも大切である。
他店で好評だったか企画……
今はこの業種に女性が集まっている……
ウチにはないサービス内容やオプション……
自分のお店に活かせるならば、人材をフル活用して貪欲に吸収したい。

このような全方向へのコミュニケーション能力はもとより、店長に何よりも必要なものは、“稼いでやる”というモチベーションである。

風俗店で働くスタッフも女性キャストも、稼ぎたいから働いている。
店長自身が、日々誰よりも強く“稼ぎたい”気持ちで動いていなければ、部下からも女性キャストからも信頼はされない。

また、他のお店よりも“稼いでやる”という気持ちがあれば、自ずとお客様の動向に敏感になれるのである。

5.まとめ

風俗店の店長は、業界未経験の人がいきなり就けるポジションではなく、店舗スタッフとして経験を積み昇格して就業するポストである。

仕事内容は、現場の仕事をこなしながら、お店の司令塔として、店舗運営の高度かつ広範な業務も併せておこなうことが多く、かなりハードな仕事になる。

部下である店舗スタッフや、お店の商品である女性キャスト、もちろんお客様に対しても最高な環境作りを心がける気配りやコミュニケーション能力が必要な仕事である。

ハードワークゆえに収入は高額である。
幹部スタッフで月給40~50万円以上
店長になると月給100万円以上で年収1千万円以上を稼ぐことも可能。

そして、そのポストに昇格するためには、必ずしも長い期間が必要なわけではない。
ポストの空き次第では2~3年で店長に就任するケースも多い。

学歴・職歴・年齢など一切不問からの叩き上げで、しかもこのように短期間で高額な収入が稼げる業界が、風俗業界以外にあるだろうか……
夢のある業界であることは間違いない。